この日の目玉企画
 
「おかいものdeぼうさい」
そして
「ゲリラ防災訓練」参加者から
 
60代代表、山元宏和さんと、
ママ代表、宮森かおりさん
 
このお二人からの
実践報告です!
 
 
 
 
まずは
 
{84E7152C-7BA0-4DC8-8819-A824CD57CF7A}

山元さん。
 
購入したものは、こちらダウン
 
{9AC31CD3-BE79-4E78-A2A9-5EA421858525}

 
 
私は、「災害」と聞いて、まずは
「食」の確保を
真っ先にイメージしました。
とにかく何か食べないと…と。
 
水は当然必要なので購入し、
次に、カップラーメンを購入しました。
 
庭にある柿の木の枝をポキっと折って
火を起こせば、お湯くらいなら
なんとかなるだろうと思っていたので。
 
 
そして、次に購入したのが
「さとうのごはん」です。
 
私、実は、「さとうのごはん」は、
蓋を開ければ、そのまま、すぐに
食べられると思っていたんです。
温めなくても、そのまま食べられる、と。
 
 
でも、それは間違いだったということを
今回、初めて知りました。
 
 
でも、購入したので、
試しに、温めずに
そのまま食べてみたら…
 
 
{5A57B0DA-32DC-47D3-A8BB-A2DDEAD1658E}
まずかった。
 
「味噌汁かけたら?」と言われたので、
実際にやってみたけど…
 
{C212A636-3385-4350-98DB-2BD2BD54F97F}

 
やっぱりまずかった。
 
 
そこで、
我が家が半壊したと想定して
庭で火を起こして、湯を沸かし、
ビニール袋に「さとうのごはん」をいれて
湯煎をしてみました。
 
{00E7C590-6003-4721-8110-2A3B385231DF}
そうしたら、なんとか美味しく
食べられました。
 
 
 
でも、実際に訓練をして見て、
自分は、本当は何が欲しいのか…
改めて考えると
ビールやな〜って思います(笑)
 
 
 
……
 
そして、次は、
 
 
{18CEAB97-5049-4C44-B858-6C7ED8736AF8}

ママ代表、かおりさん。
 
買ったものはこちらダウン
 
{68C69961-01E3-4E50-AC9E-F1B006300389}

 
私は一歳の息子がいるので、
真っ先にオムツを買いました。
 
災害時、オムツは貴重なので、
なるべく変えないように…と思う反面、
 
やっぱり
子どもの肌はとてもデリケートなので、
普段通り、オムツを変えてあげたいと
思い、真っ先に購入しました。
 
 
でも、1歳児の尿は、そんなに多くなく、
短時間で、オムツがパンパンになることは
あまりありません。
 
そこで、災害時に、
使用済みだけれど、
まだ余裕がありそうなオムツを
大人用として再利用できるのでは…
と思い、この実験を思いつきました。
 
 
実験内容はこちらダウン
 
 
 
使用前のオムツは
何回かに分けて、最大800㎖の水を
吸収することができました。
 
{DC569FDE-41BE-42C3-986C-D7FD86C31AC2}

 
その後、息子の使用済みオムツを使い、
実際に、私が用を足してみました。
コップに取ったりせず
直接、用を足してみました。
 
 
その結果、息子の使用済みのオムツは、
限度はありますが、
ちゃんと大人用として
再利用できました。
 
 
 
この訓練をすること、
本当は、ものすごく
恥ずかしかったけれど…
 
でも、災害が起これば、
恥ずかしいとか、
気にしている場合じゃないって
思ったので
勇気をだして、実践してみました。
 
 
 
 
 
 
……
 
 
 
 
2人の実践報告が終わり 再び、
山口先生。
 
{E90CCB8E-A06C-4912-B994-620E59505F61}
 
茨木のイオンモールでは、
商品を購入して終わりだったのですが、
 
今回は、このように
実際に購入したものを使って、
「ゲリラ防災訓練」が実施されました。
 
 
 
「ゲリラ防災訓練」については、
 
「ゲリラ防災訓練 うちの場合(笑)」(http://ameblo.jp/umareru-minakusa/entry-12144643623.html)などをご覧ください。
 
 
ただ、今回の
「おかいものdeぼうさい」が、
既に実施された
「ゲリラ防災訓練」とが
重ね合わさったことで、
改めて確認したいことは、
「防災」に、
正解・不正解はないということです。
 
 
 
 
「なぜこの品物を買ってきたのですか?」
それに対して、「正解」はない
ということです。
 
 
 
{F0C36A61-A3F3-4F87-9F70-A0DA98B3F925}

 
「最適解」
 
これを自分で作って行くことが大切です。
 
その場その場で合うように、
一人一人が答えを作っていく
ということです。
 
 
 
そして、
「最適解」を導くために必要なのは
 
「適切な問い」です。
 
自分が今置かれた状況を整理した上で、
「はてさて、どうしたら良いか?」
答えの前に、
そのような問いが必要なのです。
 
 
答えに対する正解・不正解を 
判断するよりも、
なぜそれを答えとしたのか、
問いを問い直すことが大事です。
 
 
 
防災グッズのリストを与えられて
それを買い揃えたから大丈夫…
ということではなく、
 
「自分にとって、本当に必要なものは何か」
という問いを設定し、
問いを問い直すことで、
「もしも」のことを「いつも」
考えていく習慣がついていくでしょう。
 
 
そうすると、
「まさか」のときに必要なもの、
つまり、防災の「答え」ではなく、
極度な状況にどう「応え」ていくか、
身構えができていくでしょう。
 
 
そうして
「まさかの時」を
いつも考えていて欲しいのです。
 
 
 
 
「防災」は、災を防ぐこと。
 
それに対して
 
「減災」は、災を減らすことです。
 
 
残念ながら、
災害自体を減らすことはできません。
 
だからこそ、災害が起こった後に
被害をどれだけ減らせるか…
 
それを考えて欲しいのです。
 
 
「防災」ってなんだろう…
 
それを考えることが
大事だと思っています。
 
 
……
 
 
最終回につづく。