金曜夜10時にTBS系で放送している「不適切にもほどがある!」がおもしろい。
主人公の昭和61年の世界に住む中学体育教師の中年男性が令和の現代と昭和61年にタイムスリップで行ったり来たり。
バスの中で、タバコをすぱすぱ。暴力的、性的な言動、行動をコンプライアンスが厳しくなった令和で展開し、周囲から白い目で睨まれる。
この体育教師の年齢。昭和61年で40前後か?
ほぼ40年経過して、80前後になった男性がバス内でたばこを吸う主人公を白い目で睨んでいるのがまたおもしろい。
さすがの宮藤官九郎脚本だ。
昭和末期の昭和60年代。自分は20代前半でしたが、世の中全体が暴力容認で、仕事をしていても厳しい言動が横行していたと記憶する。
仕事に対しては滅私奉公で、明日やれるのに、その分まで仕事して帰宅が遅くなる雰囲気だった。
テレビCMで、24時間戦えますかって歌も流れた時代だった。
それが、無駄に働き過ぎで精神が病んだり、果ては自死することが問題となって、時間外労働を規制する働き方改革の世の中となった。
これ自体はとてもいいことで、嫌気が指して仕事を辞めることが減っていくと思われます。
精神的には、現代の令和の方が過ごしやすいが時代が熱かったのは昭和だった気がします。