アルビからの移籍【J特】 | 馬の会長日記

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「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

なんだかこの話題は感情的になってしまうので触れないでおこうと思ったのですが、
シーズン中の試合も大切ですが、この時期のJリーグもピッチ上の90分以上に熱い戦いがありますもんね。

ちょっと傾いた意見になっちゃうかもしれませんが、ボクの思っていることを書きます。

昨日ついにマルシオ・リシャルデス(29)につづき、永田充(27)の浦和レッズへの移籍が公式発表されました。

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マルシオは2007年にブラジルから新潟にやってきて、
選手としてはね一番いい年齢の時の4年間新潟でプレイしてくれましたね。

寒い新潟や日本のサッカーにはなかなかなれるのは大変だったと思いますが、
最初に出場した試合でのロングパスをいきなりワントラップで右にボールをさばき、
相手を交わした時の興奮は忘れません。

人柄も真面目で優しいし、まさに新潟の宝でした。

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また永田は2006年にJ2に降格となった柏レイソルから矢野貴章と一緒にアルビに移籍加入してきて
その年は右ひざの大ケガで役にたたなかったのにアルビは信じて永田を手放しませんでしたね。

その後、現名古屋グランパスの千代反田選手とアルビの壁となり、
昨シーズンはリーグの失点記録が2番目に少ないチームにしてくれましたね。

貴章につづき日本代表として試合に出た永田は、まさに新潟の誇りでした。



これ来年のアルビの卓上カレンダーです。

選手の写真、右側半分は取り替えられるようになっています。

移籍した選手を1ヶ月も眺めているのは悲しいですもんね・・・
昨年のこともあるのでよく考えられいますよ。

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でも、やっぱり浦和レッズはリーグ1お金があるチームだし名門です。

他のスポーツと比べても選手寿命の短いサッカー選手ですから、
条件のいいチームに進んでいくのはプロとして当たり前の選択ですよね。



しかし、アルビの「中盤の要」と「守りの支柱」を
いっぺんに引き抜かれるっていうのはどういうことなのでしょう?


それでも替わりの選手がいた昨年とはちょっと話が違う気がします。

昨年は翼をもがれた状態で飛べなくても走れたとしたら、
まさに今年は背骨を抜き取られてしまった白鳥状態です。

しかもそれは同じチームからですよ!

そのアルビが一生懸命育てた背骨が来年赤い服を着て牙をむくのです。

もうひとつさかのぼって言うのならレッズのエースは昔アルビが育てたエジミウソン選手ですよね。
レッズの真ん中のラインは、『永田-マルシオ-エジミウソン』ということになります。

これじゃあ、まるでアルビはレッズのためのブリーダーですよ。

育てた選手はみんな金で誘い引っ張ってきて、育てたアルビには一銭のお金も入らない。

来年アルビユニの背中のスポンサーが空いてしまいますが、背中に『浦和レッズ』がついてほしいぐらいッスよ!

って、別にレッズはルールに則ってやっていることだから文句なんてありません。

お金を使って、自分のチームを強くしたい「だけ」なんだから当然です。

もちろんレッズだけでなくアルビも小額とはいえ将来有望な選手を
他のチームからスカウトしているのだかから言えたがらではないかもしれません。




でも、あまりにも地域の弱小貧乏チームには酷な話じゃないですかねぇ?

もちろん、お金の無いチームに優秀な選手がいれば、
それを引き抜いてくるっていうのが簡単な交渉で常套手段です。

日本のサッカーにになれていない選手を海外から引っ張ってこなくてもいいし、
ライバルチームも戦力ダウンになる。

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では、お金の無いチームはまたチームを1から作り直せってことなんでしょうか?

確かにアルビの選手強化部はいい目を持っています。

しかし、毎年毎年それを繰り返しては、1から作り直して生き続けられるほど
日本のトップリーグは甘くないですよねぇ?

それにその選手の成長を見抜く力もいつまで続くかわかりません、まさに毎年毎年綱渡りのギャンブルです。

このまま、財力のないチームは消えて無くなっていくことが目に見えています。


確かに、サッカーは単にいい選手をそろえたからって、
それが順位に反映するスポーツでないことも知っていますし。

それがサッカーの面白さでもあります。





でも現状、Jリーグ全体の入場者数は年々減っていってますよねぇ?
しかもこのW杯イヤーの今年ですら増える兆しが見られませんでした。

それは日本のサッカー自体も廃れていっていることを意味していませんか?


地域密着のオラがチームを家族ぐるみ街ぐるみで応援し、
念願のJ2チーム、J1チームとなり、街が一体になって盛り上がって、
みんなサッカーが好きになって、子どもたちがサッカーを始める。

そして大人たちが子どもたちのサッカーができる環境を用意してあげる。

それが「Jリーグ100年構想」の1つでもあったんじゃないですかねぇ?


それなのに、最終的にはビッグチームの財力に現実を見せ付けられ、
サッカーには夢が無いことを目の当たりにする。

はたしてJリーグは100年後も盛り上がっているんでしょうか?

もしかしたらバスケみたいに2つのプロリーグに分かれているかもしれませんねぇ。

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この地域リーグの現状を、Jリーグはなんとか考え直さないといけないとボクは思います。

もし、Jリーグが考えられないなら、まさに浦和レッズや、名古屋グランパス、
ガンバ大阪、鹿島アントラーズなどのビッグクラブがJリーグを盛り上げるために
声を上げなければならないと思いますよ。

もう自分のチームさえ強くなれればいいという考えをしていればいいというチームでは無いような気がします。



実際そんなチームには弱小チームから多大なお金を使って吸い取らなくても、
しっかりと時間をかけて選手を育てる環境が整っているはずですよねぇ?

実際そのチームのサポーターの方々はどう思っているのでしょうか?

自分のところでユースから育ててきた選手よりも、
他のチームが育てた選手に高額支払った方がいいと思っているんでしょうかねぇ?

例えば、それでレッズサポはアルビに試合で勝てたとして、うれしいんでしょうか?


そこで、それでもうれしいよ♪

って言われりゃそれまでですが、地域チーム、そしてJリーグの未来もそれまで、
大企業のスポーツ大会だったってことになっちゃいますね。



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・・・ボクは単なるJリーグ好きのサッカーファンです。

元浦和レッズのサポーターで、今アルビレックス新潟を愛しています。

世界のサッカー事情も知りませんし、昨日の今日なのでかなり偏った意見を書いていて、
他のチームのサポーターの方や、またアルビサポの方にも
不快な思いをさせてしまっている文章があるかもしれませんが、


今ボクが思うことをストレートに書きました。

また来年の春、Jリーグで盛り上がりたいですね。