J1第14節「柏レイソル」【J特】 | 馬の会長日記

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「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

7/6(土)はホーム「東北電力ビッグスワンスタジアム」で行われた
J1リーグ第14節「アルビレックス新潟 vs 柏レイソル」に参戦してきました!

待ちに待ったJ1リーグ再開。

この中断期間の1ヵ月、日本代表のコンフェデ杯も、なでしこの女子東アジア杯も
ボクのこのアルビ中毒、略して「アル中」を緩和させてくれるものではありませんでした。

しかし残念ながら、梅雨を思い出したかの様にこの日のビッグスワンは尋常じゃないほどの豪雨。
今日からナイターということもあり、家族は家でスカパー!観戦でボク一人での参戦です。

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でも、久々のホーム! スタジアムは熱いッスよ~

この日はユニフォームスポンサーの新潟日報さまのサンクスデー。

この中断期間の間、新潟日報さまとアルビはこの日の
「ビッグスワンをオレンジで埋めつくせ」ってことで、
「GIANT ORANGE PROJECT」と題して、講談社モーニングで連載中のサッカーマンガ
「GIANT KILLING」、略して「ジャイキリ」のコラボで様々な企画を行なってきたんですよ。

今季のホーム開幕戦の「ドラゴンボールZ」とのコラボといい、さすが「マンガ王国」]の新潟ですね。

って、ボクは「ジャイキリ」のアニメが始まった数回しか見た事ないんですけどね・・・

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その「ドラゴンボール」とのコラボと言えば、この中断期間中にアルビのエースこと
ブルーノロペス選手が6/20に退団してしまいました。

昨年、今季と不調だっただけにエースの復活を心待ちにしていただけに残念です。
ボクは今までJ1リーグで、ここまで最後まで諦めずに
ボールを追いかけるブラジル人を見た事がありません。
その献身的なプレイは一生忘れる事ないでしょう。

新天地のポルトガルリーグの「GDエストリル・プライア」で活躍する事を願います。

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そんなエースが不在になった中でホームに迎える柏。

柏レイソルのサポーターの皆さま、
我がホームビッグスワンまでお越しいただきありがとうございます♪

柏は現在、唯一日本のチームでACLのベスト8生き残り、
さらにはヤマザキナビスコ杯でも準決勝へと進出していて、
今年行なわれる大会の全てのタイトルを手中に納める可能性のあるチーム。

さらに、アルビから見た通算対戦成績は3勝5分8敗でここ5戦で勝ち無し。
ホームに関しては1勝2分5敗と相性も最悪な相手なんです・・・

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しかし「GIANT KILLING」とは、戦力や過去の実績で上回るチームに対して
格下と評価されるチームが、事前の予想を覆して勝利することを指す言葉。

そう、まさに今日この日は柏に勝利するためにこの企画が
行なわれてきたと言っても過言ではありません。

現在アルビは勝ち点14の順位は12位。
それに対し柏は勝ち点17の順位は11位なので、このゲームで勝てば逆転できるんです。

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ややオレンジには埋め尽くせなかった26,547人のスタンドですが、
『アイシテルニイガタ』のコールとコレオで選手たちを出迎えました。

この熱気に雨は消し飛び、眩しい夕日がビッグスワンをオレンジに染めました。

そして空にはオレンジ色の虹が・・・何かが起こりそうな予感がしますね。

さあ2013年のJ1リーグ後半、アルビの怒涛の追い上げを告げるホイッスルが19:03に鳴り響きました。

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ロペスがいなくなっても、FWのスタメンには絶好調の堅碁と、あの達也がいます。

秋田の仁賀保でキャンプで練習した相手の裏をとる動きを終始行っている
堅碁の動きからは度々チャンスがありました。

しかし開始早々の前半6分に達也が相手のパスを顔面で受けてしまい、
タンカで運ばれてしまう事態が発生していたのです!

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その直後はしばらくピッチの外で処置をし、なんとかプレイしましたが、
やっぱり影響があったのか?続行出来ずに前半25分で達也は英也と交替。

達也の状況も心配ですが、やっぱり達也がいなくなってしまうのはアルビにとっても痛い。

それなのにさらに直後の28分に相手を倒して早速イエローカードをもらい、
せっかく雨は止んだのにアルビの攻撃陣に暗雲が立ち込めてきました。

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その上、CBのキムクナンが体調不良のために欠場。
その穴を水輝が埋めたのですが、J1屈指の柏の攻撃力に再三ピンチは訪れました。

もちろんそれをDF陣が身体を投げ出して必死にブロックして
シュートコースを絞らせたというのもあるのですが、
なんてったってこの日、アルビサポを一番熱くさせてくれたのはGK東口順昭です。

昨年10月に右ひざ前十字靱帯を断裂して全治8カ月。
懸命なリハビリを重ねてようやくこの日に復活。

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これまでのGK黒河が劣っている訳ではないのですが、
東口は一昨年の8月にも同じ重傷を負っていて
この時までの苦労を知っているだけに、この復帰にかける思いは
東口本人とサポーターの心も同じでした。

そして、その思いが乗り移ったかの様な東口のスーパーセーブは続き、
特に前半終了間際の相手CKからのセーブはまさに神がかっていましたよ。

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どちらかと言えば押され気味だった前半をなんとかスコアレスで乗り越え、
後半が始まると三門と成岡のポジションを入れ替えたらいきなりそれが機能しました!

右SHになった三門がクロスを上げると、そこに身体を投げだして豪快な堅碁のヘディングシュート!

GOOOOOOAL!!

よっしゃあっ!先制点だ! やっぱり今のアルビのエースは堅碁だ!

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そして堅碁が得点するとチームにスタンドにも活気があふれる。
この押せ押せムードに一気に追加点をとるぞ!

と、チャンスは多く作れるけれど、あと一歩崩せない。
今までもそうでしたが、流れのあるうちに得点をとっておかないと
嫌なことになりかねないのがアルビのサッカー。

そう思っていたことが8分後にはじまってしまいましたよ・・・

後半12分、1分前に入った田中順也選手がグラウンダーのボールをアルビのゴール前に送り、
そこにいた工藤選手に右足で合わせられてゴール右へ。
同点に追い付かれると、さらに後半38分には再び田中順也選手が蹴ったCKの競り合いに負け、
クレオ選手にヘディングシュートを許し「1-2」と逆転されてしまいました。

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残り、約10分。

中断期間中に行なわれた大宮アルディージャとのテストマッチでの無得点&4失点。

もしかして、アルビは中断期間中の調整に失敗したのではないだろうか?
そういう疑問が頭を過ぎりました。

いや、そう思うのはまだ早い。
現に選手たちの目はまだまだ勝利を見ているしサポーターも冷めていない。

すると後半43分、三門からレオ、そして亜土夢とボールは渡り、
亜土夢はペナルティエリア左外から左足を振り抜く。

その閃光は相手ゴールネットに突き刺さり・・・
GOOOOOOAL!!

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お、追いついたぁ! 試合終了間際の美しすぎる亜土夢の今季初ゴールは希望の同点弾。
これまで亜土夢は再三この位置から打って来たけど、その感覚がようやく実のりましたよ。

よし! このままなんとか勝ち点1を・・・

と、心の中では心のどこかでは「また勝てないかもしれない」思っていたけど、
思わず叫んだ言葉は「もう1点だぁ!」

時間はない、理屈じゃない、根拠もない、自信もない、でも勝ち点1で満足なんてしない!
とにかく勝ちたい!

しかし無情にもアディショナルタイムの4分は刻々と刻まれていく。
いつ試合終了のホイッスルがなってもおかしくない。

そんな時、一瞬ピッチ上の時間が止まったかに見えました・・・
いや止まったのはこの中断期間中にも試合があった柏の選手の足だったのかもしれません。

カウンターから左サイドを駆け上がった亜土夢からパスを受けた英也はこれ以上ない冷静さで
柏のゴールにボールを送り込む。

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GOOOOOOAL!!

き、き、きたぁ~っ!! 逆転だァ!

得点を決めたヒデをはじめ、みんな自陣に戻るのがキツいほど
最後の最後まで力を振り絞った。

そして、試合再開のホイッスル後すぐにアルビの「3-2」と劇的勝利を告げる笛の音が。

やったぁ!勝ったぁ~

いつもは選手入場の時に歌う「愛さずにいられない」がスタンドを包む。

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先制したのにひっくり返され、さらに逆転のシーソーゲーム。
明らかに相手の決定的シーンも多かったし、またもやセットプレイからの失点もあり、
東口のセーブがなければ、決して良かったとは思えない試合。

でも最後まで選手たちの勝ちたいという気持ちだけが相手より優っていたのかも。
これもきっと試合前の入り待ち応援の効果もあったのかもしれませんね。

ハラハラドキドキのシーソーゲームだった事もあり、選手だけでなくかなり疲れましたね。

中断期間中、体力作りを怠っていたのはボクの方で、後半声も出なくなってくるし
足腰もツラくなってしまいましたよ。

でも、この激戦に勝利したのは最高に気持ちいい~♪
バンザーイ♪ バンザーイ♪ バンザーイ♪ バンザーイ♪ バンザーイ♪

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さて、次のアルビレックス新潟は中3日の7/10(水)、アウェイの「ヤマハスタジアム」で行なわれる
J1リーグ第15節、「ジュビロ磐田」との対戦です。

磐田は現在17位と調子はいまいちですが、
これまでのアルビから見た通算対戦成績は4勝9分10敗と負け越し。
しかもここ6戦勝ちがありません。

磐田といえば、昨年の第12節で黒崎監督を辞任に追いやった相手であり、
最終節で残留を争っていたガンバ大阪に勝ってくれた相手でもあって色んな事が頭を巡ります。

しかしそれ以上に古巣であり、静岡出身の柳下監督はもちろん
大井、菊地、成岡の「オオ・キク・ナル トリオ」も意識する相手でしょうね。

それだけに絶対に負けられない戦い。
いや、相手がどこであっても勝たなければならないのが今のアルビです。

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ちなみに、この日のヒーローは最後試合を決めたヒデ。

さらには復帰初戦で活躍をした東口もインタビュー台に立ちました。
東口は2度の大ケガでもうサッカー選手を続けられないかもしれないと思ったそうなのですが、
このビッグスワンのピッチに帰ってきたい一心で治療にはげんでいたそうです。

その言葉に涙している人も多かったですが、東口もアルビも
やっと今スタートラインに立てた様な気がします。

そして改めて思った「アイシテルニイガタ」。

We are ONE!