オレンジのなでしこ凱旋 | 馬の会長日記

馬の会長日記

「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

先日、7/26(日)の夕方に相方の希望もあり、ある事を見に
ちょっと新潟市の繁華街「古町」に出かけました。

そのある事とはこれ!

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「FIFA女子ワールドカップドイツ2011」で見事優勝を果たしたなでしこジャパン。

その日本代表選手には「アルビレックス新潟レディース」から選出された
阪口夢穂選手と上尾野辺めぐみ選手の2選手がいるのですが、

白山神社向かいの「新潟総鎮守 神明宮」古町1番町を出発し、古町商店街のアーケード下を通り、
古町7番町の「NSGスクエア・オレンジローソン」前まで優勝記念パレードが行われたんです。


18時30頃、古町5番町辺りに行ってみたのですが、沿道にはちらほらオレンジサポの姿は見えますが、
まだ来る様子もないので、1番町方面に向かって歩いていってみました。

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この日は15時から白山公園にある「新潟市陸上競技場」でプレナスなでしこリーグ第4節「vs浦和レッズレディース」が行われ、
試合後、そこから流れてくる予定だそうです。

浦和にも日本代表のGK山郷選手や矢野選手もいるので試合から見てみたいとは思ったのですが、
「市陸」は屋根のある場所も限られているので、息子を炎天下の中さらしとく訳にはいきませんもんね。

かと言って、なかなか2日連続で家族を置いてサッカーを見に行くのはキビしいですもん。
まあ、家の用事もあったんですけどね。


おお、見えて来ましたよ! 世界一の選手が!

パレードカーに乗ってくるいのかな? 

それとも岡山湯郷ベルの宮間選手たちみたいに人力車パレードかな?

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と、思ったら、なんとW杯優勝の金メダルを首に掛けた阪口選手と上尾野辺選手を先頭に
多くのサポーターとレディースの選手を引き連れて徒歩で練り歩いてきましたよ。

しかも、交通量の多い通りではないですが、ちゃんと車を通行止めにしてなかったみたいで、
選手たちは歩道を歩き、まわりの観客たちは車道などにあふれて歩いていた事にビックリ!

こんなに多くの人たちが交通規制もかけてない場所を大移動して、
パニックになったり事故が起こらなかったのはさすがはマナーのいい新潟県民といったところですね。


信号が赤になると、みんなで大人しく止まって待ちます。

なんだか不思議な光景ですね。

いつの間にか息子を抱っこしていた相方は、この時上尾野辺選手と握手してきたそうです。

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ちなみに、この日の「浦和レッズレディース」との戦いは阪口選手と上尾野辺選手ともにフル出場し、
試合開始20秒にいきなり左サイドからのクロスを阪口選手が頭で落とし
それを佐伯彩選手が右足で決めて開始早々先制点。

前半14分にレッズに追いつかれるも、後半34分に引き離し、このまま逃げ切れるかと思いきや
試合終了間際、後半42分に同点に追いつかれ「2-2」のドローとなったそうです。

試合を見ていないのでなんとも言えませんが終了間際に失点するあたり、
どこかのオレンジチームにそっくりだぞぉ。

でも、違うところは、「アルビレックス新潟レディース」は、現在4勝1敗2分
の勝ち点14で、9チーム中暫定2位なんだそうです。

トップはあの澤選手をはじめとし代表7名が所属する「INAC神戸レオネッサ」が無敗で鎮座していますが、
こちらは優勝争いが楽しめるかもしれませんよぉ。

って、言っててちょっとサミシクなってきましたが・・・

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一度、両選手が通り過ぎたらボクは他の選手の後をぞろぞろくっ付いて歩くだけ・・・

これも変な光景です。

この中には未来の日本代表もいるかもしれませんが、今のボクにはよくわかりません。

ずっと後ろをついて行ってもあんまり意味がないので、
いったん裏の小道に入って小走りで先回りしましたよ。

抱っこされている息子もその振動と多くの人に興奮気味♪

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この試合が始まる前には、篠田昭新潟市長から、両選手に「新潟市スポーツ大賞」の贈呈と
副賞として「すし券20万円分」も贈られたそうです。

男子Jリーガーと違って女子は生活も厳しいようですから、きっとうれしいでしょうね。


2009年のなでしこリーグベストイレブンに選ばれたことがあるほどの
上尾野辺選手は昼間、財団法人新潟県体育協会に勤めていながらサッカーにはげんでいます。

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またボランチとして澤穂希とともに中盤の一角を担った阪口選手はかなりの苦労人。

普段は新潟の精密機器の会社「ナミックス」月岡工場で生産ラインに携わっているのですが、
以前は2006年から「TASAKIペルーレFC」に所属してチームの「顔」となるほどの活躍ぶりでした。

2008年のベスト4までいった北京五輪では、グループリーグ全てスタメン出場し、
澤選手と組んだダブルボランチはこの時確立できたと言えます。

しかし、所属する「TASAKIペルーレ」が2008シーズンを最後に廃部となり、
2009年からはアメリカの女子サッカーリーグでプレイすることになったのですが、
開幕直後の練習中に左膝の前十字靭帯を断裂。

不運に不運が重なり、1年以上の治療とリハビリを経て
2010年「アルビレックス新潟レディース」の選手となったのです。

再び日本代表の戻れたのはつい昨年の11月の話。

間に合って良かったですねぇ。

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パレード最終地点、古町7番町の「NSGスクエア・オレンジローソン前」に到着すると、
多くのサポーターが2人を迎え入れてくれました。

こんな商店街の中でまさかアルビレックスコールとタイコが聞けるとは思っていませんでしたよ。

この盛り上がりは、2003年にアルビがJ2優勝&J1昇格を決めた時以来ですね。

いつもテレビでアルビコールが聞こえると、パチパチパチと拍手する息子も
そのアーケードに響くタイコにビビっていました。

本番に弱いッスねぇ。

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そして2人は壇上に上がり、約5,000人ほど集まった多くのサポーターたちに挨拶。

挨拶の内容はだいたいテレビで見ているものや、前日「ビッグスワン」で行われたモノと近い事でしたが、

あまりしゃべりが得意じゃないという阪口選手が
『優勝後のインタビューで「お母さん、バイバイ」と言ってしまったのですが、
この場を借りて訂正し、ホントに言いたかったことを言います・・・「お母さん、ありがとう!」』
と会場は大ウケ、だいぶしゃべりも慣れてきた様子で印象的でした。

そして金メダルを掲げ、記念撮影会。

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ちなみに阪口選手の本職はボランチですが、たまにゴールキーパーを務める時もあるそうで、
2006年の「全日本女子選手権」では準決勝でPK戦まで試合がもつれ込んだ際に
急遽GKを務めて、なんと3連続セーブをしてチームを勝利に導いたという伝説を持っているらしいです。

なんかいいですねぇ、阪口選手。

こんなことなら、ちゃんとグループリーグからW杯を見てれば良かった・・・


昨シーズン、「アルビレックス新潟レディース」の平均観客数は1,434人だそうです。

比較的観客が誘引できているアルビでもトップチームと比べたら5%ほど・・・

しかし、この日の試合には3,319人もの観客がきたそうで、いつもの倍以上はスタジアムに足を運んだみたいです。

同じ日に「ホームズスタジアム神戸」行われた、日本代表選手が8人もいた
「INAC神戸レオネッサ vs ジェフ千葉レディース」には17,812人もの観客が訪れたというのだから、
確実に今日本は女子サッカーに注目していますね。

ボクも次は試合見に行ってみようかなぁ?

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この写真、奥山監督の横で手を振っている阪口選手は、
ボクの後ろにいる相方と息子に向けて振っているんだそうですよ。


次の「アルビレックス新潟レディース」は震災の影響で延期になっていた8/6(土)15:30~
プレナスなでしこリーグ第2節「INAC神戸レオネッサ」戦だそうです。

場所は「東北電力ビッグスワン」脇にある「東北電力スワンフィールド」なのですが、
日本代表が合わせて9人もいて、現在1位と2位の頂上決戦。

しかもこの試合のあと、トップチームが19:00~「ビッグスワン」でJ1リーグ第20節
「清水エスパルス」戦が控えているのですが、
あんな簡易的なサッカー広場の「スワンフィールド」で大丈夫なのかなぁ?

かなり混雑すると思うのですが・・・

ボクはトップチームだけで手いっぱいなので、そう頻繁に試合会場に足を運ぶ事はできませんが、
この賑わいが一時期のブームでないことを願います。