前回のブログに、高校の先生からコメントをいただきました。
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こんにちは。私は高校で教師をしている30代半ばのおっさんです。
休み時間にちょくちょく打っています(笑)
一人っ子ではなく真ん中っ子の事なのですが...もうすぐ学年末テストがあります。
クラスでも毎回一桁に入るくらい成績の良い真ん中っ子の女子がいるのですが
実は彼女、全然勉強していません。テスト勉強1日1時間程度しかしていないらしいの
ですが成績は良いのです。
もう学年末だし本気の力を出して欲しいと思い、休み時間に彼女に「学習能力は高いんだし
もうちょっと頑張れる
んじゃない?今年最後のテストだし。君が思いっ切りやったらもっと上がると思うよ?」と
言ってみたら『勉強は嫌いだし、しようと思ってもやる気が出ない』との返事。
「クラスで1位になるつもりで頑張ってみて。
もったいないよ」と言うと『頑張っても褒めて貰えなかったら意味無いんです。』と言われビックリして
「誰に褒めて貰いたいの?」と聞くと『親です。けどどんなに頑張っても兄と弟の事しか
褒めないから意味が無い
1番認めて欲しい人に認められないんだったらやる気出ないし頑張れない。』と言われました。
何と言ったら良いのか分かりませんでした。真ん中っ子にはこういう子が多いのですか?
そして私はやっぱり彼女に才能を開花させて欲しいのですが何と言ってやるべきなのでしょう?
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高校教師さま コメントありがとうございます。
彼女は、男 女 男の真ん中っ子さんとのことですが、成績も優秀であることのからも
要領のよさが見えます。真ん中っ子さんは、状況をみたり、空気を読む練習が
兄弟で過ごす日常の中で、早くからできているので、要点をおさえることが得意です。
だから、勉強時間が少なくても、点数がいいのかもしれません。
それが、反転すると、空気を読んでしまうばかりに、ダントツ一番になることを怖がる
傾向にあります。
みんなと同じ、ほどほどが心地いい状態です。
これが彼女の一番になるために思いっきりやるという気持ちにブレーキを
かけているのかもしれません。
気になった部分は
>『頑張っても褒めて貰えなかったら意味無いんです。』と言われビックリして
>「誰に褒めて貰いたいの?」と聞くと『親です。けどどんなに頑張っても兄と弟の事しか
>褒めないから意味が無い。
>1番認めて欲しい人に認められないんだったらやる気出ないし頑張れない。』と言われました。
真ん中っ子の特性としては被害者意識が高い。「どうせ私は・・・」が口癖なんですが、
この「男、女、男」の
生まれ順では、真ん中っ子は子供の中の唯一の女性として姫扱いされるので
被害者意識が起きにくいんです。
では、なぜ彼女がそう言ったのか、このコメントからはわかりません。
生まれ順の他に「男子は家を継ぐべきもの」のような
性別の考え方が人の考え方に影響するということもあります。
しかしながら、なぜ彼女がそう言ったのか、このコメントからはわかりません。
とはいえ、兄弟姉妹の中で、邪険にされてしまう生まれ順がこの真ん中っ子です。
彼女だけではありません。
世の真ん中っ子の多くが「自分だけ愛されていないのではないか。」と
思ってしまうんです。
ここは、「真ん中っ子はみんなそうなんだよ。」ってカラッと笑ってあげたいところです。
そんな真ん中っ子の特徴の1つが家から出たい欲求です。
親との問題に悩んでいる真ん中っ子には、自立を進めます。
親も親の思考の癖や、抑圧から抜けられません、親の兄弟間での上下関係、
甘えの関係から自由になれていない可能性があります。
そんなことに立ち止まっているよりも自分はさっさと自立した方がいいんです。
そもそも親に褒められるということは、それ程、重要でしょうか?
親に褒められた子が、社会に出ても同じように褒められるわけではないですよね。
生活の中で家庭が占める割合がまだ大きい高校生は「親からの評価」を
過大評価しているのです。
その評価軸の外に出てみると、全然違う世界が見えるものです。
生徒さんには生まれ順の本
『相性が悪い!』を進めます。
淡々とニュートラルに、小難しく、感情を排除して書いてある人間関係の本です。
相性が悪いのは、誰かや自分のせいではなく、生まれ順の影響があると書いてある本です。
その理由がみっちりぎっちり書いてあるので、本の厚み以上に読みがいがある
学術本に近いものです。
そんな本にも関わらず、「感動した」「目が覚めた」「泣けた」という感想をいただく
不思議な本でもあります。
ぜひ読んでみてください。
親に認められないのが悲しいと打ち明けられる先生に出会えたのであれば、
彼女が元気になれるのも、あと少しではないでしょうか。