J1第22節「川崎フロンターレ」【J特】 | 馬の会長日記

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「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

日中はまだまだ暑さはつづくけど、ナイターは過ごしやすくなった8/24(土)は
ホーム「東北電力ビッグスワンスタジアム」で行われたJ1リーグ第22節
「アルビレックス新潟 vs 川崎フロンターレ」に家族で参戦してきました!

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前節はアウェイの「カシマサッカースタジアム」で
川口が2枚のイエローカードをもらい、10人でのサッカーを強いられましたが、
アルビの選手は最後まで勝ちに行く姿勢を見せる事ができました。

残念ながら勝ち点を持って帰る事は出来ませんでしたが、
今節出場出できない川口にはいい勉強になり、さらには新戦力の舞行龍やホージェルの出場もあり、
アルビがさらに上昇するための大きな収穫があったと思える一戦だと思っています。

しかし、このアウェイで勝てなかった2戦はそうポジティブに考えられても、
ここホームでは話が違います。

夏休み最後のウィークエンドの今節には多くの家族連れも観戦しています。
この2戦で得た悔しさをバネにして、今こそ上と羽ばたかねばなりません!

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今回の相手は川崎フロンターレ。

川崎フロンターレのサポーターの皆さま、
これまで2度もスプリンクラーの水をかけてしまったのにも関わらず
再びビッグスワンにお越しいただきありがとうございます。

今年も暑いさなかの戦いですが、今年もアルビは
細心の注意をはかって散水サービスが無い様にしたと思われます。

だって、新潟にお越しいただけた川崎さまに3度と失態を犯す訳にはいきませんよねぇ。

なぜならJ1残留が危うかった昨年こそは敗れてしまいましたが、それまで新潟に来られた川崎さまは
J2時代のころから13試合連続で勝ち点を置いていってくれた大お得意様なんですもん。

その伝統を昨年はアルビが不甲斐なかったばっかりに終わらせてしまいましたが、
昨年の事を大いに反省してまた1からその伝統を始めたいと思っておりますのでよろしくお願いします。

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しかし、今の川崎は前節で約1ヶ月ぶりの勝利を手にし7位に浮上。
今季川崎に加入したばかりの大久保嘉人選手が今季16ゴールを叩きだして現時点でのJ1得点王。

今季ボクらも遠征した、川崎とのアウェイ戦第13節でも
大久保選手のゴールもあり「2-1」の敗戦しました。

ムラはあるものの凄まじい攻撃力を持つ、正直言って怖いチームです。

それでもここホームで譲る訳にはいきません!
こちらにはケンゴはケンゴでも川又堅碁がいます。
アウェイで見せつけられたホームの力というものを、今度はアルビが見せる番です。

今節はコミュニケーションパートナーである「NTTドコモ新潟支店」様のサンクスデーでしたが、
残念ながらトイレに行っていたために応援映像やオレンジ&ブルーの花火を見逃してしまいました・・・

19:03、28,342人の思いが集まる花火の煙が霞むスタジアムにキックオフのホイッスルが響き渡りました。

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スタメンはCBには健太郎がケガからの復活し、その相棒にはクナンではなく舞行龍。
今節欠場した川口の右SBには征也が入りました。

ディフェンス陣の顔ぶれに変更がありましたが、アルビは川崎の激しい攻撃に対し、
守りではなく積極的な攻撃の姿勢を見せました。

相手がボールを持つとすかさず奪いに行き、相手に攻撃の形を作る隙を与えません。

特にレオと亜土夢は相手の足元からボールを何度も刈り取り、
ホントに相手の選手にとってはとっても嫌な感じになれていたと思いますよ。

もうすぐ新潟も稲刈りのシーズンがやってきます。
まさにボクはこの相手に攻撃をさせないアルビのディフェンスを『稲刈りディフェンス』と呼びたい♪

しかし、そんなチームとして形を作れなくても個人の力で攻撃の形を作れてしまうのが、
今一番J1リーグで得点を重ねている選手の力なのかもしれません。

前半23分、決してアルビディフェンスが崩された訳ではないのに、
大久保選手がペナルティエリア外から放った長い弾道はまるでアルビゴールに引き寄せられる様に
東口の手をかすめながら入っていきました。

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一瞬、スタジアムが静まり返ったのは、川崎サポだけでなく
この美しいシュートに会場のみんな惹かれてしまったからでしょう。

チームの出来や、流れなど関係なく、キレていてツイている選手は
通常入るはずのないシュートまでも入ってしまう。

なんて恐ろしいことでしょう。
大久保選手自身J1最多記録更新の17ゴールだそうです。

これでアルビは痛い先制点を許してしまったけど、
言ってみればこのゴールが美しすぎたのが川崎にとってマイナスだったのかもしれません。

なぜなら、ボクらにとって『これは事故だ』と開き直れたから。

きっと選手たちもその様に思えたのだと見えるほど、ピッチ上の選手の動きはまったく変わりない。
迷いはなく、ひたすら試合開始時からの攻撃的な姿勢を崩していませんよ。

逆に1点先制した事に迫力が無くなってしまったのは川崎の方だった様に見えます。

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アルビは前半を「0-1」と無得点で折り返したけど、
スタジアムはナゼか負けているアルビがリードしているかの様な雰囲気に包まれていますよ。

なんだか不思議な雰囲気ですが、これが選手やサポーターが一体になって
「勝利を信じて疑わない」ということなんだと思います。

昨年アルビには無かったものが、完全に蘇ってきた。

その勝利を近づけるために柳下監督は、後半14分に達也を英也に、
後半25分には成岡からホージェルに交替し、さらに攻撃面に力を注ぎました。

するとその柳下監督のサインを感じ取り、選手もサポーターもさらにスイッチが入りましたね。

レオの速攻スローイン辺りから会場のボルテージが上昇した後半27分に、
亜土夢からジンスのホットラインが左サイドをエグってゴール前にクロスを上げると、
英也がヘディングシュート!

それは惜しくも相手の西部GKに弾かれるも、そのこぼれ球を頭で押し込んだのは、
川又堅碁だぁ~~!!

GOOOOOOAL!!

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西部GKも触り、決して美しいとは言えないゴールだが、
それでも相手のゴールネットを揺らすことが出来た。

これが我らのエース!
ドロ臭くたってこっちも堅碁自身最多記録の13ゴールの得点ランキング7位ですよ。
って、今季J1初ゴールしたばっかりなので、まだまだ伸び盛りッス!

さらにさらにその2分後の後半29分、さっきの勢いそのままに、亜土夢がペナルティエリア付近まで相手選手をかわしながら運び、
英也へと渡し、そして堅碁とのワンツーで狭い場所をこじ開けて左足で相手ゴールに流し込む!

GOOOOOOAL!!

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よっしゃぁ! 逆転だぁ!!

これも川又とのワンツーのさい相手ディフェンダーに当たりパスコースが変わったり、
シュートもまた西部GKに触られて、決して美しさなんてないけど、
これがアルビの攻撃なんです!

アルビに観客を酔わせる天才なんていませんよ。
普段からいつも練習でやっていたワンタッチサッカーの成果が出た努力の賜物です。

それにしても今季4ゴール目の英也だけど、いつもホームでおいしいゴールを決めてくれますねぇ。
ホント、今季のFW陣は誰が出てもワクワクさせてくれます。

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逆転をしたあともアルビの勢いは止まらず、後半31分には珍しく左サイドのジンスが蹴り、
それを英也がヘディングシュートをしたが西部GKに弾かれ、
さらにそのこぼれ球を健太郎が左足で蹴り込んでも再び西部GKが身体で止め、
それをまた健太郎が右足でシュートしても三度西部GKが立ちはだかりました。

この川崎の西部GKスゴ過ぎますよ。
間違いなく今節の川崎で一番活躍した選手だと思います。

その後、亜土夢が今季4枚目のイエローをもらったり、川崎の望月達也コーチが退席処分になったり、
微妙なオフサイド判定で幻になった亜土夢のゴールや、ホージェルのドリブルや献身的な守備、
また、征也がさがってウッチーが入ったり、まだまだ躍動するツートップやレオのミドル等と、
見どころ満載の一戦で、1点差でリードしているにも関わらず、
このまま終了のホイッスルが鳴らないで欲しいと思えるほどずっと見ていたい試合でした。

しかし、永遠に見ていたいほど楽しい時間も終わりが来て「2-1」でアルビの勝利となりました。

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これでアルビはホーム3連勝。
再び、川崎とのこのホームでの伝説が始まりました。

久しぶりのホームでボクも声がかれてしまいましたが、
これで夏休みにビッグスワンに来た多くの子どもたちにもいい思い出が出きたことでしょう。

現時点で46点のJ1リーグ最多ゴールの攻撃力を誇る川崎に、
ひかずに迷わず攻撃で対抗したアルビをとっても誇りに思うと同時に
これまで見たことの無かったアルビの一面を見られて、また惚れ直してしまいました。

とっても面白い一戦で、久々に参戦した相方も満足でしたよ。

バンザーイ♪ バンザーイ♪ バンザーイ♪ バンザーイ♪ バンザーイ♪

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さて、次のアルビレックス新潟は中3日の8/28(水)、
ホームの「東北電力ビッグスワンスタジアム」で行なわれる
Jリーグ第23節、「ジュビロ磐田」との対戦があります。

今季7/10(水)に行なわれた磐田とのアウェイ戦、第15節では、
低迷していたチームを立て直そうと新たに着任した関塚監督の采配がみごとハマって
アルビは「2-1」の逆転負け。

関塚ジュビロに初勝利をプレゼントしてしまいました。

磐田は昨年の第12節で黒崎監督を辞任に追いやった相手であり、
さらに昨年だけでなくここビッグスワンに迎えた磐田には2008年に1勝したのみ。

我らのホームを得意としているチームですが、
柳下監督や大井、成岡などの古巣でもあって恥ずかしい試合は出来ませんよ。

このスタジアムで散々見せられてきた悪夢を振り祓うためにも絶対に勝つしかありません。
それに最近、勝ってもなかなか12位から動かないですしね・・・

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ちなみに今節のヒーローインタビューは得点をした堅碁と英也でしたが、
ボク的には得点の起点になり、相手の攻撃の芽も摘み取りまくった
亜土夢が異常にキレキレだったと思います。

昨年、唯一全試合スタメン出場した亜土夢が次節累積で出場出来ないのはかなり痛いですが、
ホームで強いアルビがやっと復活しました。

次節もずっと見ていたい様な試合を期待しましょう!


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