広島の矢にアルビの盾を【J特】 | 馬の会長日記

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「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
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今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
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その時思ったことを気ままに更新してま~す。

GWのド真中! 5/3(木)はアウェイの広島ビッグアーチで
J1リーグ第9節「サンフレッチェ広島 vs アルビレックス新潟」が行なわれましたね。

まずは、広島まで遠征に行かれたアルビサポの皆さまお疲れ様でした。

GWなので我が家も参戦する予定もありましたが、
その次の埼スタ遠征にそなえ今回はスカパー!を通して勝利への念を送りました。

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あの悪夢の第8節から中4日、記憶から消したくてもあの屈辱は一生残っていくことでしょう。

それを緩和させるにはやはり「勝利」の二文字しかない!

気持ちだけは切り替えて、次なる一歩へと踏み出しましょう。

と、言っても前節の勝てなかった理由はあの挙動不審なジャッジだけではなく、
それがいい訳に感じてしまうほどのシュート数4本という薄い攻撃。

今季4得点とリーグ最下位の攻撃力ではなかなか「勝利」への道のりも遠いでしょう。

それなのに昨年アルビ一の得点源だったブルーノロペスが、前節の感情的な行動で
カードをもらい出場停止に。

これで万事休すか・・・

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そう思うのは昨年までのアルビ。

今年はFW陣を大幅強化したアルビは逆にロペスに頼らなくったっていいはずです。

先日のナビスコC予選リーグ第3節で「ヴィッセル神戸」をくだした、キショー&ショーキの
日本人FWコンビは、まさに黒崎監督が求めていたものではなかっただろうか?

まずは今節でJ1通算200試合出場になる貴章と、ミシェウの組み合わせで出陣だ!


一方守備ですが、アルビの今季8失点はリーグ5位で、前節はリーグ最多得点を誇る仙台から
疑惑のPK1失点だけに抑えました。

大輔と直樹のCB、そして東口の堅守はアルビの誇るべき盾となってきましたね。

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相手、広島は昨シーズンのヘッドコーチだった森保一監督が率いて、
現在リーグ2位と絶好調なチーム。

千葉ちゃんもいるし、黒崎監督が絶対に負けたくない3チームに挙げた1つですね。

広島との通算成績は4勝7分13敗・・・アウェイでは2009年の1勝のみとはっきり言って苦手なチーム。

そして広島にはJ1通算100得点を達成したばかりで、今季8試合で7得点の現在得点ランキング1位。
これまでのアルビ戦では12試合で7得点という強力な武器、佐藤寿人選手がいます。

その広島の矢を、アルビの強力な盾で防いでくれることを信じ、
千葉選手のいる広島の壁をこじ開けてくれ!

さすがに8戦して1勝、勝ち点5の17位というのはマズい。

もう生き残る手段は「勝利」のみ!




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試合が始まるもお互いゆっくりとした立ち上がり。
今年の対戦相手はアルビのシュートカウンターを警戒してとにかく攻めてこない。

あの攻撃力を誇る広島がここまで堅く守ってくるなんて・・・

さすがアルビをよく知る森保監督です。

昨年はさんざん試合終了の間際に失点が多かったアルビ。
このままガマン比べをしていれば必ず後半にチャンスが回ってくるだろうと思うのは
素人のボクでもそう考えるかもしれない。

案の定前半は、あの攻撃力の広島のシュートが4本のみの「0-0」で前半を折り返しました。

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これは広島が攻めてこないというのもありますが、アルビの守備も堅いと言えるでしょう。

特に、広島のミキッチ選手とキムジンスの左サイドのマッチアップは見ごたえありましたね。

さらに貴章が千葉選手からボールを奪って、決定的チャンスを作ったのも興奮しちゃいました。

でもそこからシュートするまでが一歩遅れてゴールにつながらなかったのはやっぱり貴章・・・

亜土夢のヘディングシュートも枠をはずした様に見えましたが、
そこはさすが、日本代表にもえらばれた西川GKが上手いことコースを消してましたね。

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しかし、後半12分に黒崎監督は勝負に出ました。

亜土夢から将生に交代し、一気にアルビを攻撃モードに。

ここからなんとなく得点の香りが漂ってきていました。

特に、貴章からの絶妙なゴール前のマイナスのパスに飛び込んだのはボランチの菊池直哉。

これは相手ディフェンスに止められてしまいましたが、菊池は前半から積極的に攻撃参加をしていますね。
前半には本間のミドルシュートもあったし。

ボランチのシュートが見られるようになった時は、アルビの攻撃に火がついてきた証拠ですよぉ。

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そして後半18分、右のウッチーからゴール前の貴章に合わせるクロスをあげる・・・

ウッチーは前半から貴章に合わせるクロスを何度もあげていましたね。

しかし、またもや貴章の頭はそれに届かず、広島の森脇選手がクリア・・・

そのクリアボールに反応したのはまたもや2列目から走りこんだ菊地直哉だ!!

菊池が右足を力を抜いて振りぬき・・・

ゴーーーーーーーーーーーーーーーーール!!

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よっしゃぁああああ! 先制点だぁ! 狙ってたねぇ菊池!

って、大丈夫!? オフサイドじゃないよね? 前節と同じく2列目からのシュートだったけど・・・

ほっ・・・大丈夫そうだ、ゴールとして認められたね。

もうトラウマですよ。

でも今度こそホントのゴール。

やっぱり、相手のゴールネットを揺らすって気持ちいい~♪

そりゃあ、本間も菊池の頭をバンバン叩きますって☆

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しかし、このまま広島が黙っている訳はなく、残り時間約25分間は超猛攻撃。

ホントは追加点を狙いたいところだけど、守り一辺倒になってしまい
まったく息がつけない展開になってしまいました。

それでも、今年のアルビの盾は堅い。

相手のGKが日本代表に選ばれたことのある西川GKならこちらも、同じく代表に選ばれたことのある東口。

これぞ「東西対決」なんじゃないの?

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その東口の相手や味方の位置をしっかり確認したクレバーな弾き返しや
絶妙に飛び出したキャッチングを筆頭に、
大輔や直樹の身体をはったブロック、菊池や本間がコースを消し、
ジンスや貴章、村上の中に入れさせない動き、
そしてミシェウや小谷野がプレスをかけ、将生が前線まで運ぶ。

そしてそれをスタンドからの声で背中を押す。

ホント全員守備。

アディショナルタイム4分がとっても長く長く感じましたが、

ついに試合終了のホイッスルが・・・

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やったぁ~♪ 後半だけで10本もの広島のシュートを防ぎ、なんとか「0-1」でアルビの逃げ切り勝利です!

待ちに待った今季リーグ戦2勝目!

待ちくたびれ、心が何度も折れそうになったけど、信じてきて良かったぁ。

やっぱり勝つって最高ですねぇ♪

しかも苦手な広島相手に、鬼門のビッグアーチで。

これも広島でまで行かれたアルビサポーターの皆さまが
チームと一体になってこの勝利に導いてくれたと思います。

ホントお疲れ様でした♪

バンザーイ♪ バンザーイ♪ バンザーイ♪ バンザーイ♪ バンザーイ♪

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しかし、今節、順位の近いマリノスと札幌が勝利。
さらにガンバや柏はACLの日程の都合上第9節は06/27(水)に行うことになっていて、
現在の暫定16位というのはまだまだいい状況とは言えません。

さらに後半のアルビのシュートは2本だけですからねぇ。

やはり課題は攻撃面。

強力な盾だけでは勝つことは出来ませんもんね。

最後、森保監督とアルビの選手やスタッフたちと握手しているシーンをほほえましく見ることが出来ました。

森保監督もアルビを知りすぎているゆえに、その戦略を意識しすぎて
広島らしいサッカーができなっかたことが大きな敗因かもしれませんね。

この勝ち点3を必ず次につなげ、決して無駄にしたくないと思います。

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次のアルビレックス新潟はGW最終日、中2日の5/6(日)にホームの「ビッグスワン」で
J1リーグ第10節「FC東京」との対戦があります。

FC東京との通算対戦成績は10勝2分8敗と勝ち越せていますが、アルビがJ1にあがってからは7勝2分7敗と互角。

昨シーズンはJ2でしたが、その圧倒的な格の違いで独走優勝したチーム。

その勢い衰えぬまま元旦の天皇杯も優勝し、現在ACLとの過密スケジュールを戦いぬいています。

ホント昨シーズン、J2から昇格したばっかりの柏レイソルがJ1で優勝しただけあって
今、J2とJ1の実力差が無くなってきているので怖いですねぇ。

しかしもうアルビは止まっている状況ではない!
次はホーム、このままの勢いでGWのホームに笑顔を!