「パティスリー スラージュ」 | 馬の会長日記

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「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

前からずっと気になって、いつか食べたいと思っていた「シフォンケーキ」があるんです。

あんまり甘党ではないボクも、蒸しパンや「シフォンケーキ」とかは大好きなんですよ。

あのフワッフワッ感がたまりませんよねぇ。


それは、美味しいお菓子屋さんがたくさん並ぶ事からボクが勝手に「スウィーツストリート」呼ぶ
大堀幹線と平行してはしる通り

「旧116号」の以前ご紹介しましたゴマらーめんのお店らーめん家「コトブキ」
向かい側にある「パティスリー スラージュ」というお店にあります。


その名も「太陽のシフォン」。


「スラージュ」とはヒンズー語で「太陽」のことなのですが、
その店名から一見ケーキ屋さんだと思わないのと、
お店が駐車場の奥にあるので、2年半前から開店していたのに見逃していました。

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そして1年ぐらい前に地元のテレビや雑誌で、この「太陽のシフォン」がとっても評判だという事を知り、
さっそく「パティスリー スラージュ」に行ってみましたよ。

あ、あそこのお店ケーキ屋さんだったのかぁ~。

甘いのが得意ではないけど、自分の住む近所に美味しいケーキ屋さんがたくさんあるって
なんだかウキウキしませんかぁ♪


お店のディスプレイにはかわいらしい手作りのフェルトのケーキが並んでいます。

どうやらこれも売っているみたいですよ。


色とりどりの、鮮やかなケーキ達もショーケースに並び、
一個110~150円ほどの焼き菓子もたくさんありました。

店内は素朴な手作り感いっぱいのディスプレイにかこまれ、それでいて明るく広く、
天井には青空が描かれています。

さすが、「太陽」と言う名のお店ですね。

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さ~て、話題の「太陽のシフォン」ど・れ・か・な?

って、あれれ? ガビ~~~~~~ン!


なんと、マスコミで紹介したばかりということもあり、売り切れてましたよ!

さすが人気商品です。



そして、その時初めて知ってビックリしたのがそのとてつもない大きさ。

それは軽く子ども用のバケツぐらいある巨大さで、
普通のお店で食べるようなシフォンケーキが5~6人分切り分けられそうなほどでした。

このボリュームで相方とボクと2人で食べるとなるとちょっとキツいなぁ・・・

保存料もまったく使っていないのはうれしいけれど、1日2日で食べるのは食べ過ぎですよね?

1,200円でこの量はもしかしたらお得な方なのかもしれないけれど、
ここで商品に巡り合えなかったのは、もともと縁がなかったのかもなぁ・・・

と思ってあきらめて違うケーキを買って帰りました。




・・・それから1年経った先日、相方の実家に幼馴染がお子さんを連れて訪ねてくるっていうので、
そうだ! 2人で食べきれなかったらみんなで分けて食べればいいんだ!

と思って、あれ以来頭になかった「太陽のシフォン」を求めて再び「パティスリー スラージュ」へ。

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あったあった♪ 看板商品なので相変わらずの人気みたいですが今回は出会えましたよ。

写真の1番手前の白いバケツみたいなのが、一度はあきらめた「太陽のシフォン」です!

やっぱりこの大きさはスゴい迫力だぁ。



・・・って、あれれ?

その隣にあるのは「ミニシフォン」?

良く見たら「太陽のシフォン」の1/3程度の食べきりサイズを発見!

しかも、「太陽のシフォン」をそのままミニにした「レモン」(400円)と
「ミルクティー」(400円)、チョコチップが入った「チョコ」(420円)の3種類もありましたよ。


やっぱり、気軽に食べるにはミニサイズを希望する声が多かったんでしょうかねぇ?
昨年の暮れから登場したみたいです。


こうなったら予定変更!

「ミルクティー」が好きだという幼馴染にはそれをお土産にして持って帰ってもらうとして、
別のお菓子を買ってみんなでつまもうかな。

そして、ウチには基本も「レモン」を持って帰って家でゆっくり味わう事にしました。

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と、いうのもこの「シフォンケーキ」は食べるまでちょっと一手間かかるので、
お客さまに時間があまりない時はちょっと出しにくかったりするんですよ。


食べ方は大きな「太陽のシフォン」と同じく紙で作られたバケツの解体から始まります。

「太陽のシフォン」の時はプラスチックのフタを取ったあと、
容器とシフォン生地の間にナイフを入れてぐるっと一周し、
容器の点線にそって下へビリビリと切っていったそうなのですが、

ミニサイズはゆっくりと側面の紙をシフォン生地が崩れないように気遣いながらであれば、
簡単にペリペリと剥がしやすい容器に改良してありました。

ん~、きめ細やかなシフォンが生れましたよ。

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そしてシフォンを優しくひっくり返し、容器の底をはがすと優しい香りが立ち込めます。

「太陽のシフォン」ではこの真中にちょっと緩めの「生クリーム」がたっぷりと詰まっているんですが、
ミニの場合は別で売っているんですね。


さっそく「生クリーム」をつけて食べてみましたよ。

おお! なんときめ細かいシフォン生地~ これは繊細♪

「シフォンケーキ」はシンプルがゆえにパティシエの培われていた感覚によって左右されるところが大きく、
メレンゲの立て方や生地を合わせるのに絶妙な技術や勘が必要とされるはずです。


どうやらここのオーナーシェフは東京や岡山で修行した後
新潟市の老舗洋菓子店「クレーシェル」で18年間チーフを務め、
2年半前ついに念願のお店「パティスリースラージュ」を開店することとなったそうです。

ご夫婦とほぼ二人三脚で素朴に手作りでやっているため、
その日の天候やコンディション、季節によって仕入れられるによって
ショーケースに並ぶ商品が毎日変わることも多いそうですよ。

その手作り感がまた人気の秘密なんでしょうね。

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さて、再びシフォンに話を戻しますと、このレモンの酸味の香りがまたさっぱりしていて深い♪

レモン果汁に加え、香り豊かな皮の部分も丁寧に剥いて使っているそうで
大きい「太陽のシフォン」は1ホールにレモン1個分が使われていてとっても贅沢な香りが立ち込めます。

さらに専用の「生クリーム」は、シフォンの甘みを消すことも無い絶妙な甘みとなっていて、
クドくない味わいと、すっきりした風味と、口どけのよい食感とが融合しています。

これなら大きい「太陽のシフォン」1ホールでも2人でペロリ!といけちゃいましいたよ。

これはまさに食べ過ぎ注意の、禁断のシフォンって感じですね。

ってことで、ぜひ、シェフの腕がダイレクトに感じられるこの繊細な「太陽のシフォン」の
魔力に魅せられてみてはいかがでしょう?


レモンの風味が苦手な方も予約すれば大きい「太陽のシフォン」で「バニラ味」も作ってくれるそうですよ。





ってことで、シフォンケーキはお土産として買ったのですが、
その場で出すお茶受け的なお菓子も買っていかないとですよね。

何がいいかなぁ・・・?

「スイーツ人気ベスト10」が掲載された「太陽通信」ていうのを、
お店が度々不定期に発刊されているみたいですが、
このお店には「太陽のシフォン」以外にもいろいろ人気商品はあるんですよ。

「太陽のシフォン」を「ロールケーキ」にしたものや、シュークリームの「くりーむぱふ」、
「モンブラン」なども人気なのですが、久々に新潟に帰ってくる幼馴染にぴったりのスウィーツがありました。

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それは新潟の名物「笹団子」をイメージした「にいがたノスタルジー」(140円)という洋菓子です。

お婆ちゃんが作ってくれた思い出の「笹団子」をイメージし、
よもぎ味のダックワーズにつぶあんのクリームをサンドした新しい、
そして懐かしい新潟の味です。


相方の幼馴染も『あ! 笹団子だ♪』って、口に入れたらフワッと広がるよもぎの風味と、
甘さを抑えたつぶあんのクリームに故郷を感じていたみたいでした。

夏場は冷蔵庫で冷やすとさらに美味しくなるそうなので、
今度ボクもお盆に実家に帰る時でもお土産として買って帰ろうかなぁ?

ちなみに箱入りは6個入りで、箱代込みで1,000円だそうです。

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こころが和むフワッフワッな「太陽のシフォン」や「にいがたノスタルジー」は
その繊細な味わいや舌触りだけでなく、レモンやヨモギの風味を活かす空気までも素材にした
素朴で優しいお菓子でした。

その優しさはきっとオーナーシェフの人柄だけではなく、
長年築かれた技術があるからこそ表現できるものだと思いました。



ごちそうさまでしたぁ~♪

「パティスリー スラージュ」

新潟市西区寺尾東1-5-30
電話:025-268-0070
営業:10時~19時
定休日:金曜日