アルビ、鹿島で上昇への試練【J特】 | 馬の会長日記

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「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

8/17(土)はアウェイの「県立カシマサッカースタジアム」で
J1リーグ第21節「鹿島アントラーズ vs アルビレックス新潟」がありましたね。

まずはお盆の帰省ラッシュがあったと思われる中、
現地まで遠征されたアルビサポーターの皆さまお疲れ様でした。

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アルビは前節、その日の最高気温が40.7℃と全国1位を記録した甲府市の
「山梨中銀スタジアム」で4連勝をかけた一戦でしたが、
勝ち切れず「1-1」のドロー。

どちらの選手もサポーターも過酷な環境の中、最後まで競り合った見応えのある試合でしたが、
ボクはその時「日本海夕日コンサート」に出かけていて録画観戦をしてしまいました・・・

同時にこの日は「新潟まつり」の日でもあり、アウェイに送られる新潟市民の気迫が
いつもよりも祭りに傾いていた事が勝ち切れなかった要因かもと思うと
現地に行かれたサポーターの方々に大変申し訳ない気がしてきます。

今節はしっかりとスカパー!を介してライブで茨城方面に気を送りますよ!

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しかし、アウェイで勝ち点1を持ちかえられたアルビはそれ以上に収穫はあったと思えます。

レオやジンスを欠く中で勲や征也がスタメンで躍動し、
加入したばかりのホージェルガウーショがベンチ入り。

さらに、V・ファーレン長崎からの復帰したばかりの
フィッツジェラルド舞行龍ジェームズにいたっては
ベンチどころかいきなり後半23分から出場して、
前半から狙われ続けて足をツッた征也の後任を務めました。

その時のクナンの途中交替や健太郎のケガは心配ですが、この時季の体力の消耗や、
今後可能性を否めないカードの累積やケガでの欠場に備えて、
リーグ戦を最後まで戦い抜くには戦える選手が何人いても困る事はありませんもんね。

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今回の相手の鹿島は、今シーズン第8節 に「2-3」、ナビスコ杯第4節では「1-2」と、
2度ホームで戦って2度とも苦汁を飲まされています。

このリベンジを相手のホームで返してやりたい!

実はアルビは鹿島相手にアウェイでここ5年間負けていないんです。
カシマスタジアムはアルビにとってパワースポット!

前節終了時、堅碁もJ1得点王ランキング6位と上昇中だし、
アルビの12位停滞もここを切っ掛けに急上昇したいところ。

さあ、行こうぜ! 俺のニイガタ!

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スタメンにはなんと!前節、土屋選手と交錯してケガをした健太郎の代わりに舞行龍が先発デビュー。

さらに試合には出ませんでしたが、韓国代表メンバーとして召集されたジンスと、
ゆっくりと休養したレオもピッチに帰ってきました。

アルビは序盤からこの暑さの中のアウェイ連戦だとは思えないほど
いつもと変わらない前線からのハイプレスで奪ったボールを前線に運びますが、
相手のブロックもしっかりしていて、なかなか決定的な場面は作れません。

しかしアルビもCBが変わっても危ない場面はほとんど作らせず、安定した守備を見せ、
前半はスコアレスドローでどちらもシュート数5本と、
この暑さでダラけるどころか両チームとも集中力の高い緊迫した展開となりました。

これもザックが視察に来ていた影響かな?
柴崎選手や大迫選手だけじゃなくて、堅碁や東口も要チェックですよ!

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ただし、アルビは積極的なハイプレスゆえ、ジンスが前半23分、川口が26分にと、
両SBが早い時間にイエローカードをもらい嫌な予感・・・

すると、その予感は後半12分に的中。

前半から右サイドで激しいマッチアップを見せてきたジュニーニョ選手と川口でしたが、
やはりそこは経験の差が出てしまい。

川口がファールを犯してしまい、2枚目のイエローで退場。

試合を重ねるごとに怖さを知ってきたのか?以前持っていた積極性が
Jリーグデビュー当初に比べたら無くなってきたのでもっと怖がらずに行け!
と、試合前に柳下監督は川口に言っていたらしい。

それがこの状況を招いてしまったというのなら、発展途上のアルビと成長途中の川口が
さらに上を目指すなら必要であることなんだと思います。

第8節の鹿島戦で初スタメンを飾った川口に、再びこの鹿島戦で訪れた試練は必然的に訪れた・・・

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しかし、この試合だけのことを考えると苦しい!

さすがにこの時間で1人少ない状態で鹿島相手に相手のホームでは・・・
いや、川口のためにもここは勝ち点1だけでも持ち帰らなければいけない!

そういう思いが、ピッチに残った先輩選手たちからも非常に強く感じましたよ。

村上を入れて達也を下げ、堅碁のワントップに。

攻撃の枚数が1枚減っただけだから、アルビの賢守は変わりない。

いや、守備をしているだけじゃ、後手後手になって結局押し込まれてしまうもんだけど、
アルビは決して攻撃をやめない。

「攻撃は最大の守備なり」という言葉のままに、決して引いて逃げ切ろうなんて様子はありませんよ。

その証拠に柳下監督が次にきったカードは、
みんなが待ちに待った新外国人助っ人のホージェルガウーショだ!

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まだ本調子じゃないって聞いていたけど、ここで生粋のドリブラーを入れたって事は
完全にドローを狙っている訳ではなさそうで、
得点をとって勝ちに行っていることなんじゃないかなぁ。

でも実際ホージェルのプレイを見るのは初めて。
期待半分、心配もかなりありました。

まず、攻撃力の優れたブラジル人にありがちな「守備をしない」が心配だったのですが、
やっぱりアルビが連れてくる選手は外国人に限らずしっかりと守備をしない選手は抜擢されないはずなので、
ちゃんと攻撃に守備に右サイドを走りまわっていたのを見て一安心。

ただし、まだ攻撃面ではドリブル突破も、仲間との連係もキレはなく、
相手の脅威になったのは見た目のアフロヘアだけだったかも・・・

でも、このままスコアレスドローで試合終了のホイッスルがなるのを待つ雰囲気になってきた後半43分、
その切り詰めた空気が一瞬ゆるんでしまった。

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そのアルビの未完成だった右サイドを前野選手に切り込まれてグラウンダーのクロスを入れられ
そこに走り込んだ大迫選手の左足で豪快に決められてしまった!

イタい、イタ過ぎる。
10人になってもこれだけいい試合運びをしていたのに、この失点はイタい。

当然残り少ない時間でも最後まで走り抜けない選手はアルビには一人もいない。
あの温厚そうなレオまでもが熱くなるほど、選手たちは最後まで逆転勝利を信じて走った。

でも、さすがにきっちりと勝ち方を知っている鹿島がスキを見せてくれる訳もなく、
このまま「1-0」と、アルビは5試合ぶりに敗戦をしてしまいました。

悔しい~! ここまでいい内容だっただけに逃げ切りたかった・・・
でも相手選手の足の止まる中、アルビの選手たちは足を止めず、勝ちにいってのこの結果。

勝ち点は取りたかったけど、絶対に次につながるモノを得られた大きな一戦だったと思います。

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さて、次のアルビレックス新潟は8/24(土)、
ホームの「東北電力ビッグスワンスタジアム」で行なわれる
Jリーグ第22節、「川崎フロンターレ」との対戦があります。

今季、川崎とのアウェイ戦、第13節にはボクらも遠征したのですが、
武蔵のJ1初ゴールがあったものの「2-1」の敗戦。

アウェイではもともと相性の悪い相手ですが、ホームではJ2時代を含めて12勝1分3敗と
かなり力が出せる相手となっています。

ただし、ホーム13戦連続無敗記録は昨年終わりを告げてしまい、
相手にもここ新潟の地にもう苦手意識はないことでしょう。

次節、川口は欠場となりますが、
もう一度、昨年とは違う生まれ変わったアルビで1から無敗記録を築いていきましょう!


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