J1第30節「サガン鳥栖」【J特】 | 馬の会長日記

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「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

『この地にJ1があるという誇りを賭けて!』

白鳥も飛来し、さわやかな秋晴れでも日影に入るとすっかり肌寒く、冬の足音が聞こえてきた
10/27(土)は、ホーム「東北電力ビッグスワンスタジアム」で行われた
J1リーグ第30節「アルビレックス新潟 vs サガン鳥栖」に家族で参戦してきました!

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残りあと5節。
前節終了時でアルビは勝ち点「31」の17位のJ1残留崖っぷちです!

もう残留争いしているライバルチームとの直接対決が無い中、
他力本願でライバルとの対戦相手が勝つ事願いつつ、
アルビは兎にも角にも勝ち点を出来るだけ重ねていかなければなりません。

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今節の相手の佐賀は今季J1に上がってきたばかりのチーム。

佐賀のサポーターの皆さま、ビッグスワンまでお越しいただきありがとうございます。
多くの低評価の下馬評をあざ笑うかのように堅守で勝ち進んできて現在9位と大健闘ですね。

やっとJ1で出会えたばかりだし、来年も同じ舞台で戦えるよう
ACL出場権は忘れて、勝ち点はぜひ新潟に置いて帰ってくださいね。

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今季佐賀とは第7節にアウェイで戦い、「1-0」の敗戦でしたし、どうもアルビは守りの堅いチームが苦手。

しかし、佐賀とのリーグの対戦は14勝5分2敗とアルビの圧勝で、
ほとんどJ2の頃と言えどもホームでは負けていないんですよ。

さらにアルビはこれでもリーグ5負けなし、それに対して佐賀は現在3連敗中。

今季は特に不調な攻撃陣ですが、ここは何とか切り込んでもらって先制点をとって欲しいですねぇ。

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試合前のスタジアムの外では多くのサポーターが集まり、選手の入り待ちをし気合の声援を送り、
さらにはコールをしながらスタジアムの周りを行進しました!

また、先日の10/23(火)の夕方には、野球場の「HARD OFF ECO スタジアム新潟」にも
多くのサポーターが集まり、「We are ONEプロジェクト」の一環として大弾幕作りが行なわれましたね。

その大弾幕はオレンジ、ブルー、ホワイトの3枚で、勝ち点「3」の奪取を願って長さ33m。

オレンジには
『10年目もこの舞台で!自分を信じて全力全身全霊で迷わず最後まで走り抜け!!』

ブルーには
『新潟を愛する心は一つ!今こそ勇気を持って一歩前へ思いをひとつに一緒に闘おうWe are ONE!!!』

ホワイトには
『アルビレックス新潟の歴史を背負い今誇りを胸に持てる力を振り絞り一丸となって未来を切り抱け!』

今季、ケガで出場が絶望的になったGK東口も加わってつくった魂の籠った言葉がピッチ脇に掲げられました。

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この日、先に試合が行われてた16位のガンバは勝ち点「1」を積み上げ勝ち点差「2」に
15位の大宮は勝ち点「3」を積み上げ勝ち点差「5」になったと情報が入ってきました。

でももう、何も怖い物なんてありません。

ここは我らのホーム「ビッグスワン」!
これまでいく度の困難も乗り越えてきた多くのアルビを愛するサポーターも一緒です。

オフィシャルスポンサーである「日清食品さま」の応援メッセージに魂を沸騰させ、
23,254人に埋まったスタジアムの熱い思いがピッチに注がれました!

インスタントではない歓喜は、17:03のホイッスルから約90分後に味わえるはずです!
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立ち上がりから、ボールを持った相手に激しくプレスをかけ相手のミスを誘い、
奪ったボールはシンプルに縦へ縦へと運ぶ。

そして、前線のエースの動きを信じて相手ゴール前にボールを入れ込む・・・

そう、ホントはこれをアルビの事として書きたかったのですが、残念ながらこれは今節の鳥栖のサッカー。

アルビがやりたいこと、やるべき事をほぼやられたという感じです。

アルビは出だしからさすがに気合は入っていましたが、その出鼻をくじくように
前半3分、水沼選手が、ペナルティエリア手前の右からフワリと
アルビゴール前にボールを入れると、マウスピース豊田選手が見事なトラップをし、
左足のシュートでアルビのゴールをいとも簡単に揺らしました。

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な、なんと! 先制点は鳥栖。

なんて簡単にゴール前に入れられ、なんて簡単のシュートを打たれるのだろう・・・

もう、なにやってるんだよ!

豊田選手がゴールのよろこびを表現し、勢い余ってコーナーフラッグを抜いてしまったことに
スタンドからブーイングが起こったが、この立ち上がりの失点は
アルビのディフェンスが集中出来ていなかった事だと思い、そっちにブーイングしたくなっていましたよ。

累積欠場の大輔の代わりに出た健太郎や、
GK東口の代わりに黒河も躍進のチャンスなんだからしっかり集中してくれよ!

また、亜土夢はフェイスガードをしての出場ですが、
先日、練習中に石川直樹の足が当たってしまって鼻骨骨折をしてしまったらしいです。

その直樹自身はつい先日フェイスガードをして試合に望んだが、
プレイに集中できないと試合開始13分で顔から外していたのを思い出しました。

と、この時は「集中力の問題」だと思っていました。

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しかし、この展開は一時的なものではありませんでした・・・

相手はアルビがボールを持つと激しく身体を寄せてきます。
そこから慌ててパスをしても簡単に相手にカットされるんです。

当然アルビも同じく前線からの激しいプレスが持ち味なので、ボールを奪いに行きますが、
その時の促し方も相手の方が的確だし、例え奪われてもまたすぐにプレスに来ます。
当然、ルーズボールの取り合いも、競り負けてなくてもその後取られてしまうのです。
もう翻弄されてしまっているって感じ。

そして、攻撃に転じると、ロングボール。
スローインも、FKもすべて機会があると全部ゴール前に入れてきます。

最後にはそこを注意しなければいけないことぐらい、サポーターのボクらでもわかるのに、
ピッチ上の選手も、それに対応できていない感じ、「違和感」がありましたね。

なので、次の得点も当然鳥栖の追加点。

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前半38分、豊田選手が高橋選手へとパスをしゴール前に入ると、
再び水沼選手から絶妙なクロスが入ってきて、ペナルティエリア中央で豊田選手が
きっちりヘディングシュートを決めて「0-2」。

アルビにとって敵の最も警戒しなければならないとわかっていた形、
そして鳥栖は得意な形を見事2度も実演して見せました。

なんで、こんな上手いことやらせてしまうんだ?

選手の闘士は感じる、枠に行かなかったが三門や石川の決定的なシュートもあった、
黒河のスーパーセーブもあった・・・

しかし、何かが違う・・・なんだこの「違和感」???

このままではダメだ・・・ここはもう何かを大きく変えなければ勝てない。

きっと柳下監督もそう思ったのでしょう。

征也からルーキーの鈴木武蔵へ、そして勲から今年初出場の酒井宣福へと
若い力に希望を抱き、後半の最初から2枚のカードをきってきました。

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確かに、この2人の投入はチームにも活気が生まれ、スタジアムのボルテージも上がり、
流れは少し変わったようにも思えました。

個々の打開からチャンスも生まれてはいますが、前半からある「違和感」はまだ無くなりません。

やはりまだ荒削りなだけに個人のミスから、さらにチーム全体のミスへと連鎖していたりしますが、
そんなことじゃないんです。

もう、認めたくはないけれど、はっきり言ってアルビよりも、
昨年までJ2だった鳥栖の方がすべての上で1枚上手です。

これが今年J2に極めて近づいているチームの力という訳なのだろうか?

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後半24分に亜土夢に替わって貴章を入れたけれど、現状を変える力もなく
アルビはホームで「0-2」と無得点の複数失点で勝ち点を積み重ねることが出来ませんでした。

とってもショックです。

それはただ単に負けたからというだけでなく、選手も一生懸命やっていた、
監督もあの手この手と尽くした、サポーターも出来るだけの事はやった・・・

しかし、完敗。

藤田選手のロングスローに終始恐れていて、水沼選手の絶妙なボールさばきに常に翻弄され、
豊田選手の決定力に屈した。

正直、手も足も出なかった・・・って、手は出しちゃいけないですが。

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いや、決してアルビが強いチームでは無いと、わかってはいたんですよ。

それでもなんだか現実を見せつけられた気がして、それがスゴいスゴいショックで、頭の中が真っ白でした。

ゴール裏も、多少の野次はあったけどブーイングは無し。
ボクもひたすら意識もないままアルビコールをしました。

寒い・・・寒すぎる。

この夜は「十三夜」と秋の月見をする日とされていますが、もう身も真冬の様な凍える寒さです。

もう、今自分に言い聞かせられること、それは一つ『まだ、終わってはいない!』。
そう、次節まで繰り返し気持ちを切り替えますが、時間がかかりそう。

ボクらサポーターの心が折れないために、さらにボクらを応援してくれるサポーターが欲しいところです・・・

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次のアルビレックス新潟は11/7(水)、アウェイの「アウトソーシングスタジアム日本平」で行なわれる
J1リーグ第31節、「清水エスパルス」との対戦「オレンジダービー」があります。

今季の清水とはホーム「ビッグスワン」で行なわれた第12節 で対戦しましたね。

柳下監督が就任しての初めての公式戦となった試合でしたが、
前半39分に亜土夢から征也への連係で奪った先制点を守りぬき、
「1-0」とリーグ戦約8ヵ月ぶりの今季ホーム初勝利を手中に納めました。

そのいいイメージがある清水戦ですが、あくまでも清水にとって鬼門なのは「ビッグスワン」。

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通算対戦成績は9勝5分9敗と五分五分って事は、逆を返せば敵地で3勝2分7敗なので
アルビにとって日本平は鬼門って事になってしまいます。

現に、清水が決勝までコマを進めたナビスコCでは、4/4に敵地で戦い「0-1」と惨敗でしたしね。

しかし、あくまでも鬼門は傾向であり、ジンクス。
今さら鬼も蛇も怖くない、ただ一つ怖い事は闘志を失う事のみ。

残留とか降格とかじゃなく、プライドを賭けよう!
J1リーグのオレンジはどちらが相応しいかを決める戦いだと思って。

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ところで、Eスタンドの外側に建てているこの石像ってなんだろう?
親子がサッカーをやっている姿の様な気がしますが・・・