北の大地の最高のおもてなし | 馬の会長日記

馬の会長日記

「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

秋のシルバーウィーク、後半の連休を利用して9/21(水)~24(土)で、
「北海道」3泊4日の家族旅行に行ってきましたぁ♪

楽しみにしていた遅めの夏休みでしたが、不運にも台風15号が
全国に大きな被害をもたらしながら今夜にも北海道に上陸予定。

そんな悪天候の中、まずは富良野でドラマのロケ地になどを訪れて
広大な大地に癒されながら1日目を終えようとしています。

富良野から国道237号線を北上し到着したのは、スパ&ホテルリゾート「ふらのラテール」。

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このまま2日目のお話を書こうと思っていたのですが、
この日泊ったホテルが予想以上に良かったのでここに記しちゃいます。

実はここ、看板には中富良野温泉「万華の湯」とも書いてある、ちょっと大きな日帰り温泉施設なんです。

次の日美瑛を通り、旭川方面に向かうボクらはなるべく美瑛の近くに泊りたかったんですが、
富良野や美瑛にはなかなか1歳の息子がハイハイできるような和室部屋がある宿泊施設が見つからず、
やっと探し出したのがここでした。

この辺はペンンションなんかは多いんですけどねぇ、
寝相がハンパじゃなく悪い息子じゃベッドだと絶対落っこちちゃいますもん。

日帰り温泉にくっついた宿泊施設ってことで、実はあんまり期待していなかったのですが、
しかしそれは大きな間違いでした。

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部屋に入ると、お茶屋お菓子のサービスはよくあるのですが、
ここはさらに、ラベンダーのドライフラワーで粋な香りのサービス。

季節が過ぎていてラベンダー畑を見ることが出来なかったボクにとってうれしいお出迎え。

そして、さらにビックリしたのが「富良野メロン」までサービスありました。

最初冷蔵庫にメロンが入っていた時、何かの間違いで前の人が忘れていったのではないかなどと思い、
思わずフロントに問い合わせちゃいましたよ。

皮の間際まで甘くて最高♪ ちょっと息子に食べさせたら普段小食の息子も
『もっとくれ、もっとくれ』って言うので、半分ぐらいは食べられてしまいましたが・・・

でも、予期せぬおもてなしに気分は上々。

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そしてさっそく息子を連れてお風呂に行きました。

もちろん、日帰り温泉のお客さんと同じお風呂に入るので、
きっと休日は混雑してたりするんだろうなぁ、と思ったけど、この日は平日で空いていて、
しかも日帰り温泉の中でもかなり充実している施設にまたもや満足しちゃいました。

大浴場は和・洋2つあって男女日替わり。
この日の男風呂は「和風大浴場」でしたよ。

そして何がスゴいってここは9種類のお風呂が楽しめるんです。

「高温風呂」と「低温風呂」の大浴槽、昼間なら十勝岳連峰の絶景が広がるはずの「露天風呂」、
香りに癒される「檜風呂」、島根県「石州宮内窯」で焼かれた石見焼壺を使った「壺風呂」、
全身をほどよくマッサージし美容効果もある「バイブラバス」などなど。

他には「寝湯」の深さは息子が立つとちょうどいい水深、
勢いよくお湯が上から降ってくる「打たせ湯」を息子もつかもうとしてガンバり、
声やお湯の音が響く岩山の中に入り込んだような「洞窟風呂」では
息子も「あ~あ~」と声を出していたりもしました。

さすがに息子を連れて「加湿ハーブサウナ」は入れませんでしたが、息子もよろこぶお風呂もあって、
ここはまさに日帰り温泉のアミューズメントパークやぁ♪

まあ、自分がゆっくりと浸かるのはまた後のお楽しみにとっておいて、とりあえず夕食だ。

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って、これまた予想外のメニューでビックリ!

まずは【前菜】として・・・秋刀魚雲丹焼き、菊菜と知床鶏の和え物、長芋紅葉子射込み、
山女魚南蛮漬冬瓜くらがけ、焼き茄子とズワイガニのグラス盛り、梨の赤ワイン煮。

【吸物】は、松茸と玉子豆腐の清汁仕立。

【造り】で、本鮪、帆立、鯛、北寄、牡丹海老。

いきなり豪華な顔ぶれの登場で思わず「ふらのワイン(赤)」をたのんじゃいましたよ♪

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さらに出てきたのは【焼物】の・・・
きんきとフォアグラのソテー バルサミコ仕立て、トマトのミルフィーユを添えて 桃とプラムの香り。

フォ、「フォアグラ」って、相方の大好物・・・
しかもフレンチがまさかここで食べられるとは思ってませんでしたよ。

普通、あんまり日帰り温泉のレストランのメニューとか言っちゃ悪いですが、あんまり期待できないですよねぇ。

ここにも、日帰り温泉客用の無料休憩所をかねた「華花」っていうレストランはありますが、
そこの料理が出てくるのかとてっきり思っていたんです。

でもそことは別のところにも宿泊客専用の「ルノール」っていうちょっと落ち着きのあるレストランでした。

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【煮物】蓮根万寿 味噌餡かけ

息子の事を思って部屋優先で宿泊先を探してしまったので、あんまり料理とか見てなかったんですよねぇ。

実はこの料理プランは「大地」と名付けられたもので、9月から始まったばっかりだそうです。

そして、ホテルの名の「ラテール」はフランス語で「大地」を意味するらしく、
その名が付けられたこのプランはやっぱり気合が入っているメニューみたいですよ。

もう、これだけで満足モードだったのに、さらに・・・

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【肉料理】として、富良野牛もも肉のステーキ 地物野菜添え。

【食事】白御飯、漬物 【留椀】花咲ガニ鉄砲汁。

相方はランチの「くまげら」に続き富良野牛を食べる事になってしまいましたが、
やっぱり地の物はいくらでも食べたいですもんね。

ん~、期待していなかっただけにうれしいというのではなく、期待していてもかなり満足できる料理でしたよ。

最後に【デザート】で、栗のムースとりんごのテリーヌ バニラアイス添えで、ごちそうさまでしたぁ~♪

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まあ、息子には食べられるものだけをとり分けて、
あとは持て来た離乳食を温めてもらって食べさせたんですけどね。

こんなに豪華な食事は、もうちょっとちゃんと食べられる様になるまで待ってね


このホテルを選んだのはもう一つ理由があって、
息子が遊べるキッズスペースやおもちゃがあるっていうのも魅力だったんですよ。

この日は北海道の大自然を感じたって言っても、初めての飛行機では抱っこされ、
移動の車ではずっとチャイルドシートに縛られ、いろいろ観光するには歩ける訳ではないので
おんぶか抱っこですもんね。

動き回らないとストレス溜まっちゃいますよ。

おかげ様で、キッズスペースや部屋で思いっきりハイハイもできたので、
相方がお風呂に行っているあいだにぐっすりと眠ってくれました。


そして、ボクはゆっくりと入浴タ~イム。

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まあ、恒例のボクの入浴シーンももう飽きたと思うのでサラッいきたいと思いますが、
人のいない時に防水のケータイカメラのタイマーをセットして
撮影している苦労がある事は忘れないでくださいね。

タイマー中に人が入ってきたら気まずい、気まずい・・・

って、ボクはなんでそんな大変な思いまでして、こんな写真撮ってるんだ?

ここの泉質はちょっとしょっぱい無色無臭の「ナトリウム・カルシウム-塩化物泉」で、
またもや数種類のお風呂を楽しんで初日を終えました。



そして、北海道旅行2日目、はたして台風15号はどうなったのか?

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今日の天気は「雨」・・・残念。

部屋の窓からは十勝岳連邦の美しいシルエットが見られるはずなのですが、雲に覆われています。

ただ、不幸中の幸いで北海道に上陸するかもしれないと思われていた台風15号は東の海上に逸れ、
直撃は避けることが出来ました。

と、言ってもさすがにいい天気とは言えない暴風雨です。

普段朝が苦手なボクも、旅行中はガンバって起きますよ~
とりあえずは朝一のお風呂に向かいましょう!

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昨晩とは違って今日は男女が入れ替わっての「洋風大浴場」は8種類のお風呂が楽しめます♪

ボクがあがってきた時、間違って女子風呂から慌てて出てきたオジさんを見かけました。
もう、お風呂が男女入れ替わるサービスは温泉宿の基本でしょ。

酔よっぱらってても、寝ぼけてても、暖簾をよく見てはいらなきゃね。

こちらのお風呂も「高温風呂」「低温風呂」はもちろん、「壺風呂」「加湿ハーブサウナ」
「雲海風呂」「ジャグジーバス」、
ん~・・・せっかくの広大な大地を見ながらの「露天風呂」はこの雨じゃあちょっとキツイ。

っていうか寒いッス。

その他、まるで満点の星空の中にいるような雰囲気の「スターダストスパ」や、
霧のような細かな気泡が全身の隅々までほぐしてくれる「ミルキーバス」など、
それぞれ創意工夫されたお風呂を楽しみました。

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そして、朝食はバタバタして終いには、お腹が苦しくなってしまうバイキング方式ではなく。

席でのんびり出された物を食べます。

なんだか宿泊した時の朝食ってバイキングが多かったので、なんだかこういうのって新鮮で
ゆっくりと朝の光を浴びながら食事が出来た気がしますよ。

しかも、昨日は割と高カロリーのものを食べてしまったので、ヘルシーでうれしかったです。

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さて、お天気は最悪ですが、北海道の2日目がスタートです。

昨夜は気付かなかったですが、外には誰でも入れる足湯「天然温泉ぽぷりの湯」っていうのもありました。

どれだけ、温泉に楽しみを与えてくれるんだ、っていうこだわり様ですね。

そして最後、歩いて10歩ぐらいの間近に止めたレンタカーの「フィット号」まで荷物をもって行こうとしたら、
ホテルの人が『お持ちしましょう!』と駆け寄ってきてくれました。

「いやいや、すぐそこだから大丈夫ですよ」って言いましたが、
トランクまで詰め込んでくれましたよ。

さらに、ボクらがホテルの写真を撮ろうとしたら、『お撮りしましょう』。と、
雨に濡れながらシャッターを押してくれました。

ボクらは雨にぬれても全然平気なんですが、なんだかずぶ濡れにさせてしまい、
なんだか悪い気がしてしまうほどでした。

「ふらのラテール」、決して高級ホテルじゃないんですけど、サービスはそれ級で大満足でしたよ。

晴れていれば十勝岳連邦と田園風景の美しい景観の中で美味しい食事と楽しい温泉♪
2階建てのカワイイ建物、中富良野町唯一の温泉ホテル「ふらのラテール」は
北海道の旅の初日を素敵に締めてくれ、2日目を爽やかに迎えてくれました。

スパ&ホテルリゾート「ふらのラテール」

北海道空知郡中富良野町東1線北18号
電話:0167-39-3100
※サービス、食事等はプランによりことなります。

さて、雨の北海道2日目はどんな景色が目の前に現れるのかな?

・・・つづく。