過去にした旅を忘れないように、思い出しながら記し、
もう一度旅の気分を味わっちゃおう!という「過去旅ログ 第3弾」は、
2006年の9月23(土)~26(火)の3泊4日で行った国内旅行、「山陽地方の旅」のお話です。
もう一度旅の気分を味わっちゃおう!という「過去旅ログ 第3弾」は、
2006年の9月23(土)~26(火)の3泊4日で行った国内旅行、「山陽地方の旅」のお話です。
2日目には、これまた世界遺産である「安芸の宮島」の「厳島神社」あたりで美味しいもんを食べました。

そして次に「安芸の宮島」から電車に乗って向ったのはこの人の出身地です。
この方は島耕作さん。
「課長島耕作」の主人公として有名ですが、最終的には「社長島耕作」になられたんですよね。
『なんだぁよ、マンガの主人公の出身地かよ!』
なんて声も聞こえてきそうですが、実はこの島耕作の生みの親でもある
マンガ家の弘兼憲史自身も、ここ山口県岩国市の出身なのです!
マンガ家の弘兼憲史自身も、ここ山口県岩国市の出身なのです!
えっ!?
「広島県の旅」じゃなかったのぉ!?
そうなんです、今回書庫のタイトルが「山陽旅行記」となっていたのはそういう理由だったのです。
「安芸の宮島」から電車で20分揺られ「岩国駅」へ、そして市営バスで20分。
ボクが「広島県」を脱出してまで来たかったのは、東京の「日本橋」、長崎の「眼鏡橋」と並び
「日本三名橋」の1つとされる「錦帯橋」(きんたいきょう)です。
「日本三名橋」の1つとされる「錦帯橋」(きんたいきょう)です。

これで3つコンプリーとです♪
でもこの「錦帯橋」、3つの中でも一番キレイで迫力がありましたよ!
約330年前の1673年に架けられた5連のアーチから木造橋の「錦帯橋」は
長193.3m、幅員5.0mで、組木の技術によって造られています。
長193.3m、幅員5.0mで、組木の技術によって造られています。
5つの山になっているので階段を上ったり下りたりでまったくバリアフリーではなく
歩きにくくはあるのですが、その珍しさは一見の価値ありでしたよ。
歩きにくくはあるのですが、その珍しさは一見の価値ありでしたよ。
さらに、絶対に見ておいて欲しいのがこの橋の裏側!
とっても複雑な組木で、江戸時代の職人達の技術の粋が集まっているという感じが伝わってきますよ。

「錦帯橋」はここから見える山の上にそびえる「岩国城」と城下町をつなぐ橋として
第三代岩国藩主吉川広嘉の命により作られたそうなのですが、この錦川の洪水で流失したり、
または木造ということで劣化してきたりで、たびたび架けなおされているんですよ。
第三代岩国藩主吉川広嘉の命により作られたそうなのですが、この錦川の洪水で流失したり、
または木造ということで劣化してきたりで、たびたび架けなおされているんですよ。
当時、橋を渡れるのは武士や一部の商人だけでした。
今では橋の手前に8時から17時までは料金所があり(夏期は19時まで)、往復大人300円 (150円)で渡れます。
この料金がこの文化遺産の補修工事などに当てられているんだそうです。
また、料金所がやっていない時間外は料金箱があってそこにお金を入れれば
24時間渡れることになっているのですが、帰りに見てみるとお金を入れずに渡っている人もいましたよ。
24時間渡れることになっているのですが、帰りに見てみるとお金を入れずに渡っている人もいましたよ。

対岸に渡ると、テレビ朝日の「ナニコレ珍百景」で紹介されたこともある
珍しいソフトクリーム屋さんがありました。
珍しいソフトクリーム屋さんがありました。
と、言っても当時はこの番組はやってませんでしたが・・・
そのお店は『むさし』というお店で、そこの看板に並ぶソフトクリームの味の種類はなんと100種もあって、
スイカ、ブルーベリー、バナナ、ストロベリー、オレンジ、チョコ、バニラ、あずき、などの基本形はもちろん、
ほうじ茶、かぼちゃ、チーズケーキ、梅、黒豆、伯方の塩、黒砂糖、トマト、カレー、ココアきなこ、
ほうれんそう、さくら、しょうが、なんてかわいいもん、
ほうれんそう、さくら、しょうが、なんてかわいいもん、
納豆、わさび、ラーメン、ハバネロ、コチジャン、山椒味噌、マカ粉、お茶漬け、パセリ、ニンニク、いわし、
穴子、かずのこ、明太子、のり、イカスミ、イカ、エビ、しゃけ、などなど・・・
穴子、かずのこ、明太子、のり、イカスミ、イカ、エビ、しゃけ、などなど・・・
キワモノもたくさんある有名な珍ソフトクリーム屋さんなんです。
さらに、ここにはもう1つライバルのソフトクリーム屋さんがあって、その名も『佐々木小次郎商店』!
こちらは25種類くらいらしいですが、明らかにここではバチバチとソフトクリーム戦争が行われています。
なんたって「武蔵と小次郎」ですもんね。
ここ岩国は吉川英治著の「宮本武蔵」の中では武蔵の宿敵、佐々木小次郎は岩国生まれとなっていて、
「錦帯橋」のたもとの柳やそこを飛ぶ燕を相手に「燕返し」を編み出したとされているんです。
「錦帯橋」のたもとの柳やそこを飛ぶ燕を相手に「燕返し」を編み出したとされているんです。
「厳流ゆかりの柳」や「佐々木小次郎像」も「錦帯橋」を渡ったところにありましたよ。

この刃長三尺三寸(約1m)の野太刀「備前長船長光」、長くてカッコイイですねぇ♪
通称「物干し竿」という呼び名は長いだけで役にたたないという意味もあるんですけどね・・・
でも実は佐々木小次郎が生きていたとされている江戸時代の初期にはこの「錦帯橋」はまだ存在していなくて、
「錦帯橋」のたもとで「佐々木小次郎」が技を磨いたってことは矛盾しているんですよ。
「錦帯橋」のたもとで「佐々木小次郎」が技を磨いたってことは矛盾しているんですよ。
吉川英治、やっちまったなぁ~って感じです。
まあ、この像は「宮本武蔵」作者の吉川英治自身もここ岩国出身らしいので、
ここにたっているのは間違いではないんでしょうね。
ここにたっているのは間違いではないんでしょうね。
結局ボクは、ソフトクリームは食べずに「佐々木小次郎商店」で岩国特産のレンコンで作られた
名物「レンコンコロッケ」、通称「「レンコロ」(150円)を食べました。
名物「レンコンコロッケ」、通称「「レンコロ」(150円)を食べました。
中にはレンコンの角切りがコロコロ入っていて、シャキシャキした食感がとっても美味しかったですよ。
あと、岩国の名物と言って思い出すのが「岩国寿司」です。
しかし、ボクらはついさっき宮島口で「あなごめし」を食べたばっかり、
「レンコロ」まで食べたのでお腹は空いていません。
「レンコロ」まで食べたのでお腹は空いていません。
広島に帰ってから「師匠」と一緒に居酒屋に行く予定もあります。
でも名物だからぜひ食べてみたい!
で、「錦帯橋」を渡る手前に「岩国寿司」ののぼりのあるお店、「ひらせい」というところを訪ねてみましたよ。

ここはその場でも食べられるのですが、数量限定のテイクアウト用のお弁当もやっているお店でした。
そこで食べられるほどお腹は空いていないので、お弁当を買って夜に食べられればいいなぁと思ったのです。
しかし、ボクが行ったのはもう暗くなってからで、数量限定のお弁当は当然無いとお店の人に言われました。
そうですかぁ・・・
ボクはガックリしてお店を後にしようとすると、『ちょっと待ってください、相談してみます』と
お店の奥に姿を消し、1つだけならと特別に包んでくれたのです。
お店の奥に姿を消し、1つだけならと特別に包んでくれたのです。
なんとうれしいことでしょう♪

これが1度はあきらめかけた念願の「岩国寿司」(2個/840円)です。
「岩国寿司」はチラシ寿司風の押し寿司で、いっぺんに4~5升を大きな木枠で何段にも積み重ね、
大きな包丁で切り分けていく豪快な作り方が特徴だそうです。
大きな包丁で切り分けていく豪快な作り方が特徴だそうです。
岩国城内で食べられていたこともあって「殿様寿司」とも呼ばれています。
花が咲いたようにきれいですよねぇ。
思わずガマンできずに広島に向う電車の中で1つ食べてしまいましたよ。
岩国名産のレンコンを酢漬けにしたものがシャキシャキの歯ごたえで、
桜でんぶや椎茸を甘く煮たもの、薄く焼いた卵などの甘味と相まって繊細で優雅な味わいでした。
桜でんぶや椎茸を甘く煮たもの、薄く焼いた卵などの甘味と相まって繊細で優雅な味わいでした。
「錦帯橋」付近のお店ならどこでも「岩国寿司」を食べられると思いますが、
お店には入っていないけど特別にサービスしてくれた「平清」をご紹介しておきますね。
お店には入っていないけど特別にサービスしてくれた「平清」をご紹介しておきますね。
錦帯橋たもと「平清」(ひらせい) 山口県岩国市岩国1-2-3 電話:0827-41-0236 営業時間:11時半~14時、17時~20時 定休日:火曜日

さて、広島に戻ってきてから地元料理が食べられる居酒屋に「師匠」と相方と入りました。
写真はボケボケですし、何を食べたんだか細かくは覚えていませんが、
たしか瀬戸内で獲れる新鮮な魚介を中心に、鱧を食べたことと、地酒をたんまりと飲んだような記憶があります。
たしか瀬戸内で獲れる新鮮な魚介を中心に、鱧を食べたことと、地酒をたんまりと飲んだような記憶があります。
この2日間「師匠」を含めた3人旅でしたが、ここで「師匠」とはお別れです。
って、たいして登場してきませんでしたが・・・
って、たいして登場してきませんでしたが・・・
次の日からまた2人旅が始まります。
・・・つづく。