今年は来ないなぁ~?
猛暑だったから実らなかったのかなぁ? それとも忘れているのかなぁ?
なんて思っていたら届きましたよ、今年も実家から甘柿が!

この細い形をしている「筆柿」といわれる種類のは「百目」という柿。
以前「新潟の柿は渋柿」という記事を書いたことがあったのですが、
新潟で食べている柿のほとんどは珍しい種の無い渋柿の「八珍柿」なのです。
それを焼酎などをつけて渋を抜いているものをよく食べるんですよ。
それを焼酎などをつけて渋を抜いているものをよく食べるんですよ。
だけどナゼ、種の無い「八珍柿」が新潟に広まっているのか不思議じゃないですか?
実は有名な種類の柿の木のほとんどは1本の原木から接ぎ木されているんですよ。
だから種の無い「八珍柿」も広まっているという訳なんですねぇ~
だから種の無い「八珍柿」も広まっているという訳なんですねぇ~
種の無い佐渡の名産で有名な「おけさ柿」ももともとは新潟県新潟市秋葉区に
あるという同じ原木から生まれたものなのですよ。
あるという同じ原木から生まれたものなのですよ。
ためになったねぇ~ ためになったよぉ~♪
で、自然の柿の木はほぼ種のある渋柿だったりするのですが、
そういった種の無いものなどの突然変異の柿は重宝されて接がれていくんですよ。
そういった種の無いものなどの突然変異の柿は重宝されて接がれていくんですよ。
そしてそれと同じように、甘柿ももともとは突然変異でネった1本の原木から接がれていったものなのです。
だから新潟で純粋な甘柿を食べられるのは貴重でうれしい~♪

で、このゴツゴツした男っぽい実は静岡県に原木がある「次郎柿」です。
ウチの実家はべつに生産農家ではないのですが、庭には毎年3種の甘柿がなるんですよ。
ボクが幼い頃に植えた種が成長した時に接ぎ木をされて実をつけたんです。
新潟ではもう柿の時季は終わりなのですが、埼玉では今が旬なんですねぇ。
だけど、実家から『今年も柿を送ったよ~!』という連絡が入ったタイミングっていうのがちょっと問題でした・・・
実はその前に実の母親から突然電話があって、ボクの父親が明日入院するというのです。
以前から「不整脈」があり血管から直接管を通して心臓を治療する
カテーテル手術などを2回行っているのですが、今回は「閉塞性動脈硬化症」の疑いがあるとのこと。
カテーテル手術などを2回行っているのですが、今回は「閉塞性動脈硬化症」の疑いがあるとのこと。
一時期怖いと話題になったあのシオノギの電車の中で吊革につかまっている
スーツ姿の男性が胸をおさえて倒れていくCMのやつですよ。
スーツ姿の男性が胸をおさえて倒れていくCMのやつですよ。
その「動脈硬化」が「不整脈」が原因かどうかはわかりませんが、
血液の流れが良くないと血管が詰まってきたりしちゃうそうなんです。
血液の流れが良くないと血管が詰まってきたりしちゃうそうなんです。
いったい何なんだ今年は!?
また「不整脈」ですかぁ!
それで、また入院してすぐカテーテル手術をするかもしれなくて、
先端に風船のようなものがついた管を通して直接その箇所の血管を膨らませて広げるそうです。
先端に風船のようなものがついた管を通して直接その箇所の血管を膨らませて広げるそうです。
さらにステントといって、小さな網目状の金属の筒を広げた血管に設置し、
その広がりを保持する手術をするかもしれないとのことでした。
その広がりを保持する手術をするかもしれないとのことでした。
え!? いきなり手術? そんなに急を要するの?
現在本人は元気ですし危険は無いとのことですが、直接血管の中を器具が行ったり来たり・・・
なんだか聞くだけでゾッとする手術じゃないですかぁ。
それに遠くに住むボクにはその元気さが見えないので、心配だし不安になりますよねぇ?
そして、不安にかられた次の日の夕方、母親から再び電話が!
手術したんだろうか? 容態はどうなんだろうか? ドキドキドキ・・・
すると開口一番に母親は『今年も柿送るからねぇ♪ 宅急便いつ届くようにしておけばいい?』だって・・・
「はぁ?」
なんで人の心配をヨソにそんなに明るいの? 手術はどうなったの?
「え? あ、じゃあ午前中着で・・・」

で、これは3種目の次の日届いたまん丸の「富有柿(ふゆうがき)」です。
日本で食べられている甘柿の60%以上はこの柿なのですよねぇ。
日本で食べられている甘柿の60%以上はこの柿なのですよねぇ。
って、そうじゃなくて手術はどうなったの?!
どうやら、大掛かりな手術はせずにとりあえずは細くなった血管を拡げる「血管拡張薬」を注射したそうです。
まあ、これから経過を診ていくそうなんですが、とりあえずは次の日に退院ができるらしいので一安心です。
でも、まずはそっちから報告してもらいたいものですが、
それは埼玉の実家では心配事が一気に消えたという証拠なのかもしれませんね。
それは埼玉の実家では心配事が一気に消えたという証拠なのかもしれませんね。
柿はビタミンCやタンニンが血液中のアルコール分を外へ排出してくれることから
「二日酔い」にも効果的だというし、
「二日酔い」にも効果的だというし、
そのほかにもビタミンK、B1、B2、カロチン、ミネラル、カリウムなどなど、
とっても栄養価が高いので『柿が赤くなれば、医者が青くなる』といわれるほど身体にいいのです。
とっても栄養価が高いので『柿が赤くなれば、医者が青くなる』といわれるほど身体にいいのです。
今年はいい知らせと共にやってきた、身体にもいい柿。
ボクは熟して柔らかい柿は苦手なので、早めに食べたいと思います。