しちゅっさ~美ら海水族館 | 馬の会長日記

馬の会長日記

「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

2014年の暮れ12/27(土)~31(水)の4泊5日で行ってきた沖縄家族旅行。

沖縄の時間の流れに感化され、この旅日記もの~んびりと更新しております。

沖縄本島には何度か訪れてはいるのですが、今回は子ども2人を連れての旅なので、
我が家には珍しく予定もほとんどたてずにのんびりとウチナータイムを満喫♪

しかし、その「なんくるないさ~」の風土に、恐ろしい落とし穴が最後の夜に待っていようとは・・・

到着した初日は「アメリカンビレッジ」で一泊し、2日目は「琉球村」でシーサーの色塗り。

そして、気合の前泊で迎えた3日目はこの旅の最大の目的地「沖縄美ら海水族館」にやってきましたぁ~♪

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美ら海水族館の人気者「ジンベイザメ」のモニュメントで写真を撮り、
エスカレーターを下ると目の前には「伊江島」が浮かぶエメラルドグリーンの海の絶景が迎えてくれました。

Wiiばっかりやっている長男「たっちゃん」はこの「伊江島」を
『Wiiスポーツリゾートの島だ!』と呼んでテンションあげあげ↑
でもここにはゲームではないホンモノの世界が待ってるよ。

水族館の入口に誘うカーペット描かれたサメの泳いだような跡たどって入場!
出迎えてくれたのは楽しそうに「エイサー」を踊る「ジンベイザメ」オブジェ。

これはスタッフの人が記念撮影をしてくれて、帰る時にこの写真をプリントしたものを販売してくれるというもの。
写真を買わなくても無料でカードサイズのプリントももらえますよ。

我が家も4人でハイビスカスのレイを首から下げてしっかりと撮ってもらっちゃいました♪

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ちなみに「美ら海水族館」の入口は3階にあって、2階、1階へと下って行くつくりになっていて
まるで深い海に潜って行くかの様。

その各フロアには沖縄の海を象徴するテーマを設けられ、最初のフロアは「サンゴ礁への旅」と名付けられています。

そこでの最初の水槽は浅瀬にすむ生き物たちを見て触れて学ぶタッチプール「イノーの生き物たち」。

「イノー」とは、沖縄の方言でサンゴ礁に囲まれた浅い海「礁池」のことで、
そこに生活するトデやナマコなどを見て実際に触れることができます。

これは子どもの教育上いい貴重な経験になるなぁ。 埼玉には海が無いしね。

と思っていたのですが、長男は『気持ち悪いぃ~』と言ってビビっちゃっています・・・

た、確かに気持ち悪い形をしてはいますが・・・何を言っているんだ!
さんざん新潟の水族館「マリンピア日本海」のタッチ水槽で触りまくっていたくせに。

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ここはお父さんが率先して触る姿を見せなければ!

と、その効果あって長男もしだいに慣れて触れる様になってきましたよ。

そんな長男にはこの水族館にもっと興味を持ってもらえるように今回1つの課題を与えました。

それは館内のいろんなところに各テーマそったA4サイズの「美ら海観察ガイド」という無料の解説書が
全10種が置かれているのですが、それを見つけて集めること!

集めた解説書を売店の「ブルーマンタ」で売っている専用クリアファイル(540円)に納めれば
海の生き物図鑑の完成!・・・というものですが、そこまではいいでしょう。

作戦通り、長男もくまなく積極的に館内を見ています。

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一方、自由に歩ける訳でもない次男の「ともちゃん」にとって「水族館」は楽しいものなのだろうか?

そう心配しましたが、今まで見た事のない世界に興味津々。
アクリルの水槽越しですが、テレビの映像ではなく
本物の海の生き物だということがわかっているのでしょうか?

小さな目を見開いて泳ぐ魚を追うだけでは飽き足らず、水槽の向こうで泳ぐ魚を触りたくてしょうがないみたいで、
手を一生懸命のばしてましたよ。

でも手垢で汚れると見えにくくなっちゃうからか?水槽には触っちゃいけないみたいですが。

「美ら海水族館」には無料で借りられるベビーカーがあって、本当は次男をそれに乗せるつもりだったのですが、
入場した時にはすでに全て貸し出されていました。

ずっと抱っこヒモに拘束された状態ではかわいそうだと思っていたのですが・・・

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でも結果的にはベビーカーじゃなくて正解!

この日は月曜日だったのですが、なんとベビーカーの移動なんて無理なほど超混みだったんですよ!
平日だって言ってもみんな年末のお休みですもんね。

水族館は水槽の前での~んびりと泳ぐ魚を見ながら癒されるっていうのも魅力なのに、
これじゃあ、まるで「上野アメ横」状態ですよ。

しかも、聞こえてくる言葉は韓国語や中国語ばかり。
みんな海外旅行で日本にきてるんですねぇ。

そしてみんな水槽の前で「自撮りスティック」を掲げて写真を撮りまくり。
この「棒」、ディズニーランドでは禁止ですが、めちゃくちゃ流行ってるんですね。

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ここ「美ら海水族館」は国営公園「海洋博公園」の中にある施設の内の1つで、
水族館の周辺にも楽しめる施設はいくつもあるのですが、
前情報によると、午前中は水族館に集中するので混み、午後は分散するので比較的空いてくるそうなんですよ。

であれば、退館時に「スタンプ」を手に押してもらえばまた再入場できるし、
また午後になったら再入場しようかな。

ということで、特にエサやりや説明会などの時間は気にせず、流れにまかせて一通り見ることに。

「サンゴの部屋」では模型を使ってサンゴ礁に生息する危険な生き物を紹介していて、
長男が人ゴミを気にせず夢中になっていました。

「サンゴ礁への旅」の「個水槽」にいた巨大イセエビや、
沖縄の淡水域に生息する生き物を集めた「水辺の生き物たち」の巨大オオウナギなどにはボクもビックリしましたが、
同時に「エビフライやかば焼きにして食べてみた~い♪」なんて感情が水族館で湧いてきちゃうのは邪道?

いやいやこれも、「喰うか喰われるか」の自然に出た本能ってことかもしれませんね。

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つづいて美ら海水族館のメイン「黒潮の海」エリアへ。

容量7,500m³の大水槽に巨大な「ジンベイサメ」や回遊魚たちの姿が見られる人気スポットだけに、
さすがに人も多く身動きがとれない状態に。

大阪の「海遊館」以来見る「ジンベイサメ」の迫力に目を奪われながらも、ここは後ほどってことで、
サメの生態が詳しく分かる「サメ博士の部屋 危険ザメの海」へ。

ここでも触れられる模型がたくさんあって、またもや長男はそれに夢中に。

・・・もしかして長男はホンモノを見るより、模型を触る方が好き?

深海魚を中心に紹介する「深海への旅」の暗いエリアはほとんどスルーって感じで、
足早に館外に出てきちゃいました。

そして目指したのは「オキちゃん劇場」。

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ここではオキゴンドウやミナミバンドウイルカたちの「イルカショー」や「ダイバーショー」が見られるのですが、
なんと!ここって水族館に入場しなくても見られる無料のスポットなんですよねぇ。

この「海洋博公園」にはそんなお得な施設がたくさん!
近所に住んでいたら毎日通っちゃいそうですよ。

イルカショーも新潟の「マリンピア日本海」で散々見てきましたが、
この冬の時季は室内でしたし、やっぱり日本海をバックの行うショーよりも
青い海とそこに浮かぶ「伊江島」の風景をバックに繰り広げられるだけでもう気持ちが高ぶります↑

ダイナミックなジャンプも見逃せませんが、イルカたちが「エイサー」を歌いながら
踊るのが何ともかわいくて会場もあたたかい笑いで包まれて最高でしたよ。

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そしてつづいて行ったのはお隣の無料スポット「イルカラグーン」。

ここで長男は「イルカ給餌体験」にも参加しました。

参加は無料ですがエサの魚は500円で購入し、
エサをあげる前にはイルカが病気にならない様にしかりと手を洗います。

またその後、イルカを間近で観察することのできる「イルカ学習会」と「イルカふれあい体験」もあり、
イルカにも直接触らせてもらいました。

こういった家では体験できないことに出会えるなんてうれしいですね♪

さて、イルカがエサを食べているのを見たら、ボクらもお腹が空いてきちゃいました。

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以前ここに来た時は水族館内にあるカフェ「オーシャンブルー」で、
「黒潮の海」の大水槽を眺めながらのんびりとタコライスを食べた思い出があったのですが、
さすがに今回は混んでいたのでキビしいでしょう。

ってことで、外のある軽食コーナーの「オキちゃんパーラー」で
カツオ飯のついた「沖縄そばセット」「あぐーメンチカツ丼」「ホットマンゴードリンク」などを食べましたが、
見た目ではあまり混んでいなかったのに、結構な時間ならびましたよ。

店員さんがウチナータイムでの~んびりしているからなのか?
それとも、外国人が多く注文をとるのに時間がかかっているのか?はわかりませんが、
さすがに沖縄といえども冬なので、海風にさらされ身体はすっかり冷えてしまいました。

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ってことで次は海水族館に隣接されている無料室内施設の総合休憩所「美ら海プラザ」へ。

ここは休憩所って言っても、迫力のあるクジラの骨格標本が天井から吊り下げられていたり、
ちょっとグロい、日本でも数少ない貴重な「メガマウスザメ」の液浸標本があったり、
さらには息子の大好きな触って動かして楽しめる模型展示もありで、
かなり楽しめ勉強できる充実した施設でした。

次も無料スポット「マナティー館」では人魚伝説のモデルとなった草食性の哺乳類「アメリカマナティー」がお食事中でした。

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手でエサの野菜をつかみながらモグモグしている姿はとてもかわいくて、
水槽の前に並んでいるイスに座ってしばらくその様子に見入っちゃいましたよ。

特にエサの時間は提示してないので、この姿を偶然見られたのはラッキーなんだそうです。

今まで人魚のモデルとなったもう一つの哺乳類「ジュゴン」といまいちゴッチャになっいたのですが、
この機会に主に尻尾の形が違うまったく別の動物である事を知りました。

そのお隣にある無料スポットは「ウミガメ館」。

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ウミガメは世界に8種いるそうなのですが、ここでは「アカウミガメ」「アオウミガメ」
「クロウミガメ」「タイマイ」「ヒメウミガメ」の5種いるそうです。

人も少なかったのでここで次男は抱っこから解放。
次男も興味深そうにカメを見ていましたが、それ以上に人間の赤ちゃんに興味を持ったのがウミガメたちで、
水槽の向こうから興味深そうにこっちを見て近寄ってきましたよ。

やっぱり「赤ちゃん」というのは、全動物共通でかわいいと思うものなのかもしれませんね。

・・・と、そんなのんびりした時間もつかの間。
また外国の方の団体さんがやってきたので「ウミガメ館」をあとにしました。

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ここは「ウミガメ館」の隣にあるちょっとした浜辺。

このサンゴ砂のキレイな浜辺には実際にウミガメが産卵にくるそうですよ。
それも毎年夏に「ウミガメ放流会」も実施していてこれまでに何千匹もの仔ガメが
この「海洋博公園」から旅立っているからなのでしょうね。

そんな美しい浜辺で遊ぶ長男は、やっぱりこの日一番楽しそうな表情を見せていました。

生きた動物を見られる水族館もいいですが、それでもそれは人間の作った施設内のもの。
やっぱり自然の中でホンモノに触れ合うというのが一番なんですよね。

ただ、普段の暮らしにそんな機会がほとんど無いから水族館の存在はありがたいのですが。

さて日も傾いてきてしまったし、その水族館に再び戻りましょう!

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おお!やっぱりスゴい迫力だ「ジンベイザメ」!!

そう、水族館に再入場するタイミングとして1日15時と17時の2回しかない
「ジンベエザメの給餌解説」の時間合わせてきたんですよ。

さすがに夕方になれば午前中ほどの混雑は無く、1階の水槽にへばりついて見る事ができました♪
って言っても肉眼での迫力は抜群でしたが、あまりにも大きすぎてボクの広角レンズのデジカメでも全体は入らず
斜め撮りになってしまいましたが・・・

水面に投下されたエサの「オキアミ」を海水ごと吸い込む姿はまさに怪獣・・・いや海獣ですよ。
この水槽にはジンベエザメが3尾いるのですが、
3尾とも縦になる風景はいったい自分は何を見ているのかわからなくなってしまいます。

これが魚の姿だなて・・・

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ちなみに主役は「ジンベエザメ」でしょうがないですが、「ナンヨウマンタ」が優雅に羽ばたく姿も好きですし、
あと「黒潮の海」大水槽には以前にはいなかった「マダライルカ」の泳ぎも
また「イルカショー」とは違っていて新鮮でした。

しかしその感動もつかの間、ここで長男が力尽き『眠~い・・・』とグズりはじめました。

それもそうだ。 朝から歩きまわり、しかもテンション高めでずっと過ごしてきたんだもん。
まあこのままホテルに帰ってもいいけど、抱っこしていくにはちょっと重いし、
まだ行っていない「美ら海シアター」でしばらく休憩をしよう。

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「美ら海シアター」では約20分間のハイビジョン映像を定期的に流すシアタールームで、
長男が寝るには最適な環境。

映像は「美ら海に生きる」「沖縄 黒潮の海」「沖縄 サンゴ礁の海」の3種類あるそうで、
沖縄の海に住む生き物たちの生態や、沖縄の人々と海との関わりをしばらく勉強しましたよ。

そして、実はこの映像が映し出されるスクリーンの後ろには「黒潮の海」の水槽が見られる窓になっていて、
上映時間外ではるスクリーンが開けられるので、ここでも「ジンベイザメ」の姿を座っての~んびりと見る事ができました。

まあ、長い時間見ていたので最初の感動は徐々に失われていきましたが。

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そうこうしている内に、閉館時間の18時半がせまってきたので、
相方に次男を渡し、長男を抱っこしながら最後に行ったのは水上観覧コースの「黒潮探検」です。

これは「黒潮の海」大水槽を上から観覧できるバックヤード的なところで、
あのアクリル越しだった「ジンベイサメ」がより近くに感じられる気がします。

しかし、「サメ博士の部屋 危険ザメの海」の水槽も隣にあり、「万が一そこに落ちたら命が無いな」と恐怖心もあり、
長男を落とさない様に気をひきしめましたが・・・

そうこうしているウチについに一日たっぷりと思い出をつくった
「美ら海水族館」は閉館の時間を迎えてしまいました。

いやぁ~もっといろんなところをゆっくりと見たかった~ でも体力的にも時間的にも充分満足満足♪
しちゅっさ~(好きだなぁ)「沖縄美ら海水族館」。

次男がもう少し大きくなったらまた来たいと思います。

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さて、「美ら海水族館」を後にした我が家もお食事タイム!

これまで沖縄郷土料理もけっこう食べてきたので、ここは思考を変えて沖縄のアメリカ文化が生んだ
地元グルメ「ステーキハウス88」美ら海店にGO!

沖縄は歴史の背景からアメリカ文化も浸透し、ステーキ店も多いそうなんですよ。

その中でも「ステーキハウス88」は沖縄県内に数店舗あるチェーン店ですが、60年もの歴史がある老舗。

1955年、沖縄に駐在するアメリカ軍が母国にある有名キャバレーを懐かしんで名つけられて開業した
「Aサイン」認可店「CLUB88」がルーツで、1978年にステーキハウスとして生まれ変わりました。

ちなみに「Aサイン」とは、戦後のすぐのアメリカ統治時代、アメリカ軍が当時の沖縄の劣悪な飲食店環境に驚き、
アメリカ軍の審査の元、衛生面など一定基準を満たしたお店のみに与えられた営業許可証のことで、
「A」は「Approved」(許可済)の頭文字。

本土復帰を機にこのサインは無くなりましたが、
安心して飲食できた「Aサイン」のあるお店は連日アメリカ軍で賑わったのだそうです。

・・・ってな事が、トイレに書いてあったので、長男のトイレ待ちの時にまじまじと読んでしまいました。

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石垣牛をはじめとする県産和牛やアグー豚など20種類以上のメニューがあって目移りしましたが、
やっぱり食べたのはこのお店の基本メニュー「オリジナル88ステーキ」(2,300円)スープ、サラダバー、ライスorトースト付き。

アメリカ式の堅く歯ごたえのある赤身の多い牛肉が200g!
これに88オリジナルソースの「A1ソース」や「にんにくじょうゆ」、「シークァーサードレッシング」をお好みでかけて食べる!

このボリュームをペロリと食べてしまうアメリカ人はやっぱり胃袋のつくりも違うんだなぁと切実に思いましたが、
沖縄の方も深夜までお酒を飲んで、その後のシメにステーキを食う習慣があるらしいんですよ。

同じ日本人でも、環境の違いで変わるもんですねぇ。

いやぁ~ボクは1回旅に行くと3kgほど体重が増えてしまうのですが、
名物が多すぎるこの旅はそれだけじゃ済まなそうですね。

もう満腹、満足で、ごちそうさまでしたぁ~♪

「ステーキハウス88」美ら海店

沖縄県国頭郡本部町浦崎278-3
電話:0980-51-7588
営業時間:7月~9月 11:00~23:00(LO 22:00)
     10月~4月11:00~23:00(LO 21:00)


さあ、メインの「沖縄美ら海水族館」も終わってしまい、沖縄滞在も実質あと1日。

しかし、その4日目の夜にあんな事が起こるなんて・・・


この記事もの~んびりと更新していくので次はいつになるかわかりませんが、
それでは、マタヤーサイ(またね)・・・つづく。