飛んでイスタンブール | 馬の会長日記

馬の会長日記

「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

先日の3/19(月)~24(土)に、普段デスクワークが主のボクにしては長い長い出張に行ってきました。

しかも、4泊6日の海外出張。

久しぶりの海外でワクワクもしていますが、息子が生れてから始めて
こんなに長い間家を離れてしまうので、けっこう寂しいなぁ・・・

でもお仕事!
パパは異国の地でガンバってきますよぉ!

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もうすぐ4月というのに小雪が舞う新潟を朝7時半に出発して、
上越新幹線→成田エキスプレスと乗り継ぎ、3時間半で成田国際空港に到着。

もうここまでですでに長旅ですよねぇ。

3/25(日)から新潟~成田便の飛行機が飛び始めたけど、ちょっと遅かった・・・
でも、夕方の1日便だけじゃなかなか使いにくいね。


さて今回ボクはどこの国に行くのでしょうか?

この掲示板の一番上、14:40発の・・・

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『ISTANBUL』?・・・え?

『イスタンブール』ってどこだっけ?

ボクより上のオジさま世代はきっと ♪飛んでイスタンブ~ル 光る砂漠でロール 夜だけの~パラダイス~

と、1978年にヒットした庄野真代の曲を口ずさむことでしょう。

そう、ボクの今回の出張は『トルコ共和国』なのです!

という事で、『トルコ出張記』のはじまり、はじまりで~す♪

って言っても、今回はお仕事なのでその詳しい内容も
楽しい観光もほとんど書けないんですけどね・・・

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今回お世話になるのがこの「トルコ航空」(Turkish Airlines)。

イスタンブールの「アタテュルク国際空港」までは約13時間の長旅。

しかも今回はエコノミークラス・・・ん~いきなり過酷な業務だ。


でも、この便はガラガラでなんと!ボクの座ったところはエコノミー席3席独占で、
出入り自由の通路側の席を予約したにも関わらず、窓の外の景色も堪能。

しかも横になって寝られるなんて、こんな最高なエコノミークラス初めてですよ♪

さらに「トルコ航空」ではスリッパはもちろん、
耳栓、アイマスク、歯ブラシ、リップクリーム、靴下までもが入った
かわいいポーチまでもらえて超リラックスモードですよ。

これなら長旅も苦になりませんね。

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とるこで・・・いや、ところで「トルコ」ってどんなところなんだろう?

もちろん行くのは初めて。 まったく知識がありません・・・って仕事で行くのにね。

ちなみに名曲「飛んでイスタンブール」はアラビアっぽい歌詞になっていますが、
そこに登場する「砂漠」はイスタンブールには無いらしいです。

あと「トルコ」と言えば、2002年の日韓サッカーW杯ではトルコ代表がベスト3になりましたよねぇ。

その時活躍したモテモテの「イルハン王子」ことイルハン・マンスズ選手が
その後ヴィッセル神戸入団しましたが、3試合にしか出場せずアルビ戦を最後に帰国してしまいましたね。

ちなみに今「イルハン王子」はフィギュアスケートペアの選手をやっているそうです。

と、サッカーの話をしていたら、離陸して1時間ぐらいで眼下には見なれた風景が!

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聖地「ビッグスワン」が見えますよぉ♪

それにしても、3時間半かけた道のりを1時間で逆戻りしてしまうのは複雑な気分ですが・・・

で、トルコのサッカー代表はW杯予選だと、ヨーロッパの国々と戦わなければならない、
FIFAでは「トルコはヨーロッパ」というカテゴリーになっているのですが、

日本の旅行情報誌には「中東エリア」であったり「ロシア西部エリア」として紹介される事もあります。

でも実のところ、トルコは「アジア」なのです。

アジアの極東が「日本」であれば、極西は「トルコ」。
シルクロードの通過点、北は黒海、南は地中海に面し、西はブルガリア、ギリシャ、
東はグルジア、アルメニア、イラン、イラク、シリアなどの国と接する、
古代から様々な民族、文明が栄えた地「トルコ」。

楽しみな国ですねぇ。

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で、国際線の飛行機のお楽しみと言えばやっぱりお酒飲み放題。

さっそくトルコのビールを堪能です♪

もちろん「トルコ航空」のCAさんはほぼトルコの方。
トルコの公用語はトルコ語なので、ここでチョビっと練習です。

まずは挨拶が基本「メルハバ」(こんにちは)と言えば、みんな笑顔で返してくれますよ。

そして、トルコの代表的な「ビラ」(ビール)といえば「エフェス・ピルセン」ともう一つしかないそうで、
それを注文したら「サーオル」(ありがとう)です。

どこの国でもまずは「こんにちは」と「ありがとう」から始まりますよね。

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これが最初の機内食です。

『チキンorベジタブルパスタ?』と聞かれたのですが、よく「パスタ」が聞き取れなかったので、
「チキン」としか答えられませんでした・・・

トルコはパンが美味しいと聞いていましたが、たしかに小麦の香りが芳醇で美味しいです。

もう一つの代表的なトルコビール、「タバーグ」と一緒にいただきまぁ~す♪

トルコは国民の99%がイスラム教徒で豚肉はあまり食されないのですが、
お酒は積極的ではないにしろ多少はたしなむそうです。

その中でもこの「ラク」というアルコール度数40度以上ある蒸留酒がメジャーで、
お家でゆっくりと過ごす時に飲むのだそうです。

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ボクも映画を見ながらゆっくりと「ラク」に挑戦。

もちろん強いので水で割るのですが、「ラク」は水と混ざると白く濁るんです。

くっかぁ~~~、アニスの香りのクセがあってなかなかキツい。

トルコの人によると、このコップに入れて飲むのは、伝統を無視していて邪道だそうなので、
その伝統の飲み方は本国に到着してからまたご紹介しますね。

そんな「ラク」を飲みながら、今回楽楽モードで楽しんだ映画は3本です。

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まずは字幕を追いかけなくても見られる日本映画の「カイジ2」と「神様のカルテ」を見ました。

「カイジ2」は藤原竜也主演の、ボクの愛読書「週刊ヤングマガジン」で掲載されている
「賭博黙示録カイジ」を映画化したもの。

まあ、気楽に見流す感じだったかな。


そして「神様のカルテ」は現役医師が作者の小説で、嵐の櫻井翔が主役の栗原一止を演じる映画です。

内科医である栗原一止が、加賀まりこ演じる胆のう癌患者と向き合う物語で、
ボクの実母が胆のう癌という診断がくだされたばかりだったので、
いろいろ考える点がありました。

度々ウトウトしながら、これが2度目の機内食↓

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邦画は2本だけだったので、3本目はブラッド・ピット主演の「マネーボール」を見ました。

字幕かと思ったらなんと日本語吹き替えでした。
吹き替えのセリフは、飛行機のエンジン音にかき消されないので邦画の台詞より聞きやすいなぁ。

ボクはエンジン音を緩和するために耳栓をしてからヘッドホンを装着します。
これはなかなかオススメですよ。

で「マネーボール」は、選手を育てては金持ちチームに引き抜かれる、
貧乏弱小チーム「オークランド・アスレチックス」のGMが、
なんとかお金をかけずに隠れた才能のある選手を見つけてそろえ、
経営危機だったチームを再建するストーリーです。

なんだか新潟のあるサッカーチームみたいで、興味津々。 ボクにとって面白い映画です・・・


と、思ったら、ガビ~~~~ン!!
最後シーンを見る前に「イスタンブール」に到着!

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しかし、やっぱりトルコ最大の都市だけあって空から見る「イスタンブール」は超都会。
全体的にオレンジに輝く夜景は想像以上にエキゾチック。

ホント異国に来たって気分でワクワクしちゃいます♪

まあ、「マネーボール」の続きは帰りの飛行機で見よう! それよりトルコを満喫だ!

なぁんて、残念ながらお仕事なのでこのワクワクさせてくれた「イスタンブール」は空から見るだけ・・・

実はまたここから国内線の飛行機に乗り継ぎ300㎞ほど南下して
「イズミール アドナン メンデレス空港」に移動します。

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さすが、日本と違って時間もアバウト。

予定時刻から1時間遅れ、しかも搭乗場所もいつの間にか変更があり、
たぶんトルコ語での放送はあるのかもしれませんが、
注意して掲示板を常に確認していないといけない海外ならではの緊張感の中待ちます。

まあ、そのおかげで空港内で初めてトルコリラを使った買い物も苦戦しながら時間をかけてできました。

勝ったのは夜食のためのピザとプレッツェルのつもりだったのですが、どちらも甘いパンでちょっと失敗・・・

しかしさらに失敗だと思ったのは、たった搭乗時間約1時間ほどの国内線で
こんな機内食が出るなんて思っていませんでしたよ↓

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実質、飛行機が離陸してベルト着用サインが消えている時間は30分ぐらい。

そしてこの機内食をCAさんが後ろと前の席から配り始めるから、
真中の席だったボクにこの食事が来た時には数分で着陸態勢に入っちゃいました。

写真を撮って口に慌てて押し込んだけど、さすがのボクでも食べきれず
結局、さっき買ったパンと共にテイクアウトとなりました・・・

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そして現地時間の0時過ぎに到着したのはトルコの西にある、トルコ第3の都市と言われる「イズミール」。

ちなみに、第2の都市はトルコの首都「アンカラ」ですよ。
トルコの首都は「イスタンブール」ではないんですねぇ~。

ふ~・・・やっと到着ぅ・・・かと思いきや、実はこれで終わりじゃないのです。

ここから今度は100㎞ほど陸路をミニバスで北上。

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もう眩しい限りの「イスタンブール」の夜景が懐かしくなるほどの暗闇を永遠と走りつづけます。

せっかくの異国の地の風景も、道路以外何も見えませんよ。
日本と違って右側通行なのでかなり怖い・・・

こうして約1時間半走って到着したのが今回の出張地「ベルガマ」という田舎町。

もう現地時間は深夜2時ですよ。

日本との時差はマイナス7時間だから、日本時間は朝の9時のはず。
って事は、朝7時半に新潟を出発しているので、移動にかかった時間はなんと! 「25時間半!」

ゲゲゲゲ~ッ・・・まだ働いてないのに移動だけでグッタリです。

しかも、仕事は日の出前の5時から開始です。

うぅ・・・なんて過酷な!?

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1人しか泊らないのに何でベッドが3つもあるのか?

そんなの気にする間も無く、2時間睡眠してパパはお仕事ガンバりますぉ!

って、まったくトルコの風景をご紹介できてませんが、それは次回ってことで
とりあえず、おやすみなさ~いzzz


「ギュレギュレ」(バイバイ)・・・つづく。