11/7(水)はアウェイの「アウトソーシングスタジアム日本平」で
J1リーグ第31節「清水エスパルス vs アルビレックス新潟」の「オレンジダービー」が行なわれましたね。
J1リーグ第31節「清水エスパルス vs アルビレックス新潟」の「オレンジダービー」が行なわれましたね。
まずは、平日の夜に清水まで遠征に行かれたアルビサポの皆さまお疲れ様でした。

前節終了時のアルビは勝ち点「31」、J2降格圏内の17位で、
J1残留圏の15位、大宮アルディージャまでの勝ち点差は「5」。

前節終了時のアルビは勝ち点「31」、J2降格圏内の17位で、
J1残留圏の15位、大宮アルディージャまでの勝ち点差は「5」。
残り4試合、例えアルビが勝ち点を積み重ねて行っても、
ライバルチームたちが勝ち続ければJ1に生き残れません。
ライバルチームたちが勝ち続ければJ1に生き残れません。
しかし、他のチームの勝敗に関係なく、とにかくアルビが勝たない事には話は始まらない!
だから今はこの一戦を勝利することだけを考えるよう。

その思いの前に立ちはだかる相手、清水はまだ優勝を狙える位置にいます。
アルビとは真逆の意味でモチベーションの高い絶対に負けられない一戦なのです。
だから今はこの一戦を勝利することだけを考えるよう。

その思いの前に立ちはだかる相手、清水はまだ優勝を狙える位置にいます。
アルビとは真逆の意味でモチベーションの高い絶対に負けられない一戦なのです。
通算対戦成績は9勝5分9敗と五分五分ですが、
アウェイでは3勝2分7敗とちょっとアルビには分が悪く、
今季も4/4に敵地で戦ったナビスコCでは、「0-1」と惨敗でしたしね。
アウェイでは3勝2分7敗とちょっとアルビには分が悪く、
今季も4/4に敵地で戦ったナビスコCでは、「0-1」と惨敗でしたしね。
しかもそのナビスコCでは11/3(土)に行なわれた鹿島アントラーズとの決勝までコマを進めていて、
今季、カップ戦とリーグ戦共に一番充実しているチームと言ってもいいかもしれません。

しかし、清水にとってこの試合はナビスコC決勝から中3日のハードな日程の上
延長までもつれこみ120分間死力を尽くした激戦の末の敗北。
今季、カップ戦とリーグ戦共に一番充実しているチームと言ってもいいかもしれません。

しかし、清水にとってこの試合はナビスコC決勝から中3日のハードな日程の上
延長までもつれこみ120分間死力を尽くした激戦の末の敗北。
平均年齢24歳以下の若いチームとは言え、さすがに体力的、精神的にも完調に戻すのは厳しいと思われます。
そのいいイメージもある清水戦。
もう、残留とか降格とかじゃなく、今まさにプライドを賭ける!
オレンジはどちらが相応しいかを決める戦いだと死力を尽くそう。

しかし、立ち上がりからいきなり試合のペースは清水に握られました。
オレンジはどちらが相応しいかを決める戦いだと死力を尽くそう。

しかし、立ち上がりからいきなり試合のペースは清水に握られました。
後ろから素早いパス回しで前線にボール送り、
サイドからゴール前に何度もヒヤッとするクロスをあげてきます。
サイドからゴール前に何度もヒヤッとするクロスをあげてきます。
しかし、アルビは両サイドバックもほとんど上がらず、しっかりとシュートコースを消し
最後の最後で決定的なシーンは作らせません。
最後の最後で決定的なシーンは作らせません。
さらに、中盤の三門や勲は何人もいるんじゃないかと思わせてくれるぐらい、
激しく相手のボールをチェックしにいきます。
激しく相手のボールをチェックしにいきます。
守備は落ち着いているし、中盤も競り負けていない。
でも、ここは勝ち点「3」をとらなければならない試合で、
守っているだけでは勝てないのはわかっているはず。
守っているだけでは勝てないのはわかっているはず。
そう、きっとサポーターも清水の選手ですら、わかっていたと思います・・・アルビの意図を。
まず前半は守って、守って、相手からボールを奪ったら少ない人数でリスクをおかさずカウンター。

アルビの作戦は恥ずかしいぐらいに見え見えでしたが、徹底されていましたね。

アルビの作戦は恥ずかしいぐらいに見え見えでしたが、徹底されていましたね。
ただし、やっぱり人数をかけていなく、早く前線に持って行くので
それをアルビの選手の誇れるレベルでもない個人技で打開できるほど清水のDFが甘い訳もなく、
最後でミスが出てしまいます。
それをアルビの選手の誇れるレベルでもない個人技で打開できるほど清水のDFが甘い訳もなく、
最後でミスが出てしまいます。
前半で唯一の悔しいシュートは前半の29分、
アランのパスを相手ゴール前で亜土夢が右足で打ったシュートぐらいだったかなぁ・・・
アランのパスを相手ゴール前で亜土夢が右足で打ったシュートぐらいだったかなぁ・・・
もう、なかなかあんな鋭く枠に跳ぶシュートもめったに無いんだから、
相手GKもアルビ相手にファインセーブしないでくれよ!

結局スコアレスのまま後半へと折り返し。
相手GKもアルビ相手にファインセーブしないでくれよ!

結局スコアレスのまま後半へと折り返し。
できれば、少ないチャンスから前半の内に得点がとれればと思っていたけど、
これはきっとアルビ以上に清水の方が思った事でしょう。
これはきっとアルビ以上に清水の方が思った事でしょう。
ある意味、前半を無失点で折り返す事が出来たのはアルビの作戦通り。
ホント、あえて書くのも恥ずかしいぐらい誰もがわかってる事なんですが、
アルビの勝負どころは当然、清水がナビスコCでの疲れが出てくるであろう後半なのです!

だから、相手の動きが鈍くなるまではガマンガマン。
アルビの勝負どころは当然、清水がナビスコCでの疲れが出てくるであろう後半なのです!

だから、相手の動きが鈍くなるまではガマンガマン。
って、おっと! そう考えていたら後半9分、清水の鍋田選手がアルビのゴール前にクロスを上げ、
小林選手のヘディングシュート!
小林選手のヘディングシュート!
うわぁ! やられたっ! と思ったけど、クロスバーが弾いてくれました。
おぉ・・・この試合最大のピンチも乗り切って、これは運がやっと巡ってきたかもしれないぞ!

このピンチの後の後半14分、右サイドのCKをゲットした時に、
テレビカメラがスタンド2層目のアルビのサポのアップからCKを蹴るアランを映し、
その後、ゴール前にゆっくりと上がってくる大輔と直樹を追っていました。

このピンチの後の後半14分、右サイドのCKをゲットした時に、
テレビカメラがスタンド2層目のアルビのサポのアップからCKを蹴るアランを映し、
その後、ゴール前にゆっくりと上がってくる大輔と直樹を追っていました。
ボクはそのセンターバックの二人に「FWじゃなくてもいいんだ、大輔、直樹たのむぞ!」と
テレビの前で叫びましたよ。
テレビの前で叫びましたよ。
きっと、ボクもそうですがテレビカメラも、もしかしたらこの試合を見ていたみんなが思ったかもしれません。
『この試合、ここで動くぞ』と。
『この試合、ここで動くぞ』と。
そして、アランのキックは中央でロペスとヨンアピン選手と競り合い、
後ろに流れていってしまいましたが、そのこぼれ球が来る事を後ろから狙っていたのが石川直樹!

ゴーーーーーール!! よっしゃあ!先制点!
後ろに流れていってしまいましたが、そのこぼれ球が来る事を後ろから狙っていたのが石川直樹!

ゴーーーーーール!! よっしゃあ!先制点!
直樹の魂の籠ったヘディングは、今季自身の初ゴールでした。
DF陣がガマンにガマンを重ねて、そして一番ガマンしていた者が自らを楽にさせる待望のゴールですよ。
さあ、この一点を死守だ! いや、引いちゃダメだし、もっと得点をとらなきゃ!
後半24分、相手のパスミスをカットしたロペスがドリブルで侵入し右からグラウンダーのボールを中央へ。
そこにいたミシェウの足元に入ったが、なんとか右足でシュートを放つ!
そこにいたミシェウの足元に入ったが、なんとか右足でシュートを放つ!
と思ったけど、またもや相手GKのファインセーブ。

うぅ、こういう機会を逃しているとまた流れがかわっちゃうよぉ・・・

うぅ、こういう機会を逃しているとまた流れがかわっちゃうよぉ・・・
そう思っていたら、先に失点をしてしまったからなのか?
ついに疲れが出てきたからなのか? ここから清水のサッカーが急激に変わりました。
ついに疲れが出てきたからなのか? ここから清水のサッカーが急激に変わりました。
細かいパスを回していた清水は、タテへタテへと通してこようとします。
左右に細かくつなぐ動きは怖いけど、そんな長い一発を狙ったパスはアルビの守備陣にとっては
とっても守りやすい流れですよねぇ。
とっても守りやすい流れですよねぇ。
集中してミスさえしなければ、致命的なシーンは訪れないはず・・・

と、思っていたら後半37分、GK黒川の痛恨のファンブル!
あぁ!! 危ないっ! と思ったけどツメた瀬沼選手に大輔は打たせませんでした。

と、思っていたら後半37分、GK黒川の痛恨のファンブル!
あぁ!! 危ないっ! と思ったけどツメた瀬沼選手に大輔は打たせませんでした。
「集中だ!集中!」残りの約15分間、ボクは撮り疲れたようにこればっかり言っていましたよ。
「早く終われ、早く終われ」と心の中で呟きながら。
「早く終われ、早く終われ」と心の中で呟きながら。
最初のカードは後半32分、アランから試合のペースを落ち着かせられる征也へ。
つづいて後半40分、疲れが見えてきたミシェウから、元気な武蔵をいれれば清水もキツいはず。
そして後半43分、この試合で一番の大仕事をし、両足をツッてしまった直樹から健太郎へ。

さあ、あとはこの4分のアディショナルタイムを乗り切れば。
っていうか、もう5分過ぎてるんですが・・・もう三門も走れなくなっちゃってるし、長い、長すぎる。
つづいて後半40分、疲れが見えてきたミシェウから、元気な武蔵をいれれば清水もキツいはず。
そして後半43分、この試合で一番の大仕事をし、両足をツッてしまった直樹から健太郎へ。

さあ、あとはこの4分のアディショナルタイムを乗り切れば。
っていうか、もう5分過ぎてるんですが・・・もう三門も走れなくなっちゃってるし、長い、長すぎる。
早くホイッスルを鳴らしてくれ・・・新潟の運命がかかってるんだ。
もう息が吸えなくなりそうになっていたその時、やっとアルビの勝利を告げる笛が鳴りました。
「0-1」・・・内容は正直最高とは言えませんが、結果はボクらが臨んでいたものです!
バンザーイ♪ バンザーイ♪ バンザーイ♪ バンザーイ♪ バンザーイ♪

柳下監督がインタビューで言っていた様に、勝ち点「3」をとるにはこの戦い方しかなかったんですよ。

柳下監督がインタビューで言っていた様に、勝ち点「3」をとるにはこの戦い方しかなかったんですよ。
耐えて、耐えて、ガマンして、それでも巡って来た少ないチャンスを活かす戦い。
サッカーとしてはつまらないかもしれません。
だけど、アルビは悲しい事に、攻撃力が無くミスが多いチームなんです。
相手より勝っていると言えるのは粘り強い守備と運動量のみ・・・
相手より勝っていると言えるのは粘り強い守備と運動量のみ・・・
そんなチームが勝つにはこれしか無かったんですよ。
でも、それで勝ったんだから、作戦通りという訳です。
でも、それで勝ったんだから、作戦通りという訳です。
まあ、あと勝っているところと言えば清水が「優勝したい!」という気持ちよりも、
アルビの「J1に生き残りたい」という気持ちの方が強かったという事かもしれません。
アルビの「J1に生き残りたい」という気持ちの方が強かったという事かもしれません。
しかし今節、ガンバや大宮はドローで共に勝ち点「1」を積み上げてしまい、
アルビは差を縮めることは出来ても順位は17位のままです。
アルビは差を縮めることは出来ても順位は17位のままです。
ホントこの2チームはしぶといですねぇ。 特に大宮は順位も一つあげましたもんね。
その代わりにJ1残留ギリギリ15位に落ちてきたのは、西野監督の解任を放ったヴィッセル神戸。
そこまでは勝ち点「2」差で、もし次節アルビが勝てば最高3チーム抜く事ができ、
一気に降格圏内を脱出できるんです。
一気に降格圏内を脱出できるんです。
って「もし」じゃなくて、絶対勝たないとですね。

そんな次のアルビレックス新潟は11/17(土)、ホームの「東北電力ビッグスワンスタジアム」で行なわれる
J1リーグ第32節、「川崎フロンターレ」との対戦があります。

そんな次のアルビレックス新潟は11/17(土)、ホームの「東北電力ビッグスワンスタジアム」で行なわれる
J1リーグ第32節、「川崎フロンターレ」との対戦があります。
今季川崎とは開幕戦でアウェイで戦い、「1-0」の敗戦。
そして今節川崎は優勝争いをしているレッズを下し、レナト選手がハットトリックを叩きだすなど、
アルビよりも何倍もの攻撃力を持っている怖いチーム。
アルビよりも何倍もの攻撃力を持っている怖いチーム。
しかし、川崎とのここホームでの対戦成績は12勝1分2敗、13戦連続負けなしは有名な話!
川崎にとってまさに新潟は鬼門なのです!
これこそホームの力! (決してスプリンクラーの力じゃないですよねぇ?)

2003年、新潟はこのチームがJ1に昇格するために
4万人以上の人が「ビッグスワン」に集結し力を合わせて戦いました。

2003年、新潟はこのチームがJ1に昇格するために
4万人以上の人が「ビッグスワン」に集結し力を合わせて戦いました。
そのチームに一喜一憂し、仕事や生活を犠牲にしてまでも応援もしましたね。
たしかにJ1では涙を飲む事が多かったけど、
それ以上にそれを忘れるぐらいの興奮を与えてくれたのも事実です。
それ以上にそれを忘れるぐらいの興奮を与えてくれたのも事実です。
今はすっかりアルビから離れていってしまった方も、
もし一度でもアルビに熱い思いを与えてもらっていたのなら、今こそ恩返しをしましょう。
もし一度でもアルビに熱い思いを与えてもらっていたのなら、今こそ恩返しをしましょう。
また、まったくアルビには興味無い方でも、もし新潟を愛する心がある方ならば
この新潟にプロサッカーのトップリーグにあるチームを失わないために力を貸してください。
この新潟にプロサッカーのトップリーグにあるチームを失わないために力を貸してください。
11/17(土)「ビッグスワン」に集結し、みんなで新潟の誇りを守り抜きましょう!