雨の旭山動物園「モグモグ篇」 | 馬の会長日記

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「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

秋のシルバーウィーク、後半の連休を利用して9/21(水)~24(土)で、
「北海道」3泊4日の家族旅行に行ってきましたぁ♪

2日目は楽しみにしていた「旭山動物園」についにやってきましたよぉ~♪

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それなのに、それなのに・・・

不運な事に全国に大きな被害をもたらしながら北上してきた台風15号が北海道の東側の海上にあるため
空はまだ真っ暗でときおり雨がポツポツと・・・。

しか~し! 

空は真っ暗だからと言って、せっかく北海道に来たんだから心まで暗くなってはもったいない。

「旭山動物園」の動物を見せるために色々と工夫をされている展示に、ボクのテンションはマックスですよぉ~♪

ボクは序盤、野性味あふれる「オオカミの森」に魅了されちゃったのですが、
はしゃいじゃっているのはボクだけじゃありません。

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相方が最初に気に入っちゃって、長い時間はりついていたのがここ「ちんぱんじー館」と「チンパンジーの森」。

「ちんぱんじー館」が室内で雨をしのげるっていうこともあるのですが、
その人間に近い行動はいつまで見ていても飽きることがないですよねぇ。

チンパンジーは群れを作って生活するそうで、ここには2つの群れがあらしいですよ。

2頭のボスを大黒柱とした、2つの家族がいるってことですね。

相方も他のウチの家族が気になるようです。

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前面には大きなガラス1枚で仕切られていて、チンパンジーたちの生活が近距離でまる見えです。

人間の生活はここまで見られないですもんね。

ジャングルジムでじゃれあう子どもたち、母親に甘える子、子どもたちを世話している親、
藁を床にキレイに敷きベッドを作って寝てる者、ガラス越しの人間たちに愛想を振りまく者・・・

良く見るとみんな違う顔もしていて、性格までわかってきちゃいます。

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また屋外の「チンパンジーの森」はチンパンジーが住んでいる森をイメージして設置された
高さ16mの鉄柱にロープなどが張り巡らされていて、そこを自由に飛びまわっていますよ。

自然界ではこのように木々を自由に移動していたなろうなぁ。

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そう思いながら、その中を通るアクリルのトンネル「スカイブリッジ」を歩いていると、
いきなりボクの頭上に『ドン!』

チ、チン、チンパンジーが降ってきましたぁ!

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あぁ! ビックリ!!

チンパンジーのチンチンパンジーまでまる見え・・・
まさか足の裏からチンパンジーを見あげるとは思ってもませんでしたぁ!

いやいや、きっとアクリルの中をノソノソ移動する人間たちを、
チンパンジーの方が観察しにきたのかもしれませんね。

いやぁ~楽しいなぁ♪



空からチンパンジーは降ってきましたが、次第に雨はやんできましたよ。

もちろん、楽しんじゃっているのは大人だけじゃありません。

息子は自分と同じぐらいの大きさの「ニホンザル」に興味津々。

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大きな人工岩や高さ14mの擬木がる、ここ「さる山」には約30頭の「ニホンザル」がいて、
木から木へとジャンプをしたり岩の上を走りまわったり、それぞれ思い思いに動いています。

ちっちゃな小猿がお母さん猿にしがみついている姿はウチの息子そっくりですよ。

きっと息子も、『わんわん』とは思わず、人間の「赤ちゃん」だと思って見ているかもしれません。


「さる山」の外には、「さる山」に設けられているジムとまったく同じものが設置されています。

それにぶら下がって遊べば、気分も見た目もそのまんまおサルさん♪

でも、まだ息子には早いかな。

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しばらく息子と見ているとサルの行動を見ていると、目の前でカップルサルが追いかけっこ♪

男サルが、女の子サルを捕まえたと思ったら、いきなり男サルが腰をカクカクカク・・・!!!

な、なにぃ~~~!? いきなり息子の前で交尾が始まっちゃいましたよぉぉぉぉ!


ま、まあ、息子も何が起こったのかは理解できないとは思いますが。

あぁ~ビックリ! これもれっきとした動物の習性の1つですもんね。

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サルにとっては、『見てんじゃねぇよ!』って感じだと思いますが・・・



ふ~・・・気を取り直して、つづいて「てながざる館」。

今回はおサルさん特集ですぉ。

「テナガザル」は鉄棒から鉄棒へと渡り歩いたりして、まるで宙を飛んでいる様だ、
と言うのですが、やっぱり雨が降っていたせいかちょっと大人しい・・・

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一匹の「テナガザル」がジッと息子の顔を見つめていましたよ。

でも、息子は共存しているシカの仲間「キョン」に夢中。

「キョン」を見て『ワンワン』と呼んでましたが、たしかに犬ぐらいの大きさしかありませんね。

・・・って、写真は撮ってませんでした。



「旭山動物園」の中で、最も人気のおサルさんの仲間はきっと「ボルネオオランウータン」かと思われます。

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「旭山動物園」にはいくつかの動物たちに餌を与える『モグモグタイム』というものがあるのですが、
その時に行くと飼育員さんの解説が聞けたり、餌を食べる時の特有な動物のしぐさや習性が見られる時があって、
みんなその時を狙って動物たちを見て回るんです。

各動物の『モグモグタイム』のスケジュールはその日の9時頃に入り口など各所に掲示されるのですが、
ボクはケータイ電話で下記のアドレスにアクセスして各所を巡りました。


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そして、この「オランウータン」の『モグモグタイム』は、台風の日の動物園で人もまばらだと思っていたのに、
どこから湧いて出たのか?たくさんの人が集まっていましたよぉ。

なぜ、そんなに人気なのかと言いますと、下の写真を見てみてください。

これはまだ人が集まる前ですが、餌を与える前に「オランウータン」は右側の金網の中にいます。

そして『モグモグタイム』になると、飼育員さんが左の丸いジャングルジムの下に餌を置くんですよ。

当然「オラウータン」はそこに餌を置かれた事を見ているのですが、その餌にありつけるための道はたった1つ。

地上から17mもの高さにかかる橋を渡るしかないのです。

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『遠っ! そして、高っ!』って、「オラウータン」の声が聞こえてきそうですが、
もともとマレー語で「森の人」という意味の名を持つ「オラウータン」にとって、
食事の時に箸を持つ人間と同じ程度のことでしょうね。

オスの大人の「オラウータン」の「ジャック」の体重は約120kgあるそうですが、
ここのロープを腕の力だけで渡るそうです。

名付けて「空中散歩」。

ここ「旭山動物園」のポスターにも使われている、メインにもなるイベントです!


もちろん、真下にはお客さんがたくさん見守っていますよぉ。

雨が降っていたのでロープは濡れていることでしょう。
ひとつ手を滑らせたら、大事故につながっちゃいますよねぇ。

「オラウータン」握力は400~500kg位あって、これまでも事故は起きた事が無いっていうのですが、
念のため息子のいるボクらはちょっと離れて見守る事にしましたよ。

まあ、ヨダレやウン○が降ってくる可能性はあるって言うし。

ドキドキですねぇ~♪

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しかし、待っても待ってもなかなか渡る気配が無い・・・。

飼育員さん曰く、『今はあんまりお腹が空いてないんでしょうねぇ』

『特に「旭山動物園」では動物を調教している訳ではないので、動物の習性任せなんですよ』

『私も次の仕事がありますので、もう失礼しますが、
時間のある方は「ジャック」が食べる気が起きるまで待ってみてください』

だって・・・ガビ~~~~~~~ン!

え!? 帰っちゃうの?


そうか、そうだった。 ここ「旭山動物園」サーカスのショーじゃないんですもんね。

ありのままの動物の習性を発揮しやすい仕組みになっているだけですもんね。

あくまでも、調教師ではなく、飼育員さんと動物なんですよねぇ。


頭上を渡る「オランウータン」が見られなかったのは残念でしたが、この事でスゴい説得力になりましたよ。

やっぱり、いいなぁ「旭山動物園」♪



「オラウータン」が頭上を渡るのは見られませんでしたが、代わりにこんなカワイイのが渡ってました。

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超キューーーートです♪ 「小獣舎」の「レッサーパンダ」。

高さ3.5mの吊り橋を渡る2匹はまるでぬいぐるみみたいです。

これも木の上で生活をすることが多い習性から作られたようですよ。

ときどき立ち止まっては下のボクらを見に、覗きこんでいますよ。

ん~キャワイイ~~、どこかにゼンマイでもあるんじゃないだろうか?

手が届きそうなところをヨチヨチ歩いてて、持って帰りたいッス。

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この2頭はどうやら仲のいい夫婦らしく、名前を「ノノ」と「ニャンニャン」というそうです。

なんだかホノボノとしちゃいました。


さて、またまた興奮し過ぎて長くなってしまったので今日はこの辺で。

まだまだの~~~~んびりと、いつまでも「旭山動物園」の事を書いていたいのですが、
次回でついに「雨の旭山動物園シリーズ」も最終回。

ボクらがここまで以上に興奮したあの人気の動物が登場です。



・・・つづく。