ここ旧安田町には「サントピアワールド」にめちゃめちゃ近いところに
「宝珠温泉」と「安田温泉」、2つの日帰り温泉施設があるんですよ。
「宝珠温泉」と「安田温泉」、2つの日帰り温泉施設があるんですよ。
どちらも行った事はあるのですが、今回は安田温泉「やすらぎ」に向かいました。
旧安田町は今は「ヤスダヨーグルト」の本社ある酪農の町としていられていますが、
昔から「安田瓦」でも有名なところで、「やすだ瓦ロード」の看板のある道を進んで行きます。
昔から「安田瓦」でも有名なところで、「やすだ瓦ロード」の看板のある道を進んで行きます。
この安田温泉「やすらぎ」は、瓦工場の敷地内で温泉の掘削に成功し、
工場の建物を利用して宿泊もできる温泉施設として開業したところなんです。
工場の建物を利用して宿泊もできる温泉施設として開業したところなんです。

まず最初に目につくのは入り口の赤い提灯や、演劇のポスター。
なんだか昭和の大きな健康ランドみたいで賑やかな感じもあって、
ゆったりと静かに温泉を堪能したい人にとってはちょっと引いてしまう雰囲気です・・・
ゆったりと静かに温泉を堪能したい人にとってはちょっと引いてしまう雰囲気です・・・
これは大衆演劇「かわら座」のお知らせで、これを見るには大人1500円、小人800円と別料金が必要で、
会場も日帰り温泉とは別の2階で公演されているので、温泉だけが目当ての方も心配はいりません。
会場も日帰り温泉とは別の2階で公演されているので、温泉だけが目当ての方も心配はいりません。

入り口を入り下駄箱で靴をあずけて、券売機で入湯券を購入します。
料金は大人800円でタオル付き・・・
そしてなんと! 息子は無料じゃなくてタオル無しで200円かかるんです!
あの国内線の飛行機だってお金がかからなかったのに、息子で初めて子ども料金が必要となりましたよ!
ちなみに3歳~小学生がタオル付きで400円、2歳が300円、1歳が200円となっていて
発券機にない息子の料金は直接フロントで支払いました。
発券機にない息子の料金は直接フロントで支払いました。
下駄箱の鍵と交換でロッカーキーやタオルをもらいます。
その時フロントの方に『ロッカーを「ベビーベット」の近くにしましょうか?』
と、気を使っていただいたのですが、残念なことに「ベビーベット」は女湯にしかないそうです。
と、気を使っていただいたのですが、残念なことに「ベビーベット」は女湯にしかないそうです。
息子と一緒に入るのはボクなので、男湯にも「ベビーベット」は欲しかったなぁ・・・
と、切実にこの事を痛感する出来事が後ほどありました。
と、切実にこの事を痛感する出来事が後ほどありました。

入り口から右に行くと2階につづくエレベーターや有料の個室があり、
左にいくと「食堂」兼、無料休憩が出来る「大広間」が広がっています。
さすがもと瓦工場だけあって、広々としていますねぇ。
それに座敷だけでなく、足の悪い方にもうれしい丸テーブルの椅子席があるのは気が利いてますね。
ちなみにセルフサービスの食堂「お食事処阿賀屋」は結構こだわりの食材を使用していて
お米がこしひかり100%なのはもちろん、館内で食べるその日分だけを精米したり、
お醤油は長岡名産「越のむらさき醤油」、塩は「赤穂の天塩」などを提供しているそうです。
お米がこしひかり100%なのはもちろん、館内で食べるその日分だけを精米したり、
お醤油は長岡名産「越のむらさき醤油」、塩は「赤穂の天塩」などを提供しているそうです。
また、地元で採れた野菜、ヤスダヨーグルトや川上豆腐などの名物など、
売店もとっても充実していましたよ。
売店もとっても充実していましたよ。

奥に進むとお風呂の入り口があり、男子は「阿賀の湯」、女子は「五頭の湯」で入れ替えはなさそうです。
中に入るとズラリとならぶロッカーにビックリ!
ざっと500はありましたが、着替えるスペースはそんなに広くないかな。
内風呂は「大浴槽」にそれより温度が高めな「小浴槽」。
そして、湯がボコボコするのにビビっていた息子の苦手なジャグジー&ジェット風呂にジャグジー付き寝湯。
四方八方から体中に放水される「ボディシャワー」にも
息子と一緒に入ったのですが、息子はまたビビって逃げ出し、
息子と一緒に入ったのですが、息子はまたビビって逃げ出し、
その後ボク一人だけが放水地獄に取り残されたのかと思った息子は
『ぱぱぁ~! ぱぱぁ~!!』と、ボクを助けようと外から手を伸ばしていましたよ。
『ぱぱぁ~! ぱぱぁ~!!』と、ボクを助けようと外から手を伸ばしていましたよ。
その姿が面白くて、「うわぁ~~っ! 助けてぇ~」と叫んじゃいましたよ。
何をやっているんだか、この親子は・・・

その他「サウナ」や「水風呂」もありますが、実は内風呂は温泉ではないんですよ。
『五頭連峰、阿賀野川からのミネラル豊富な伏流水を使用しております。』
と書いてありますが、要するに天然水を温めたものです。
と書いてありますが、要するに天然水を温めたものです。
まあ、水道水じゃないからカルキ臭もしないし、
洗い場の水も全てこの水を使っているからそれなりに貴重かもしれませんね。
洗い場の水も全てこの水を使っているからそれなりに貴重かもしれませんね。
それに、温泉も地熱で温められた地下水ですしね。
ちなみに20ヶ所ほどあって洗い場はボディソープ、シャンプー完備。
全て仕切りがあるのがうれしいですね。
全て仕切りがあるのがうれしいですね。
で、肝心な温泉は?

そうなんです、「露天風呂」だけが「安田温泉」を堪能できるんです。
何で内風呂に温泉を使わなかったのか?
その理由はこの「露天風呂」見てわかった気がします。
その理由はこの「露天風呂」見てわかった気がします。
なんと岩風呂がまっ茶色・・・って抹茶じゃないですよ、ブラウンです。
とっても鉄分が濃い泉質であることが一目でわかります。
これでは内風呂のタイルなども茶色に変色し、水道なんかすぐにサビちゃいますね。
これでは内風呂のタイルなども茶色に変色し、水道なんかすぐにサビちゃいますね。
それほど濃いお湯はありがたいことに100%源泉使用。
源泉名は「安田温泉」で、泉質は「ナトリウム-塩化物強塩泉」(中性高張性低温泉)。
色は薄赤茶色に濁っていて、味は鉄臭くてしょっぱいですが、肌のスベスベ感が感じられ、
炭酸成分も多いので保温効果もありそうです。
炭酸成分も多いので保温効果もありそうです。
はっきり言って温泉好きにはうれしいかなり濃い温泉ですよ♪
また、屋根付きで外との仕切りも高いので眺望はあまり良くない「露天風呂」ですが、
なんと、温泉の温度によって浴槽が3つも用意されているんです。
なんと、温泉の温度によって浴槽が3つも用意されているんです。
そんなに温度差いるかなぁ? とも思いつつ、細かい気配りですよね。
息子も一番ぬるい浴槽の中を行ったり来たりとうれしそうに歩きまくっていましたよ。
昔は温泉も抱っこしないと入れなかったのに、ボクもやっとゆっくり浸かれるようになれてうれしいです♪

だがしかし! いちばんの戦場は湯あがり後に待っていました!
なるべくお風呂場でボクと息子の水気を拭いて脱衣所に行き、
まず一番最初にやらなければならないのが、オムツを履かせること。
まず一番最初にやらなければならないのが、オムツを履かせること。
息子はオムツを脱ぐとおしっこをするクセがあるのか?
浴槽に入る直前にもよくお風呂場でおしっこをしちゃうんですよねぇ。
浴槽に入る直前にもよくお風呂場でおしっこをしちゃうんですよねぇ。
浴槽に入ってからよりはマシなのですが、そこまで間に合わず脱衣所でジョ~としてしまった事も何度か・・・
だから、まずは息子の身体を拭いてからオムツを履かせて、次にボクが身体を拭くんです。
しかしこの時、とんでもない事態が!!?
なんと、オムツを履いた息子が突然走り出し、男風呂の脱衣所から脱走してしまったんですよ!
えぇ~~~っ! 当然ボクは身体の水分も拭けて無い状況どころか、全裸!
だけど、追いかけないと! と、腰に急いでバスタオルを巻き。
このまま大広間にまで行く覚悟もして、男子風呂から出た瞬間・・・
偶然的にも隣の女湯から相方がちょうど出てきていたのです。
はぁ~~~、良かったぁ・・・
ボクはほんのちょっと外に出ましたが、息子を捕まえて男湯に再び連行しました。

しばらく落ち着きませんでしたが、いつもの体重計作戦でそこに釘付けにすることが出来ましたよ。
いやぁ~、焦ったなぁ。
息子が成長したおかげでお風呂の中ではこれまでになくゆっくりできましたが、
逆に素早くなったので脱衣所はまさに闘いですね。
逆に素早くなったので脱衣所はまさに闘いですね。
ホント、男子風呂にもベビーベットかベビーサークルが欲しいもんです。
とりあえず、備え付けのイオンドライヤーでしっかり2人の髪も乾かし、
ちゃんと服を着て男風呂を出る事ができました。
ちゃんと服を着て男風呂を出る事ができました。
もう、温泉に入ったはずなのに、汗もかくしグッタリ疲れてしまいましたよ・・・
そんな人のためなのか?
お風呂の入り口の左側には「やうたた寝処」という仮眠もとることも出来る薄暗い小部屋もありました。
お風呂の入り口の左側には「やうたた寝処」という仮眠もとることも出来る薄暗い小部屋もありました。
看板に書いてある2階に移動した「金のめだか」とはボディーケアやフットケアを
別料金でやってくれるマッサージルームの事でした。
別料金でやってくれるマッサージルームの事でした。
冬は全館床暖房らしいですし、癒しの設備がしっかりと揃っていますねぇ。

しかし驚きなのが、実はお風呂は2階にもあるんですよ。
それは展望風呂の「男爵の湯」「貴婦人の湯」。
そこもラジウム温泉でも有名な村杉の「薬師石」を使用しているそうなのですが、
お湯はやはり地下水を利用したものなので、今回は入りませんでした。
お湯はやはり地下水を利用したものなので、今回は入りませんでした。
また、貸切風呂「だんらんの湯」(1時間1,000円)っていうのもあったので、
息子があまりにも手に負えなくなったら考えてもいいかもしれませんね。
息子があまりにも手に負えなくなったら考えてもいいかもしれませんね。
そしてさらにさらに、岩盤浴の「岩盤・玉川」(大人1200円、小人800円)っていうのもあるんですよ。
岩盤浴に使用されているのは、秋田の玉川温泉「北投石」や「焼山石」、
地元村杉温泉の「薬師石」、北海道の「ブラックシリカ」など、
癌にも効果があるとされる有名な石たちで浴槽がつくられているんだそうですよ。
地元村杉温泉の「薬師石」、北海道の「ブラックシリカ」など、
癌にも効果があるとされる有名な石たちで浴槽がつくられているんだそうですよ。

ウチの暴れん坊小将軍は、またまだ遊び足りず「大広間」の隅にある
「キッズコーナー」を満喫しています。
この「キッズコーナー」が「喫煙コーナー」のすぐ脇にあるのはどうなんだろうか・・・?
遊園地に行って、露天風呂でウォーキングし、脱衣所から脱走して、
たくさん動きまわったはずなのにいつまでもいつまでもここを離れたがらない息子。
たくさん動きまわったはずなのにいつまでもいつまでもここを離れたがらない息子。
結局、最後は無理やり引き剥がしてまたもや連行することとなりました・・・
※泉質、施設、アメニティ、料金、アクセス、雰囲気、清潔度、混み具合、
その日の気分、体調などなど、ボクの独断と偏見とわがままで付ける、★5点満点の温泉「お好み度」。
その日の気分、体調などなど、ボクの独断と偏見とわがままで付ける、★5点満点の温泉「お好み度」。
・・・お好み度★★★★☆
源泉100%の濃いお湯を堪能でき、温泉ではない内風呂も天然水を使用。
細かい温度設定のお湯や、露天風呂をフォローする眺望風呂。
細かい温度設定のお湯や、露天風呂をフォローする眺望風呂。
さらには、ゆったりした大広間、こだわりの食事、充実した売店、足りなくなることのないロッカー、
テーブル席や仮眠室、床暖房という気づかい、息子もよろこんだチャイルドルーム、
別料金ですが、大衆演劇やマッサージルーム、岩盤浴、有料個室に貸し切り風呂、などなど・・・
テーブル席や仮眠室、床暖房という気づかい、息子もよろこんだチャイルドルーム、
別料金ですが、大衆演劇やマッサージルーム、岩盤浴、有料個室に貸し切り風呂、などなど・・・
至れり尽くせりで言う事無しの感じはするのですが、
もともと工場があった場所だけに、宿泊もできるわりには風景や施設の雰囲気も
普段の生活を忘れて過ごすというところまではいきません。
もともと工場があった場所だけに、宿泊もできるわりには風景や施設の雰囲気も
普段の生活を忘れて過ごすというところまではいきません。
それにそんなに古い施設じゃないのですが、何だかちょっと「惜しい」感じがするのはナゼでしょう?
安田温泉「やすらぎ」 新潟県阿賀野市保田6075-3 電話:0250-68-1555 料金:大人/800円(タオル付) 3歳~小学生/400円タオル付) 2歳/300円 1歳/200円 営業:9時半~22時 休館日:第2水曜日(祝日営業・翌日休館・8月は無休)