いよいよJリーグ開幕!アルビの初戦は?【J特】 | 馬の会長日記

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「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

3/5(土)から待ちに待ったJリーグが開幕しましたね。

今年はアジアカップの日本優勝で盛り上がったから、いつものシーズンオフよりはさみしくなかったかな・・・

でも日本代表の試合もいいですが、この盛り上がりをJリーグにもつなげたいですよね。

今はよりレベルアップを目指す選手たちが海外のクラブにどんどん出て行ってしまって、
Jリーグが海外リーグへの踏み台になっている感じも否めませんが、

日本のプロサッカー、Jリーグのレベルが上がれば海外でプレイする必要もなく、
日本で世界レベルのクラブ同士の戦いがいつでも国内で見られるようになります。

・・・なんてことは超理想の夢に近いことで、ヨーロッパサッカーなどと比べて、
日本には歴史的な基盤が決定的無いのですが、
それでも、まずはスタジアムに足を運び応援することからが
日本のサッカーレベルの向上の第一歩のような気がします。


また実際都合が悪く、スタジアムに足を運べない人も「スカパー!」などのテレビ中継を見ることから
はじめてもJリーグに資金が還元されて、日本のサッカーが盛り上がっていくのかなぁと思いますよ。

なによりもやっぱり自分の好きなクラブチームや選手をつくって、それを応援する機会があると
これからの季節、毎週のように一喜一憂盛り上がれるのがいいですよね。

これまでサッカーに興味なかった方も、ご自分の好きなチームを見つけて、
ここでボクらと一緒にこれからの季節盛り上がってみませんか?

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そんな新潟に住むボクの応援するチームは地元のチーム「アルビレックス新潟」です。

もともと埼玉県出身なものでJリーグ創設のときは「浦和レッズ」のサポーターだったのですが、
新潟に住むうちにどんどん「アルビレックス新潟」の魅力に惹きこまれていったんです。

決してアルビは強いチームじゃないんですよ。

でも、サッカーって勝って当たり前のチームより、
弱いと言われているチームが勝つのが楽しかったりするんですよねぇ。

そんな魅力がアルビにはあるんです。

しかし、意外に下位のチームには脆かったりしますけどね。


さて、そんな「アルビレックス新潟」の2011年J1リーグ開幕戦は、
3/5(土)アウェイの「レベルファイブスタジアム」で行われた「アビスパ福岡」戦でした。

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福岡は昨年J2から3位という成績でJ1昇格を果たし、
前評判ではアルビの方が優位という事を言われていましたよ。

しかし、相手は昇格をしたばかりの勢いのあるチームでもあります。

しかも福岡とは2006年にJ1で2度対戦して、無得点の全敗。

さらに忘れもしない2003年、J2リーグ第43節。

アルビは念願のJ1昇格を、同点でも果たせるはずで、福岡の「東平尾公園博多の森球技場」に乗り込み、
後半41分まで同点だったのに、まさかの終了間際の敗戦で、
選手の数人が反省の意味を込めて頭をまるめたのは記憶にはっきりと残っています。

今は「レベルファイブスタジアム」と呼ばれるそんな悪夢が蘇る同じ舞台。

決して楽な戦いではありません。

っていうか、アルビはいつもチャレンジャー。
相手がどこだろうと楽な戦いなんて絶対にありませんけどね。

いつもスロースターターのアルビですが、木曜日から福岡入りして気合いバッチリ!

今シーズンの目標は「勝点60以上」と「ACLへの出場権」を取ることですが、
やっぱり優勝を狙うつもりじゃなきゃそれも難しいかもしれません。

スタートダッシュをかけるためにもぜひとも勝利が欲しい一戦です!

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まずは、福岡の「レベルファイブスタジアム」までサポートに行かれた
1000人ちかくの皆さま、お疲れ様でした。

遠い九州からもTVを通じて3カ月のブランクを感じさせない声が新潟まで届いていましたよ。



スタメンGKは東口、センターバックは千葉を真中に置き相方には札幌からきた石川、

同じく札幌から加入した藤田は右サイドバック、アジアカップの日本代表に選ばれていた酒井は左サイド。

ダブルボランチは新加入のMF菊池がケガのため、冷静な判断が光る小林が右、
そしてアルビの顔であり我が信頼なるキャプテン本間が左。

前線は新加入のFWブルーノ・ロペスと、少し下がってミシェウ、左にヨンチョルと3トップぎみだけど、
右サイドハーフには運動量豊富な三門がいて、流動的に4-3-3や4-4-2などになったりします。


さあ、2011年のJリーグもいよいよ14:03にキックオフです!

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って、前半はまったくの空回り・・・

コンパクトに陣形をとり、ロングボールを多用する福岡ペースに完全に翻弄されています。

だいたいいつも試合の立ち上がりがいつもよくないアルビは、一年の立ち上がりも毎年イマイチな事が多い。

相手の裏をかいたり、意表をついた縦パスをしようと、新しいアイデアは感じられるけど、
まったく選手間の息が合っていません。

キャンプでは上手くいったのになぁ・・・おかしいなぁ・・・なんて声が聞こえてきそうですよ。


今季から背番号「10」を背負ったミシェウも、思うように連携出来なくてイライラしている様子です。

ん~・・・去年の開幕戦の前半から始まった第8節まで勝ちなしの悪夢を思い出してしまいました。

こりゃあマズい、調整不足なんじゃないの?

って、思ってしまいましたが、何とかDF陣がガンバってくれたこともあり、
ゴール前まで運ばれたボールを枠内に押し込まれることなく前半は「0ー0」で折り返す事ができましたよ。



そして後半に入ってすぐ、またちょっと狙い過ぎの前線への縦パスを藤田が
右にながれていたヨンチョルに送りました。

するとヨンチョルの持ち前のスピードでサイドを駆け上がって、中央へマイナスのパスで折り返し・・・

ここで、今までは誰とも息が合わなかったのですが、今度は違っていました!

そこに走り込んだのは背番号「10」の重圧に動きが悪く、ずっとイライラしていたミシェウです!

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後半7分、ゴーーーーーーーーーール!

完成されていなかったはずのフォーメイションがたまたまここで、実ってしまいましたよ。

きっかけは偶然、たまたま上手く行ったプレイからです。

でも、何だっていい、新しいメンバーになって迎えたシーズンで、「やれる!」という自信が欲しかった。

そんな時に、その一番自信が欲しい人が決める事ができました。


ここからはミシェウのプレッシャーも解け、前戦と中盤の距離感がバランスよくなり始め、
全体の動きが良くなりました。

これまで、個人技とスピードで強引にサイドを駆け上がってきたヨンチョルが、
今度は左サイドでパスを受け、一度キックフェイントをかけたら、
福岡の選手が面白いようにフリーズしてしまいました。

それはこれまでヨンチョルが散々強引に中に切れ込んできた事が
相手の選手の中に刻み込まれていたからでしょう。

でも、ヨンチョルが選んだのはゴール前に上げる優しい折り返し。
そこに待っていて頭を合わせたのは新加入のブルーノ・ロペス!

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前半24分、ゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーール!!

前半終了時に決定球を決めることができず、サポーターも疑心暗鬼だった新加入FWが、
その不安を拭う待望のゴールでした♪

おしゃぶりパフォーマンスもキマリ☆

こうなったらもうアルビの勢いは止まりませんよ!

次は前戦の一角でこれまで2本のアシストをしてきた
キレキレのヨンチョル自身のゴールが欲しいところですよね。


ってことで、後半30分ヨンチョルが今度は自らドリブルでゴール前に切れ込み強烈なシュート!

惜しくも福岡のGKに弾かれてしまいましたが、そのこぼれ球に素早く反応し、
自らの身体と共にゴールマウスにボールを押し込んだのは、これまた新加入の藤田征也!

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ゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーール!!!

藤田は途中からサイドバックからサイドハーフに上がっての得点で、
黒崎監督の采配が見事得点につながりましたよ。

なんと、この最悪な立ち上がりで気づくと3点もとっています。

しかも、今季のチームの中心になるべくミシェウが自信を取り戻し、

新外国人FWブルーノ・ロペスへの不安をかき消し、こちらも新加入の藤田が監督の指揮により決めたゴール。

そして、すべてのゴールのきっかけを作ったヨンチョルの破壊力の健在ぶりもあり、
さらに、GK東口も久しぶりの無失点試合。

あの内容で、ここまで理想のシナリオに書き換えられるなんて出来過ぎでしょう!


しかも、アウェイでですよ。

これも、福岡の地まで駆けつけたオレンジサポーターの方たちの声が
背中を押してくれたからかもしれませんね。


一方、あれだけ試合の立ち上がりに主導権を握り、
ホームでJ1リーグへの復帰に意気込んでいた福岡にとっては運が悪過ぎたとしか言えません。

だって確実に流れはアルビに無かったですもん。

それなのにこの結果だけでなく、後半35分にはチームの要として補強した成岡翔選手が
2枚目のイエローカードで退場で、次の試合も出られなくなってしまうだなんて・・・

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アルビの開幕戦は最悪の立ち上がりだったのに、「0ー3」の快勝です!

ヤッターーーーーーーーーっ!

バンザ~イ♪ バンザ~イ♪ バンザ~イ♪ バンザ~イ♪ バンザ~イ♪ 


マルシオがいなくてもブラジル人ツートップが点数を取り、西がいなくても藤田やヨンチョルが切れ込み、
永田がいなくても無失点で終えられる・・・

そんな昨年までの柱がいなくなっての「不安」から、新生アルビへ「自信」が持てる試合となり、
勝ち点3という数字以上の大収穫を得られた一戦ではないでしょうか。

あの劣勢だった試合をひっくり返すっていうのも、
もしかしたら今年のアルビの強さの一つなのかもしれませんね。


開幕戦では2年ぶり、2回目の勝利です。

そして、まだ始まったばかりですが、柏と並んで首位にいますよ。

これ以上ない、うれしいスタートをきれましたが、まだまだ課題は山ほどありそうです。

ってことは調整すればまだまだ伸びしろがあるってことで、ますます楽しみですね。

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次のJ1リーグ第2節、3/12(土)はいよいよホーム「東北電力ビッグスワン」に
「モンテディオ山形」を迎えての一戦です!

今でも「天地人ダービー」と言っているのがちょっと違和感がりますが、
相手はいきなりのアウェイ連戦となりますね。


まだ寒い日がつづきますが、ここは新潟のホームの力をみせつけるためにも、
そしてこの勢いを12月まで続けられるためにも「ビッグスワン」に集まって一緒に戦いましょう!