相方のお腹も大きくなり、次男が生まれる日も近くなってきました。
そこで、次男が生まれるとなかなか遠出も出来なくなるので
その前にちょっと泊まりで家族旅行を計画する事に。
その前にちょっと泊まりで家族旅行を計画する事に。
どこに行こうか?
いろいろと候補はあがったのですが、訳あって新潟に行くことに決定!
いろいろと候補はあがったのですが、訳あって新潟に行くことに決定!
そう、埼玉県に住んで初めての県外旅行は、結局2ヶ月前まで住んでいた
新潟県に行くことにしたんです。
新潟県に行くことにしたんです。

11/22(金)の「いい夫婦の日」に代休をとり、富士山がくっきり見えるほど晴れ渡る埼玉を出発~♪
しかし上越新幹線が長いトンネルを抜けると、鮮やかな紅葉の間に白い斑点が!?
湯沢の雪が降った跡に驚いたのもつかの間、浦佐、長岡、燕三条と進むにつれて風景は暗くなり、
新潟駅に着くと「鉛色の空」となっていました。
新潟駅に着くと「鉛色の空」となっていました。
あぁ、早くももうボクが嫌いだった雪国の冬到来かぁ・・・
と、新潟駅を降りた時の感想は、旅行者の高揚したテンションでもなく、
かと言って、懐かしさを感じるほど時間も経っていないという、まさに新潟の住民そのもの。
かと言って、懐かしさを感じるほど時間も経っていないという、まさに新潟の住民そのもの。
単に駅前までブラリと来た感覚ですよ。

なので、新潟名物の「へぎそば」を食べる訳でもなく、「タレかつ丼」が恋しくもならず、
普通に駅の近くでエスニック料理をランチとして食べました。
「えぇ~っ、すれ違いッスよ! 今まさに新潟駅に着いてランチを食べてるところだよ~」
と返信したら、まさに「わかちゃん」も新潟駅にいてこれから新幹線に乗るところだったんです。
と返信したら、まさに「わかちゃん」も新潟駅にいてこれから新幹線に乗るところだったんです。
ボクらが食べているお店にかけつけてくれて、ほんの少しだけ話しましたが、
こんなに奇跡的な偶然の出会いだったのに、新潟の景色同様、見慣れ過ぎた顔に
それほど懐かしさや感動はありませんでした。
こんなに奇跡的な偶然の出会いだったのに、新潟の景色同様、見慣れ過ぎた顔に
それほど懐かしさや感動はありませんでした。
でも頭で考えればこの風景も、「わかちゃん」との再会も、
もう日常じゃないとっても貴重な事なんですよねぇ・・・
もう日常じゃないとっても貴重な事なんですよねぇ・・・

そう最初に思わせてくれたのはレンタカーで走り出した時。
これまで自分の車で自由に行けた場所に、わざわざ「わ」ナンバーを借りなければ行けない。
やっぱり周りの人から見たらほぼ県外からの旅行者ですよね。
やっぱり周りの人から見たらほぼ県外からの旅行者ですよね。
なんだか複雑な気分。
しかもナゼか借りたマーチは「札幌ナンバー」だし・・・
しかもナゼか借りたマーチは「札幌ナンバー」だし・・・
で、その借り物の足でまず向かったのは、観光地や商業施設でもないんです。
そこはこれまで我が家が住んでいた賃貸物件の場所。
まあ目的の場所がそっち方面だったので自然とそっちに寄り道したくなってしまったのですが、
それを告げてなかった相方もちょっと行きたい気分だったみたいです。
まあ目的の場所がそっち方面だったので自然とそっちに寄り道したくなってしまったのですが、
それを告げてなかった相方もちょっと行きたい気分だったみたいです。
まあ、見て何をするって訳ではないんですが、まだ借り手がついてなさそうな感じがして
ナゼかちょっとホッした自分がいました。
ナゼかちょっとホッした自分がいました。
もうここに帰る家がある訳でもないのにね。

そしてこの家を経由して向かったホントの目的地は、相方家のお墓だったんです。
今回の旅先を新潟に決めた一つの理由に、このお墓参りすることもあったんですよ。
実は間もなく相方のお父さんの「七回忌」だったから。
実は間もなく相方のお父さんの「七回忌」だったから。
近所で行きなれた「アピタ」でお花を買い、
息子もしっかりと「新潟のお爺ちゃん」にナムナムしましたよ。
息子もしっかりと「新潟のお爺ちゃん」にナムナムしましたよ。
新潟旅行の一番の目的を果たしたボクらは今夜の宿泊地に向けて出発進行!

今年も飛来した白鳥が田んぼにたたずむ景色が見られました。
これももう日常じゃなく、旅行者にとってはエキサイティングポイントですよね。
きっとこの白鳥たちは夜になると飛来地として有名な近くの「瓢湖」に寝に帰るのでしょうね。
そうなんです、今夜の宿泊地は「瓢湖」も近い「月岡温泉」。
我が家もここには日帰り、宿泊と何度もお世話になっていますが、
何度来てもまた来たくなるほど良質なお湯なんですよ。
何度来てもまた来たくなるほど良質なお湯なんですよ。
ただし宿泊先は今まで行ったことのない温泉宿「ホテルニューあけぼの」に。

「月岡温泉街」のメインストリートに面するその外観は大きな存在感が。
また、趣のある純和風の館内は伝統の重さを感じると共に、古民家の様な落ち着いた気持ちにさせてくれます。
廊下には北朝鮮の拉致被害者の方々が訪れた写真が飾れてありましたが、
このいいお湯と雰囲気に包まれて心を癒されたのでしょうね。
このいいお湯と雰囲気に包まれて心を癒されたのでしょうね。
また、落ち着けそうな茶室があったり、そこから眺められる立派な庭園には
大きな鯉が泳いでいたりと、日常を忘れさせてくれる空間があります。
大きな鯉が泳いでいたりと、日常を忘れさせてくれる空間があります。
庭園の鯉には餌もあげられるそうですが、息子が離れられなくなりそうなのでやめておこう。

ボクらが泊まる部屋は和室だけではなく、ソファとテーブルのある洋室や、トイレ、洗面所、
さらには昔ながらのタイル貼りの小さなお風呂もついた広々としたところでした。
また1階でしたが、窓からはこの部屋に対しての庭があり、そこには鮮やかなもみじが。
昔は部屋に置いてある、電話やテレビ、壺、金庫、ランプなど、
さまざまな物を触りまくっていた息子で大変でしたが、
高価そうな2つの壺や掛け軸も「触っちゃダメだよ」と言えばわかってくれるようになりました。
さまざまな物を触りまくっていた息子で大変でしたが、
高価そうな2つの壺や掛け軸も「触っちゃダメだよ」と言えばわかってくれるようになりました。
もう生まれてから散々温泉に行っている息子もこの「月岡温泉」行きを楽しみにしていたんです。
という訳でさっそくお湯を味わいにいきましょう!
という訳でさっそくお湯を味わいにいきましょう!

息子が温泉で一番楽しみにしているのが露天風呂。
しかし残念なことに日が暮れると同時に強い雨が降ってきちゃいましたよ。
この宿には男湯に「雲鏡」、女湯には「星鏡」という露天風呂がありますが、
あいにく浴槽の上に屋根がついていないんです。
あいにく浴槽の上に屋根がついていないんです。
ただ、そんな時でも露天風呂を楽しめる様に笠が置いてありました。
息子はそれをかぶり『カッコいいねぇ~』とご機嫌♪
露天風呂とその横にある屋根つきの休憩所を行ったり来たりでとっても気に入った様でした。
露天風呂とその横にある屋根つきの休憩所を行ったり来たりでとっても気に入った様でした。
ボク的には雪見風呂は風流でいいのですが、雨でお湯が薄まるのはあんまり好きじゃないんですけどね。
案の定、そんな時に誰も露天風呂には入って来ないので貸切りです。
案の定、そんな時に誰も露天風呂には入って来ないので貸切りです。
さて、さっぱりした後は夕食の時間です。

今回は部屋食ではなく食事場に行くプラン。
メニュー票が無かったので詳しくはわからないのですが、
その日に日本海で取れた魚の「お造り」や、国産牛の「しゃぶしゃぶ」、旬な野菜と蟹の「せいろ蒸し」、
「茄子のカルパッチョ風」なやつや、小さな「創作お寿司」、「鰤大根」や「湯葉の揚げ物」などなど・・・
その日に日本海で取れた魚の「お造り」や、国産牛の「しゃぶしゃぶ」、旬な野菜と蟹の「せいろ蒸し」、
「茄子のカルパッチョ風」なやつや、小さな「創作お寿司」、「鰤大根」や「湯葉の揚げ物」などなど・・・
ドリンクは月岡温泉オリジナルラベルになっている地ビール「スワンレイクビール」。
そして相方と息子は、県内一の生産量を誇る「豊栄とまと」100%のジュース「ごきげんちゃん」で乾杯~♪
そして相方と息子は、県内一の生産量を誇る「豊栄とまと」100%のジュース「ごきげんちゃん」で乾杯~♪
それから、「ごはん」と言えば当然新潟県産「こしひかり」ですよねぇ~♪
それを全て目の前の釜で炊くのですが、釜飯の具が何種かあったので、
ボクは松茸、相方は海老を選びました。
ボクは松茸、相方は海老を選びました。
もちろん、まっさらな炊きたての「こしひかり」も選べますよ。

それ以外にはバイキング方式で、「トマトサラダ」と「肉料理」、さらには「蟹しゃぶ」もありました。
普段小食の息子が珍しく「蟹しゃぶ」を『もっとちょうだい~』と言うので、
皿にあるものの半分以上は食べちゃったのですが、これが無くなり次第終了だったのです。
皿にあるものの半分以上は食べちゃったのですが、これが無くなり次第終了だったのです。
後から来た人には追加で盛られるかと思ったのですが、それ以降の追加は無し・・・
ありゃりゃ「蟹しゃぶ」・・・息子がほぼ一人占めしちゃってスミマセ~ン。
また、最後の季節感たっぷりのデザートの「パンプキンムース」もほとんど息子に食べられちゃいました。
まあ普段食べない息子がモリモリ食べるって事は、美味しいのはもちろん、
この日常ではない雰囲気を存分に味わっているってことなんでしょうね。
この日常ではない雰囲気を存分に味わっているってことなんでしょうね。

日常だった新潟に日常ではない旅として訪れ、とっても複雑な気分の時を過ごしていますが、
もう少しこれまで感じたことのない特別な旅はつづきます。
・・・つづく。