アヤメよりも蛙の子 | 馬の会長日記

馬の会長日記

「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

先日、アルビレックス新潟のトレーニングマッチを見に新発田市の「五十公野公園」に足を運んだのですが、
実はそのついでに寄って行きたい場所があったんです。

でも、その時は不運にも雨が降ってきて後ろ髪ひかれる思いで断念してしまいました・・・

なので仕切り直してこの週末、いいお天気の中再び足を運びましたよ。

それは、昨年も行った「しばたあやめまつり」です。

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ここ「五十公野公園」内にある「あやめ園」は、県内随一の300品種60万本の「あやめ」が咲き誇り、
「日本四大あやめ園」に数えられるほど。

昭和58年から毎年行なわれている「しばたあやめまつり」には県内外から多くのお客さんが訪れるそうです。

だいたい有名な「あやめ園」は平野や湿地にあるのが通常ですが、
ここは山々に囲まれた自然豊かな場所にあるんです。

そのマイナスイオンたっぷりの森林の公園内を息子と一緒に歩いてめぐりますよ。

基本入園は「無料」となっているのですが、
まず入り口で入園協力金として100円を払いパンフレットをもらいます。

このパンフレットがあれば記載されている新発田市内のお店で様々なサービスが受けられるようです。

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入り口左手には「升潟」という小さな湖があり、そこでは釣りをしている人がたくさんいました。

何が釣れるのかはよくわかりませんが、この「升潟」は冬には白鳥も飛来するので、
写真家の人たちにも有名なスポットなんだそうですよ。

その「升潟」を左手に見ながら木陰が気持ちいい道を奥に進んで行きます。

道沿いにはぼんぼりがありますが、夜には沿道も灯され、「あやめ園」自体もライトアップされ、
しかもあたたかい日が続くとホタルまで現れるそうで、それはそれは幻想的なんだそうですよ。

今は息子がいるので夜の観賞ができませんが、いつか夜の「あやめ園」も見に来てみたいです。

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で、「あやめ園」までは入り口から約4~500m奥にあるのですが、息子は落ちている石や木の枝、
「升潟」にいるアヒルなど、いちいちリアクションをするのでまったく先には進めません・・・

そこを有料で往復する人力車に何度も抜かされていっていますよ。

昨年、息子はベビーカーに乗って見て回りましたが、
自分で歩けるようになったらまったくベビーカーに乗ってくれません。

自分で歩けるようになったらもっと楽になると思っていましたが逆なんですね・・・

まあ、でも色んなことに興味もってくれるということはいいことです。

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やっと目的の「あやめ園」に到着しました。

昨年は最終日にきてしまい花がしおれ気味だったということもあって、
今年は早目に来てみたのですが、今度はつぼみばっかりでした。

入り口の看板には「五分咲き」と書いてあったのですが、昨年よりもさみしいかな・・・

まあ、いろいろ種類があって全ての花が一斉に咲く訳ではないみたいですし、
当初の予定の先週はまだ「一分咲き」と書いてあったそうなので、それよりはマシか。

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その中でも、この時季に花を咲かす種類はしっかりと咲き誇っていましたよ。

「あやめ」の花って、一つに対し一輪の花を咲かすので群生で咲いていなくても
とっても力強く迫力がありますよねぇ。

また、それぞれの花の下にはその名が書かれたフダがあり、漢字のものが多いのですが、
その名前がまさに力強かったり、神々しかったりするものばかり。

「あやめ」は毎年品種改良が進み、新しい花が生まれるたびに命名するそうなのですが、
そのロマンあふれる名から命名者の花に対する想いがよく伝わってきますよ。

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それにここには300品種もあると言うだけあって、様々な花や葉の色、形があり、
生息する地も小川が流れるところにあるイメージですが
それだけではなく乾いた畑みたいな所を好む種類も多いみたいで、意外にも様々な個性があって面白いです。

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それは昨年も解説したので詳しくは省きますが、一言で「あやめ」って言っても、
大きく「アヤメ」「カキツバタ」「花菖蒲」の3つの種類に分けられているそうなんですよ。

まあでも『いずれがあやめかきつばた』という似ていて迷ってしまうことを意味する言葉があるように、
見わけるのは大変難しいんだそうですが。

ちなみに、これらは全て「アヤメ科」に属すので、全部を「あやめ」と呼んでもウソではありません。

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また、一般的に古くからこれらを全て「ハナショウブ」とも呼んだりするのですが、
これは「端午の節句」の「菖蒲湯」とかで使われる邪気を払うとされる「菖蒲の葉」が、
この「アヤメ科」の葉に似ていて、その花をつける種類が「ハナショウブ」とされていたところからくるんだそうです。

「菖蒲の葉」は「サトイモ科」なので、まったく違う種類なんですけどね。

って、また今年も「あやめ豆知識」を書いてしまいましたが、
そんなの関係なしに息子には素直に花を愛でる心を芽生えさせてもらいたいです・・・

・・・!?

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って、あれれれ? まったく花なんて見てな~~~い!?

こんなにキレいな花がたくさん咲いているのに、息子は座り込んで何かに夢中。

ひたすら小川に小石を投げ続けていて、まったく散歩にもなっていません。

「お~い、先行くよ! たっちゃん置いて行っちゃうぞ~」って言うと、
息子は『ばいば~い♪』と手を振りそこから全く動こうとしませんよ。

いったい何をしているんだろう?

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覗きこんでみるとそこには、たくさんの小さな小さなオタマジャクシがいました。

小石を投げ入れたりすると、オタマジャクシが動いたりするのが面白いようです。

「オタマジャクシはカエルの赤ちゃんなんだよ。 イジワルしちゃダメだよ。」と教えてあげてると、
それが理解できたのか? 息子は水面の上で「いい子、いい子」する仕草をしていましたよ。

と言ってもまったく動かないので、「あっちにカエルがいたよ」と言って歩かせたり、
大きめの石を蹴らせたりして、なんとかちょっとずつ移動・・・

かと思えば、飛んでいるトンボやチョウチョを追いかけたりと、
親が小川に落ちないかとヒヤヒヤしたり、まったく進まなくてやきもきしたりする中、
息子は息子なりにこの自然豊かな「あやめ園」を満喫したようですね。

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帰りにはまた今年も入り口にあるログハウス調の喫茶店、「森林館」に立ち寄りました。

相変わらず、この時季には珍しい熱々の「みそ田楽」の香りが漂っていましたが、
ボクはオススメの「アイスコーヒー」を飲みました。

息子は家から持ってきた野菜ジュース。

さすがにたくさん歩きまわったので、みんな喉も乾いていて一気に飲み干しちゃいましたよ。

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実は、この会場で新潟市のブロ友さんがフリーマーケットを出店されているとのことで、
もしかしたらお会い出来るかも?
と思っていたのですが、ボクらが行ったのはもう夕方で、フリーマーケットどころか
出店もたたみ始めていましたよ。

昨年は食べた新発田発祥の下越名物、「ぽっぽ焼き」も食べられませんでした・・・

もっと早い時間にくれば、お祭りの期間内は、よさこいや物産販売会、ステージイベントなどがあるそうです。

ちなみに今年の「しばたあやめまつり」は6/16(土)~7/3日(火)の予定だそうなので
ぜひお近くの方は足を運んでみてください。

今週末辺りが見頃のピークになるのかなぁ?

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最後は、今年の春に完成したばっかりの高さ5mぐらいある新遊具「DONGURI」で遊んでいきましたよ。

この遊具の対象年齢は「3~12歳」と書いてあったのですが、
親が目を離さず見ているから小さな滑り台だけ滑らせてね。

って言っても、階段を上るのを手伝おうとするようなものなら息子は『じぶん~』と、
ボクの手を払って、一人で上っちゃうんですけどね・・・

ホント子どもの体力って測り知れないですね。

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幼児は「年齢×㎞」の距離を歩けると聞きましたが、
今日ここだけで歩いた距離は軽く3~4kmぐらいはありますよ。

それにしても、まだ追いつけるスピードだからいいけど、
この先もっと成長すると、ボクの体力面や息子の安全面など不安でなりません。

まあ、でも「あやめ」とは直接的に関係なかったかもしれませんが、豊かな自然の中でたくさん身体を動かして、
たくさん色んなものと触れあって、息子はまた一つ大きく成長できた気がします。

ボクも見た目が大きく成長してきたので、ちょっとは運動しなきゃ。