「22°」からのスタート | 馬の会長日記

馬の会長日記

「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

またちょっと寒くなってきましたが、今日から早いものでもう3月ですね。

ホント今年はまだ2カ月しか経ってないのにいろいろあり過ぎですよ。



昨日は退院してから初めて外来というかたちで治療に行ってきました。

まだ痛み止めを飲んでいて、夜中には何度も重い痛みに目が覚めます。

また、普通の人なら肘を打ったときに「ビリビリッ」って電気が走る個所があると思うのですが、
それは小指をつかさどる神経らしく、
ボクは手術した部分がその神経があったために少し神経移動させたそうなんですよ。

その影響で、小指が常に電気が走っているような痺れもあり、
それらは徐々に無くなっていくそうなのですが、色々とまだ完調までほど遠い感じはします。


はたして左腕の骨折から17日、手術から11日間でボクの腕はどうなっているんでしょうか?

イメージ 1


まずはリハビリに寄ってから診察ってことなのですが、
ギブスがとれてないのでとりあえずは左指の動きだけを確認。

これはもともと骨がつながっていない時から動くのであえてやらなくても大丈夫なんですけどね。

それと、肩も回るかやってみます。

肩もまったく問題ないんですが、左腕をかばって動かさないでいると固まっちゃうとのことでした。

でも、骨がボルトで固定されてから腕が動かせるようになったのでうれしくて
わりと動かしていたのでこちらも問題なしに動いてます。

リハビリ本番はギブスが取れてから、固められている肘と手首の動きですね。

『ギブス取れてからが大変だよ』って、リハビリの先生も言っていました。

以前右手首を骨折したときは3カ月もギブスをしていたため、
取った時にはまったく動かずで苦労したけど、今回はさらに肘もですからねぇ。

覚悟してかなきゃ。



つづいてレントゲン撮影です。

イメージ 2


いやぁ~何度見てもボクの左腕は機械化しちゃってますねぇ。

ホントにミサイルでも撃てそうな気がします。

ギブスはよくイメージにある石膏でガチガチに固めたヤツではなく、
傷の治療なので短時間はずしたりできるものなのですが、

レントゲンを撮る時に手術後初めて長い時間はずしたので、不安でなりませんでしたよ。



そしてその後いよいよ診察なのですが、退院する時主治医に
「ボクが骨を折った瞬間の映像があるけど、見ますか?」と言ったところ

先生は『見せて、見せてぇ! そしてその動画のデータちょうだい♪』

と、思った以上に無邪気な反応をしてくれて、しかも退院する時にCD-ROMまで用意してくれたので、
約束通り焼いて持ってきましたよ。

まさかここまでよろこんでくれるとは・・・

研究資料にするそうで、お役に立ててなによりです。



で、予定では傷口も塞がっているので抜糸をすることになっています。

まだ、ボクは自分の傷口を見たことないのですが、どうやら傷口は糸で縫い合わせてある訳でなく、
「抜糸」と言っても糸を抜くんじゃないんですねぇ。

イメージ 3


この写真の右側に並んでいる小さな金具。

まさにホッチキスみたいな針で止めてあったみたいです。

これをペンチみたいのでプチプチ抜くのですが、なんとも「チクチク」って針で刺すような痛みが・・・

それが、なんと20個ぐらいあったもんだから、抜糸は長い時間に感じましたよ。

さあ、傷も良くなったので、あとは骨がくっつくまで再びギブスで固定かなぁ?

なんて思ったら先生は『今日からリハビリ開始! 少しずつ動かすようにしてってくださいね』だって。



・・・えぇ!? もう動かしていいのぉ?

骨くっついて無いんでしょう?


どうやら、2枚の鉄板と16本のボルト、そして2本のワイヤーでガチガチに固めてあるから
ちょっとやそっとじゃズレないんだそうです。

症状にもよりますが、骨折はギブスをはずした後のリハビリがあまりにも大変なので、
それを緩和するために最近は早めに動かすようにするんだそうですよ。

それにしても早く無いですかぁ?

もう、ギブスが取れたうれしさよりも、ギブスの補助無しの生活が怖くて不安が押し寄せてきました。

実際、ボクの左肘はどこまで動くのだろうか?



このまま再びリハビリ室に行くように指示を受けたのですが、
そこに行くまで怖くてまったく左肘を動かすことができず右手で保護しながら移動しましたよ。


そしてリハビリの先生の補助を受けながら恐る恐る動かしてみると・・・


「あて、痛ててててて・・・」

ありゃ? 全然動かないぞ。

ケガの影響もあるそうですが、たった2週間動かさなかっただけでここまで動かないもんなんですね。

もちろん神経は通っていて、動かそうという意思はあるのですが、
触ってもわかるほど左肘が「カッチカチやぞ!」って自慢していますよ。

それを無理に動かそうとすると筋肉に痛みが走り「ゾックゾク」してしまいます。

初めての左肘のリハビリでボクがどれぐらい動かせるのか?先生が測ってくれました。

【曲げた時】97° 【伸ばした時】-61°

普通曲げた時は肩に指がつくぐらいは曲がるもんですよねぇ?

それが直角にも曲がらないのです。

左手でコップを持っても飲めません・・・


さらに伸ばした時なのですが、もともとボクは「猿腕」と言って
まっすぐ伸ばした時「0°」以上伸ばせる腕だったのですが、

あとまっすぐになるには「61°」伸ばさないといけないみたいです。


ってことは、通常の時「150°」ぐらい曲げ伸ばしできるはずが、
ボクの左肘は「22°」しか動くことが出来ませんでした。

自分が思っている以上に重傷なことにちょっとショックで「悔しいです!!」。


手首も肘ほどではないけど、右手ほどまだ動かないし、
これからちょっとずつ動かせるようにマッサージやトレーニングいないとですね。

イメージ 4


ただ、急には重い荷物を持ったり、ぶつけたりしてはいけないので、
寝る時や、外出するときはまだギブスや三角巾を着けた方がいいみたいです。

リハビリの先生がすぐ脱着可能な簡易ギブスを作ってくれました。

「自分はケガ人ですよぉ」ってアピールしておかないと、
周りの人はバス乗り場などでボクがモタモタしてたりしてるのを見て
『なんで右手しか使わないのかななぁ? イライラするなぁ!』なんて思ったり、
平気でぶつかってくる人もいますからねぇ。

ただでさえこの退院してから数日間、腕を吊っているのにも関わらず
人混みではぶつかられたりしてましたから。


やっぱり、健常者も心配りは大切ですが、助けや気遣いが必要な障害者も
自己アピールすることは大切なのかもしれないって思いました。

また、傷口を見せるのはあまりにも痛々しい気がしたので、
自己アピールも含めて薬局でサポーターも買ってきましたよ。



これから想像以上のツラいリハビリの道を歩んでいかないといけませんが、
はたして「22°」しか動かないボクの左肘はいつ完治するのでしょうか?

自分の記録のためにもここに随時記していこうかと思います。

ただ、ツラいって言っても回復への道のりですからねぇ、明るく考えていきたと思います。

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そうそう、なによりあと数日したら待望のお風呂も解禁でいいらしんですよ。

これはうれしいですねぇ♪

それにせっかく買ったXLの服もありますが、普通サイズの服も袖も通るのでやっと着られますよ。

まあ、まだ息子の両腕での抱っこは厳しいですが・・・もうちょっとまっててね。

さて、リハビリガンバロ!