過去にした旅を忘れないように、思い出しながら記し、
もう一度旅の気分を味わっちゃおう!という「過去旅ログ 第3弾」は、
2006年の9月23(土)~26(火)の3泊4日で行った国内旅行、「山陽地方の旅」のお話です。
もう一度旅の気分を味わっちゃおう!という「過去旅ログ 第3弾」は、
2006年の9月23(土)~26(火)の3泊4日で行った国内旅行、「山陽地方の旅」のお話です。
このペースで今年中に終わるんでしょうか?
いやいや、先を急ぐ旅でもないので気が向いたときにのんびりと足を進めましょう。
いやいや、先を急ぐ旅でもないので気が向いたときにのんびりと足を進めましょう。
さて、次にボクらは何をしたでしょうか?

スタートはここ大林宣彦監督の映画「さびしんぼう」や
「あした」「ふたり」などに登場した「福本渡船」乗り場。
「あした」「ふたり」などに登場した「福本渡船」乗り場。
そうです!
この地元の人には「1円ぽっぽ」で親しまれている渡し舟で、「尾道水道」の向こうに見える
「向島」に渡ろう!って計画です。
「向島」に渡ろう!って計画です。
約3分の乗船で向島に到着しました。
渡船の料金は地元の人の生活の足でもあるので、大人60円+自転車10円。
安いですねぇ。
この料金はいくつかある渡船会社によって違いそうです・・・
えっ!? 自転車って?
そうなんです!
今回の旅はボクらの旅行では珍しくレンタサイクルを借りて、チャリンキー・GO!GO!という行程なのです!

本州と四国を結ぶ橋というのは3ヶ所あるのですが、ここ「瀬戸内しまなみ海道」は
唯一、瀬戸内海を自転車や徒歩で渡れるのです。
唯一、瀬戸内海を自転車や徒歩で渡れるのです。
そうと聞いたら、思い出づくり&食べたもののカロリー消費に行ってみるしかないでしょう!
レンタサイクルは大人(中学生以上)1日500円+保証料が1,000円。
各地区にある14ヶ所のレンタサイクルターミナルであれば途中の乗捨ても自由ですが、
借りた場所に返せば保証料は戻ってきます。
借りた場所に返せば保証料は戻ってきます。
ボクらが「尾道駅」の目の前のターミナルで、3段変速機付シティサイクル借りましたよ。
ちょっといいママチャリです。
ちなみに電動アシスト自転車もあったのですが「4時間以内」で800円、
しかも乗捨ても出来ないっていうのでやめておきました。
しかも乗捨ても出来ないっていうのでやめておきました。

だって、ボクらが「尾道」を出発しようとしていたのがもう15時過ぎで、
レンタサイクルターミナルのオジさんも、
レンタサイクルターミナルのオジさんも、
『今から出ても明るいうちに四国に渡るなんて絶対無理だよ!
それどころかたいして行けないよ。』って言うんです。
それどころかたいして行けないよ。』って言うんです。
そりゃそうですよ。
だって、「尾道」から「向島」「因島」「生口島」「大三島」「伯方島」「大島」と渡り、
四国の「今治」まで6つの島。
四国の「今治」まで6つの島。
「尾道水道」の左手に見える「尾道大橋」は狭く危険なので自転車の場合
「渡船」を利用するのが一般的だそうで、そこはスルーするにしても、それらをつなぐ6つもの橋があり、
「渡船」を利用するのが一般的だそうで、そこはスルーするにしても、それらをつなぐ6つもの橋があり、
サイクリングロードはなんと!約70km以上の道のりになるんですよ。
さらに結構アップダウンもあるので、相方と一緒にのんびり行くときっと10時間ちかくかかっちゃうだろうし、
四国に到着する頃には真っ暗闇です。
四国に到着する頃には真っ暗闇です。
まさか「今治」までは行く気はありませんよ。
でも、せっかくだから行けるところまで行って、暗くなる前に「尾道」に戻ってきまぁす!

・・・と、オジさんがあまりオススメできない顔をしていたのに強行突破!
特に癒される景色も無い、まだ普通の街の「向島」景色の中走りつづけましたが、早くも日が傾いてきています。
やっと大きな橋が見えてきたと思ったら、その赤い橋は「向島」と「岩子島」を結ぶ橋で、
「しまなみ海道」のとは違う橋でした。
道の所々に緑の『しまなみ海道サイクリングロード』という表示がされていましたが、
それも無い所もあり、あまり頼りにならないので地図を見ながら迷子にならないように気をつけて行かなきゃ!
それも無い所もあり、あまり頼りにならないので地図を見ながら迷子にならないように気をつけて行かなきゃ!
サイクリングロードって言っても今回走ったところはほとんど一般道でしたよ。
途中、トイレなどの休憩もほとんど無いに等しく、
そこで休んでいると、朝から走っているヘトヘトになっている「今治」側から来る人にすれ違い
そこで休んでいると、朝から走っているヘトヘトになっている「今治」側から来る人にすれ違い
『これから行くの?』と不思議がられ、さすがに時間的に無理があったかなぁ?
と、ちょっと無計画で出てしまったことを後悔しました。
と、ちょっと無計画で出てしまったことを後悔しました。
でも、1つも橋を渡らずここで引き返すのはもっと後悔することになり、
楽しいサイクリングとはほど遠く、2人無言でひたすらペダルをこぎましたよ・・・
楽しいサイクリングとはほど遠く、2人無言でひたすらペダルをこぎましたよ・・・
そしてもう2人の心は1つでした!『「因島大橋」を渡ったら引き返そう!』
すると、やっと見えてきましたよ! 大きな白い吊り橋「因島大橋」が!
って、あれれれ? 橋の真下に来ても登るところが無いぞ・・・?
橋ははるか頭上にあって、あそこまでどうやって上るの?
エレベーターとかあるのかなぁ?
エレベーターとかあるのかなぁ?
それとも、どこか入口を見逃したかな?
そうドキドキ不安に思いながら500mぐらい進むと、橋への上り口がありました!

ひ~・・・やっぱり人力で登るのね。
高低差は50mぐらいあるそうですが、そんなに急な坂道ではないので、ここからも長く感じましたよ。
で、ついに「因島大橋」を渡ることになるのですが、これまた想像していたのとは違いビックリ!
「因島大橋」は他の橋とは構造が違い、自動車道の下を歩行者&自転車用のレーンと
原付用レーンが走る2重構造になっているんです。
原付用レーンが走る2重構造になっているんです。
ん~、結構狭いね。
歩行者などとすれ違うときには気をつけなきゃ。
金網越しで決してひらけた景色ではありませんが、橋の下を見るとまるで海の上を散歩しているかの様。
まさに映画のETのラストシーンのように宙を自転車で進んでいる気分です♪
とりあえずは苦労してたどり着いた分は取り戻しましたよ。

約1.3kmの橋を渡りきると出口には「料金箱」があました。
あ! ここは有料道路「西瀬戸自動車道」だけに自転車でもお金がかかるのね・・・
「因島大橋」の通行料は50円、歩行者は無料みたいです。
ちなみにこの先に行くには通行料「生口橋」50円、「多々羅大橋」100円、「大三島橋」50円、
「伯方・大島大橋」50円、「来島海峡大橋」200円とかかってくるので、
「伯方・大島大橋」50円、「来島海峡大橋」200円とかかってくるので、
制覇しようと思ったら小銭か、レンタサイクルターミナルで
売っているチケットを準備しないと大変なことになっちゃいますよ。
売っているチケットを準備しないと大変なことになっちゃいますよ。
ごまかそうとしても「監視カメラ」の目が光っていましたからね。

「因島」に渡ったど~~~~!
橋の向こうに見えるのが「向島」です。
これで第一関門突破!
って、もう今回はここで満足ッス。
だって、これまで来た道をもう一度戻らなきゃいけないんですもん。
「因島」のレンタサイクルターミナルで乗り捨てた方が楽かもしれないとも思いましたが、
そのレンタサイクルターミナルまで行くのにも結構な道のり。
そのレンタサイクルターミナルまで行くのにも結構な道のり。
それにこの日の宿も予約してあるし、そこからどうやって行けばいいのかわからないので、
ここはスタート地点の「尾道」に戻るしかありません・・・もうすでにヘトヘトですが。
ここはスタート地点の「尾道」に戻るしかありません・・・もうすでにヘトヘトですが。
次回があるとは思えませんが、次くる機会があったらもうちょっと計画的に来ようっと。

とりあえず「渡橋記念スタンプ」をペタリ♪
時期によってはこのスタンプをコンプリートすると記念品がもらえる
イベントを行っている時もあるらしいですが、1個では話になりません。
イベントを行っている時もあるらしいですが、1個では話になりません。
まあ、自分の思い出としてですよ。
そして、自転車に鍵をかけて上の自動車道に登り、「大浜PA」(下り)で一休み。
ここでは「愛媛」のお土産や「広島」のお土産がたくさん売ってましたよ。
ボクも自転車だからあんまり荷物を増やしたく無いのですが、ここ「因島」は「はっさく」が名産ということで、
思わず「はっさくゼリー」を衝動買いしてしまいました。
思わず「はっさくゼリー」を衝動買いしてしまいました。

また、ここのご当地グルメで「しおなみソフト」っていうのがあって、
この先の島「伯方島」発祥の「伯方の塩」が入った水色のソフトクリームがありました!
この先の島「伯方島」発祥の「伯方の塩」が入った水色のソフトクリームがありました!
昔からCMでやっていた『♪は・か・たの塩!』って言うのはこの辺りが発祥の地だったんですねぇ。
九州の博多とは関係無かったのかぁ・・・
九州の博多とは関係無かったのかぁ・・・
せっかくだから「はっさくソフト」とのミックスでいただきました。
ソーダ味の様な鮮やかな水色と、かわいいオレンジの見た目のコントラストはなかなかお見事。
はっさくのスッキリした爽快感と、甘味の中にある「伯方の塩」の塩分が
ここまでの疲れをリフレッシュしてくれました。
ここまでの疲れをリフレッシュしてくれました。
これはサイクリングしている人にはオススメのソフトクリームですね。
きっと別々に食べた方がもっと美味しいような気もしますが、ボクは欲張りなもので・・・

さあ! 来た道を戻るぞ~!
「因島」にもホントは、村上水軍発祥の地の「因島水軍城」や、約700体の石仏が立ち並ぶ「白滝山の石仏」、
95,000本もの世界中の花木が集まる「因島フラワーセンター」などの見どころが
観光案内に記されていたのですが、後ろ髪をひかれる思いで再び「因島大橋」を渡りました。
95,000本もの世界中の花木が集まる「因島フラワーセンター」などの見どころが
観光案内に記されていたのですが、後ろ髪をひかれる思いで再び「因島大橋」を渡りました。
「因島」は東ちづるやポルノグラフィティの出身地としても有名ですね。

夕日に照らされる「因島大橋」に別れを告げ、
片道約10kmの「尾道」までの道のりをひたすらペダルをこぐのですが、
片道約10kmの「尾道」までの道のりをひたすらペダルをこぐのですが、
帰りには上り坂もありませんし、一度見た景色っていうこともあり、
だいたいの距離がわかっていますから精神的にはかなり楽ですね。
だいたいの距離がわかっていますから精神的にはかなり楽ですね。
そしてやっとのこと往復約3時間、約20kmを走りまた「尾道水道」を渡りました。
山の上には歴史的価値がまたっく無い1964年築の「尾道城」が出迎えてくれています。

は~・・・やっと戻ってきたよ~
たった数時間のことだったのに、船から見える「尾道」の夜景はとても懐かしく、
あたたかく、まるで我が家に戻ってきた気持ちになれました。
あたたかく、まるで我が家に戻ってきた気持ちになれました。
レンタサイクルターミナルのオジさんもうれしそうに出迎えてくれましたよ。
海の上を走る爽快感抜群の「しまなみ海道」と、そこまでたどり着くための
サバイバル気分たっぷりのサイクリングツアー。
サバイバル気分たっぷりのサイクリングツアー。
ボクの旅には珍しいことしましたが、良くも悪くも強烈な思い出となったことは間違いありません。
様々な思い出が出来た懐かしの街「尾道」。
きて良かったなぁ~♪
さ~て、早く疲れを癒すために宿泊先に早く行かなきゃ!
・・・つづく。
つづきは来年かな。