表現の不自由 | うまとらたけのページだよん

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日々感じていることを書いています。野球シーズンだと阪神タイガースと高校野球の話題が多くなります。

大晦日の紅白歌合戦をしている時間帯で、常に民放ではトップの視聴率を稼ぐ「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」の派生番組笑ってはいけないシリーズの放送を今年は休止すると日本テレビが発表した。


制作側の日本テレビは、「出演者が全員50台となり、過酷なロケをさせるのは忍びない」ことを放送休止の理由にしているが、別な理由がある。

自分は、この番組を見たことがないが、罰ゲームで尻を叩くことを売りにしている。

この部分がやたらと厳しくなったコンプライアンスに従い、要は子どもに悪影響を与えていると放送倫理・番組向上機構(BPO)に釘を刺されたことは容易に想像がつく。

女性がするお笑いのネタだと、必ず容姿のことをいじることが多くなるが、3時のヒロイン福田麻貴が出演した番組で、「容姿のことをいじるネタがやり辛い」と吐露していた。


自分が子どもの頃から見ていたザ・ドリフターズ、ビートたけしさん、ダウンタウンの番組は、食べ物を粗末にする、性的なものが出る、特定の出演者が爆発等の仕打ちを受ける等、教育上悪いものはたくさんあったが、あくまでも出演者承知の見世物。それを見る見ないは個人の自由だ。


お笑いでも他の芸能でもそうなのかもしれんが、世間の雰囲気に委縮して、当たり障りのないものを作ってしまうのも本末転倒。

表現の自由と言いつつ不自由だらけな昨今の風潮を憂います。

志村けんさん、存命だったら「バカ殿」の新作を作れないと嘆く姿が想像できますね。