初めての桜、新潟にも春 | 馬の会長日記

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「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
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その時思ったことを気ままに更新してま~す。

4/14(木)、昨年よりも3日遅れで新潟市の桜も開花宣言が出ました。

今年の冬はいろんな事があり、心身ともに寒く厳しくなりましたが、
桜の季節は今年もまたやってきましたね。

例年であるとこの開花宣言があってから1週間ぐらいが満開で見ごろなのですが、
次の週末まで待つと散ってしまう可能性もあるので、フライング的にお花見に出かけましたよ。

ちょっとですが、4/19(日)の新潟市の桜をご紹介いたします。


まずはお花見だけでなく、あたたかくなると多くの人が日向ぼっこしている
信濃川堤防の「やすらぎ堤」右岸側に行ってみましたよ。

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向こうに見えるのは新潟の象徴、国の重要文化財に指定されている「萬代橋」です。

やっぱり満開とはいきませんでしたが、思ったよりも花は開いていて
5分咲き~6分咲きといったところでしょうか。

直接浴びる日差しはとってもあたたかかったんですが、川沿いだけあって風がまだ冷たく、
桜で心はあたたかくなってもまだ身体には寒かったです。

そんな中でしたが、夏生まれの息子に初めての桜を見せました・・・「どう?」

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ノーリアクション。

『なにこれ? 「ドヤ顔」して見せられても、たっちゃんどうしていいのかさっぱりわからないよ』

っていう表情してます。

ま、まあ、こんなもんでしょう。

『キレイ、キレイ♪』って笑顔になる赤ちゃんの方が不自然ですもんね。
そんな表情を撮ろうとしていたボクが間違っていましたよ。


さて、次は橋を渡ってその信濃川の左岸側に行ってみましょう。

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こちらは新潟市で人気のお花見スポット「白山公園」があるのですが、
また満開じゃないから大丈夫だと思っていたら、道路は渋滞、駐車場はまさかの満車。

駐車するのに苦労しましたが、みんな桜が咲くのを待ちに待っていたんですねぇ。


レジャーシートを敷いて顔もほんのり桜色になっている人たちがたくさんいました。

さすがにまだ冷えるので、ここはビールより熱燗や焼酎のお湯割りがいいかもしれませんね。

桜の時季って実はまだ寒かったりしますよねぇ。

さらにボクは花粉症なのでアルコールを飲むと薬は飲めないし、
外で酔っぱらうと症状は悪化するので、花見酒はいまいちテンションが上がらないのですが・・・


こちらの桜もまだ満開とはいきませんが、数があるがけにもういい感じですよ。

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こちら左岸の「やすらぎ堤」では、毎年桜の時季からチューリップが咲き誇る時季に
「にいがた春咲きフェスタ」と題してぼんぼりが点灯され、
夜の信濃川の夜景と夜桜のコラボが楽しめるのですが、
今年は節電のためにぼんぼりの点灯は中止だそうです。

夜桜でしっぽりもいいですが、こんな時は明るい太陽の下のんびりとお花見がいいかもしれませんね。

ちなみに今年の「にいがた春咲きフェスタ 2011」は4/5(火)~5/5(木)の開催です。

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ダメですよ~桜の花は見るもので、遊んじゃダメ~

って、あまりにも無反応だったのでボクがさわらせようとしてました・・・
相変わらず興味がわかない息子です。



つづいて新潟市民芸術文化会館「りゅーとぴあ」の屋上庭園にのぼってみましたよ。

ここはビルの6階に相当する高さがあって信濃川や東北電力ビッグスワンなど新潟市街が一望でき、
晴れた日には弥彦山までも望めます。

これが真下の「白山公園」を見下ろした絵。

この桜色は見事ですね♪

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再び下におりて今度は「白山神社」を散策しました。

「白山神社」では4/12~18までの「白山神社春まつり 」と題して、
一年の五穀豊穣や災厄消除をお祈りするおまつりで賑わっていましたよ。

毎年桜が満開の時季に重なるのですが、今回はちょっと早かったみたいです。

昨年もここと同じ場所で撮影したのですが、まだサミシイですね。


さらにサミシイことに、震災の影響かはわかりませんが
昨年見た「江戸神輿連合みこし宮入り」は中止となっていました。

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「お祭り」とはそもそも神を「祀る」ことその儀式を指すもので、
賑やかに楽しむイベントだけを「おまつり」と呼ぶわけではないんですよね。

3/11に東日本を襲った震災の影響から自粛する「お祭り」が多くて残念です。

それぞれのお考えがあるから「自粛」という言葉を使い、
他人がとやかく言うことじゃないのですが・・・


ただ単に商業目的の「お祭り」ならそれもわかりますが、
季節や自然の恩恵に感謝したり、大地や天候、海原の怒りを静めたり、
先祖や伝統を敬ったりする本来の意味での「お祭り」であれば、
こんな時こそ行わなければならないのかなぁ、なんてボクは思っています。

お花見の自粛も多く耳にしますが、これも春の訪れを祝い自然に感謝することだったりしますよね。

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毎年行われていたも催物がなかったり、桜もまだサミシイけど、
参道にはたくさんの露店が出ていて活気があふれていましたよ。

人々の心の中にある傷跡はそう簡単には癒されないとは思いますし、
まだ現実的にそういった時期ではないのかもしれませんが、
明るい話題を探して耳や目にしなければ、気持ちまで蕾のまま朽ちてしまうような気もします。

みんなにホントの笑顔が戻る日を信じて、お参りをしました。

ここは神社ですしね。

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ちなみにこれは息子が宙づりになっている訳ではないですよ。

これはボクが抱っこした状態で撮っている写真です。


「白山神社」の境内にはたくさんのロウソクが並んでいました。

これは「百八灯祭」という300年以上も続いている神事で、
名前を記したロウソクを神前に飾り4/17の18時にいっせいに火を灯し、
百八の煩悩や災厄を燃やしてして無にするという願いを込めるものだそうです。

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いっきに燃え盛る炎はきっと幻想的だと思うのですが、
息子ももうそろそろボクに抱っこされて大人しくしているのも限界みたいなので、
今日はこのへんで帰る事にしましょう。


初めて見る桜。

息子はどう感じたのでしょうかねぇ?

基本的に息子は警戒心が強いというのか、初めて見る物や場所、人などの前に行くと
緊張してなのか固まってしまうんですよ。

逆に慣れてくるとハシャギ出したりするから、それはそれで困りものですが・・・

来週もまた晴れたら、違い場所のちょっと散り気味の桜を見せてあげようと思います。

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帰りには新潟市のお祭りの定番、名物「ポッポ焼き」を買って帰りました。

息子はこれには興味を持って握ってましたが、食べはしませんでした。

ボクは息子が握ってペッタンコになった「ポッポ焼き」を食べながら、
お小遣いを持ってお祭り会場を走り回る数年後の息子の姿を想像しましたよ。

新潟っ子らしく『花よりポッポ焼き』をほおばりながら走り回る姿を・・・。