アルビ、湘南乃追風【J特】 | 馬の会長日記

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「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

7/17(水)はアウェイの「Shonan BMWスタジアム平塚」で行われた
J1リーグ第17節「湘南ベルマーレ vs アルビレックス新潟」がありましたね。

まずは平日の雨のナイターなのに遠征に行かれたアルビサポーターの皆さまお疲れ様でした。

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これでJ1リーグ前半戦が終わるのですが、アルビの勝ち点は「17」。
昨年ギリギリで残留した時には「40」だったので、なんとか3連敗は阻止し
勝ち点「3」を奪ってその半分はとっておきたいところです!

湘南は現在リーグ16位と調子はいまいちですが油断は禁物!

なんたって今季のアルビは当時降格圏内にいた大分や磐田に敗北を喫しています。
前節も開始10分で2失点してしまうお粗末な敗戦だったし・・・

これまで湘南との通算対戦成績は12勝3分4敗とアルビが優勢ですが、
この4敗全てはアウェイでのもので、
2004年の天皇杯ではJ1のアルビがJ2の頃の湘南相手に負けています。

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湘南も今節はアウェイでたった2本のシュートで勝利をしていますし、
今季、J2から2位でJ1復帰してきたチームで、
アウェイで感じるサポーターの勢いもスゴい事でしょう。

レンタル移籍している大野和成選手は規定で出られないにしても、
目の前で恥ずかしい試合は出来ないし、健太郎にとっても古巣。

ボクは仕事を無理やり切り上げて家でスカパー!観戦でしたが、
新潟のメディアシップではパブリックビューイングが行なわれ、
ゲストのセルジオ越後と湘南の地に勝利の願いを送りましたね。

その願いは風にのり、平塚七夕まつりにちなんで七夕ユニフォームで盛り上がる地へ。

そしており姫とひこ星を結びつける「白鳥座」(カササギの橋)が
願い事を必ず叶えてくれるはずです!

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しかし、試合が始まると予想通り両者激しい前からのプレス合戦。

いや、キビしい4連戦の最後をアウェイで迎えるアルビの方がかなり押されていますよ。
あのいつも元気な亜土夢もミスも多く疲れている感じだし、
キムクナンも反応が遅れ度々ピンチを作ってしまっています。

前線から次から次へとボールに人がやってきて、
落ち着いてボールを持たせてくれず、いったい湘南の選手は何人いるんだ?
と思ってしまう様なこの走りまくるサッカー。

もしかしてこの戦い方、アルビそっくりじゃないッスか?

敵から見るとなんだかガツガツうるさくって、
自分たちのサッカーが思うように出来なくてイヤな感じですね。

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そんな似たサッカーをやる同士でも、アルビは疲労で完全に走り負けています・・・

キビしい戦いになりそうだなぁ。
もうCKやFKなんか相手にとられた時点でイヤな雰囲気がただよっちゃっていますよ。

しかし、そんなガツガツくるサッカーも一つ間違うと事故につながる。

ボランチのレオが前半15分頃に相手のファール受けて痛めたヒザが原因でピッチを後にする事に。

このファールに対してイエローが出なかった事は不服だけど、
それ以上にアルビの攻守にかけて主軸のレオがこの早い時間にいなくなるのは痛い。
いや、監督の話では右ヒザの内足靭帯を痛めたとの事だが、
今後の試合に少しでもレオが欠けるのはもっと痛い・・・

今後のミニ中断期間で回復してくれる様な軽傷であることを切実に願います。

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でも、前半22分に変わって入ったのはレオが加入するまでは不動のボランチだった
ミスターアルビレックス本間勲!

ボクは個人的に攻撃にも介入するレオに比べて、DF陣を統率する能力にたけている勲の方が
守備に関しては安心して見られるんです。

たまに繰り出す2列目からのミドルシュートにはまったく期待していませんが、
勲が入ることによって、押されがちの流れが徐々に落ち着いた気がしましたよ。

しかし、その激流がまだ相手にあった前半30分頃には相手の怒涛の攻めを受け、
何とか紙一重でクリアするというピンチを迎えたのですが、
そのクリアボールを一気に達也が前線に運びました。

達也は相手DFにつかまってしまうも、アルビには前節、累積のため
出場停止になったために出られずリフレッシュした選手が帰って来ていたのです!

それはEAFF東アジアカップ2013の韓国代表メンバーに選出されたキムジンス!

本来左SBのジンスが右サイドの前線に流れ、川口から受けたパスで一気に突破!

そこから自身が得意という左のアウトサイドでグラウンダーのパスをゴール前に入れると、
ニアで相手DFともつれながら堅碁が合わせた!

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GOOOOOOAL!!

よしっしゃあ! 先制点だ!

すぐにカウンターに切り替えた達也や、きっちり決めた堅碁もスゴいが、
ジンスの流動的な動きが光ったゴールです!

前節も感じたんですが、サイドをドリブル突破で切り開ける選手は今、このキムジンスしかいない。

サイド突破出来るブラジル人ドリブラーを補強するという噂がありますが、
それを攻撃のバリエーションに入れ込めると、もっと得点チャンスが増えるでしょうね。

ボクもサイド突破できるドリブラーは好きなので、今後も楽しみです。

って、まずはその前にこの目の前の試合を勝たなければ。
決定機よりもピンチの方が多かった前半をなんとか「0-1」で終えられました。

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後半も湘南の運動量は衰えることを知らない・・・

はっきり言って、1点リードしているのにまったく余裕がない。
いつ追いつかれてしまってもおかしくないキツい展開。

後半から入ったモヒカンが美しいキリノ選手や前節決勝ゴールを決めた岩上選手にどんどん
決定機を作られていきますよ。

ギリギリのところで止める事ができたり、ゴールバーが防いでくれたり、
相手のシュートミスがあったり・・・

「追加点が欲しい」と思うヒマも無いほど、「失点しないでくれぇ~」という願いが強くなるような
いつゴールネットを揺らされてもおかしくない試合展開。

そしてゴールネットは揺れました・・・

後半27分、ショートカウンターから亜土無が相手のディフェンスラインを抜ける堅碁に
絶妙なスルーパスを送り、しっかりとGKの位置を確認しながらドリブルシュート!

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GOOOOOOAL!!

なんと、その突き刺さる様なシュートでゴールネットが揺れたのは湘南側。

明らかな劣勢の流れの中で追加点をとることに成功しました。

サッカーって不思議ですね。
試合を支配している方が必ず勝つ訳でもなく。
劣勢でもとにかく相手ゴールを揺らした数の多い方が勝つゲーム。

これまで試合を支配した、優勢な流れだった、内容は良かったと言われてきたのに
結果が伴わない事が何度もありました。

試合開始から前線からの激しいプレス、そして奪ったボールですぐに攻撃に転じて
決定機を作るにも、あと一歩相手ゴールネットを揺らす決定力が足りない。

湘南のサッカーはまるでどこかのチームを見ているようでした。

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結果アルビが「0-2」と勝利しましたが、勝った気がしなかった一戦。
湘南は強かった・・・でも風はアルビに吹いていた。

監督も「今季、一番か二番目ぐらいに悪い内容」と称した試合でしたが、
それでもボクらはうれしい勝ち点3。

これまで内容が良くても勝ち点を落とす試合が多かったんですもん。
素直によろこばさせていただきます。

バンザーイ♪ バンザーイ♪ バンザーイ♪ バンザーイ♪ バンザーイ♪

これで今季のJ1リーグの半分は終わりましたが、6勝2分9敗、勝ち点「20」の13位。
21得点の26失点。

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昨年、昨年のギリギリ残留した「10勝10分14敗勝ち点40得点29失点34」を半分にすると
「5勝5分7敗勝ち点20得点14.5失点17」。

得点も増えたが失点も多く、負け試合も多いですね・・・
正直期待したほどの結果は出ずでガッカリしていますが、
何とか昨年のギリギリ残留ライン「40」を越えた半分の勝ち点を積み上げられました。

前半戦の課題はやはりセットプレイからの失点と、試合終了間際の失点でしょうね。
その中で、レオのいきなりにフィットと、堅碁とジンスの覚醒にはホント助けられましたよ。

後半戦はもっともっと出来ると思うので、今季の反省はこの2週間のプチ中断期間に修正して、
さらなる上昇を信じていますよ。

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次のアルビレックス新潟は7/31(水)、ホームの「東北電力ビッグスワンスタジアム」で
行なわれるJ1リーグ第18節「セレッソ大阪」との対戦です。

セレッソとは今季ホームのナビスコ杯で10人になった相手に「2-1」と勝利していますが、
リーグでは 開幕戦で戦いました。

思い起こせば全ての始まりはこの試合から。

終始主導権を握り、確実に生まれ変わった姿を見せたアルビでしたが、
1本のパスを確実にゴールにつなげたセレッソに「0-1」の敗戦。

セレッソは14年間ぶりの開幕戦勝利で勢いに乗り上位へ。
ここで波に乗れなかったアルビは伸び悩む。

まさに明暗を分けた開幕戦でした。

そして一巡し、次節は2013年J1リーグ後半の開幕戦です。

月末のミッドウィークで仕事の心配もありますが、あの時の借りをホームで必ず返し、
上昇気流に乗りましょう!

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We are ONE!