敗訴したが100万円弱の利益を得た | La Vie Riche

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私は恥ずかしながら家賃を3か月滞納し
 
貸主の代理人弁護士から裁判所に
 
強制退去の訴状を提出をされて
 
受け取ったことがあります。
 
 
 
しかし代理人は貸主から多くの情報を
 
受け取っていませんでした。
 
 
 
訴状を読んだ私には容易に理解できました。  
 
貸主は私が弁論せず即退去させられるという

 
過信があったのだと推定できます。
 
 
 
賃貸契約書の第一条に
 
貸主は借主の家賃滞納が一回でもあった時は
 
借主に即時、強制退去を命ずる事ができる。
 
という条文がありました。
 

 
第一条を以って強制退去させる、と
 
言われたら何も抵抗はできません。
 

 
代理人は第一条以外で退去を求めました(笑

 
 
私は契約条項と関連法律を全て読んで理解し
 
弁護士無し、一人で口頭弁論に臨みました。
 
 
 
代理人の書面には不備が多く私は口頭弁論を
  
合計4回行うことができました。
 
 
 
弁護士は殆ど発言しませんでした。
 
私の主張に反論できるだけの準備を
 
怠っていたからです。
 
 
 
最終的には強制退去の判決が出ることは
 
当然のこととして承知していました。
 
 
 
しかし当時、私の人生で最も経済的に
 
苦しい時期でした。
 
新居の敷金と前家賃及び引越費用として 
 
最低35 万円の資金が必要でした。
 
 
 
その為には弁護士の不備を突いて
 
判決を先に伸ばす必要がありました。
 

 

 

詳細は省きますが私は様々な不備を
 
弁護士と裁判官に陳述しました。 
 
 
 
私にとっては当然の主張でしたが
 
一度だけ裁判官を怒らせてしまいました。
 
 
 
もちろん冷静にゆっくりとですが
 
「乱暴な発言を慎む様に」と言われました。
 
それは保証会社が無ければこの契約は
 
成立しなかった、と言う発言に対してです。
 
 
 
何故、裁判官が怒ったのかを判ったのは
 
3年住んだ上で契約無効を主張したからです。
 

 

 

係争中には家賃の請求は一切ありません。
 
そのことも自分で調べた上で知っていて
 
少しでも裁判を延ばせるように努めました。
 
 
 
その結果約 40 万円の資金ができた時点で
 
新居に引っ越しできました。
 
 
 
その約3週間後に6月◯日の午前8時に
 
強制退去執行の為、鍵を開けて
 
(鍵屋という職業があり本物の鍵がなくても 
 
鍵を開けて入ることができます)
 
室内に立ち入ったが誰もおらず
 
荷物も何も無かった、という趣旨の
 
裁判所からの強制執行の結果の通知が
 
現住所に届きました。
 
 
 
結果的に10 か月分の家賃を滞納しましたが
 

貸主からの請求はありませんでした。
 
 
 
何故ならこの賃貸契約には貸主指定の
 
法人の連帯保証人が付いていて
 
仲介者を含め4者契約になっていたのです。
 
 
 
保証会社が私の連帯保証人になっていました。
 
契約条項には借主が支払いを遅延したら
 
連帯保証人が速やかに貸主に支払う、という
 
条文が在りましたが完全には履行しませんでした。
 
 
 
弁護士の書面では保証会社の支払金額が
 
合わないのでそれを指摘したら
 
数字合わせの為貸主が保証会社へ返金した???
 
と書面での提出がされました(笑
 
 
 
貸主は債権者です。
 
借主と保証会社は債務者です。
 
債権者が債務者に金員を返す。
 
100% あり得ない話です。
 
 
 
ここを弁護士と裁判官に再確認して
 
書記官(弁論の内容の記録係)に直接
 
先程の私の主張を必ず記録してくださいと
 
念を押して置きました。
 
 
 
私は裁判に負けてもあらかじめ準備して
 
金銭の請求ができない様に弁論したのです。
 
(この裁判は強制退去の件で金員は別問題) 
 
 
 
仮に金員の請求に関わる裁判を起こされても
 
強制退去の裁判の記録を謄写して
 
証拠として提出すれば私の勝訴は
 
絶対に間違いないのです。
 
 
 
第一条を主張されたら約2週間後に判決が出て
 
約4週間後に強制退去を受けるしか無いです。
 
 
 
決して良い例とは言えませんが
 
私は一人っきりで裁判に負けても
 
実質的には金銭的な勝利を得たのです。
 
 
 
100 万円弱の請求をできない様にした。
 
という事実を裁判を通して残しました。
 
 
 
私は人生に大切なことを教えてくれる方しか
 
先生とは呼びません。
 
 
 
教諭、医者、弁護士等には先生と呼べる人は
 
そう多くはいないのが事実です。
 
 
 
この裁判の原告代理人弁護士は
 
弁護士を名乗るだけで
 
一般人に威圧感を与えられると勘違いしてる
 
弁護士でしたので助かりました。

 

貸主は弁護士を「先生」と呼んでいたでしょう(笑
 
 
 
あなたが弁護士の助けを必要とした場合
 
十分に吟味しないと酷い目に遭う可能性が
 
あることを頭に入れておいてください。
 
 
 
その前に「法テラス」という
 
30分無料相談の施設がありますので
 
まずはそこへ相談してください。
 
 
 
30分は短いですから予めご自身で
 
関連法律等を勉強したり
 
これについてこう反論したいなどと
 
下準備をしないと何の成果も得られない
 
可能性があることをご理解ください。

 

 

 

因みに経済的に余裕ができた時点で

 

請求が来なかった家賃は全部清算しています。