同じ年で、勝馬が違う皐月賞馬、ダービー馬が揃って出たのが、2000年で23年ぶりでした。
その間、3000mを超えるレースを使うのが嫌われる傾向が強くなり、どちらか一冠の馬では、二冠を目指すことが減り、2000mの秋の天皇賞で勝つ方に価値を見い出すようになった。
ここ2年間は、3歳馬が連勝していたが、今年は3歳馬の登録はありませんでした。
菊花賞の結果は、ダービー馬のタスティエーラが2着、皐月賞馬のソールオリエンスが3着。
勝った馬が重賞未出走で前走が夏場の3勝クラス戦だったドゥレッツア。しかも3馬身半の圧勝でした。
このような馬を夏の上がり馬と言っていたが、このような馬が勝ったのがメジロマックイーン以来、33年ぶりでした。
2000年が20世紀最後の年で、今年の菊花賞の結果等を踏まえると古典的な感じを受けました。
ちなみに杉本清さんが菊花賞を実況した最後が本年。
偶然なんでしょうが、杉本さんが実況を辞めたら、長距離戦が嫌われる傾向になったとも言えます。
