日本海で八目釣り | 馬の会長日記

馬の会長日記

「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

先週末に東京から遊びに来た友人、「師匠」と「がお君」。

実はこの2人、趣味は競馬だけでなく、大の釣り好き。

ボクはお付き合い程度にしかやらないんですが、
「師匠」とは学生時代よく一緒に湖に行き、ブラックバスや虹鱒釣りなどに出かけましたよ。

もし、ボクの名前をご存知な方は「ヤホー」こと「Yahoo! JAPAN」で検索してみてください。

ある湖で行われた「釣り大会」でのボクの輝かしい記録が残っていますよ。


そして「がお君」は海専門。

休みの日は一人ででも神奈川の海へ出かけ、釣り船に乗り込み「シイラ」や「イナダ」、
「カツオ」などを日々追いかけています。

ボクも何度か一緒に船酔いと戦いながら「シイラ釣り」をしましたよ。


「釣り」に「競馬」が趣味だなんて、完全にオヤジだなぁ~・・・なんて言わないでね。

オヤジ完全体なんですけどね・・・

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ってことで、爽やかに晴れた午後は急遽近くの「新川漁港」のに、レッツフィッシィングです♪

「新川漁港」からは釣り船も出てはいるんですが、この日は突然なので堤防からのんびり釣りってことで。

東京から無計画で・ス2人も、ウチが日本海の近くにあるってことで道具の準備は万全。

しかし、餌は釣具屋買わなきゃいけません。

この日、「新川漁港」ではお祭りがあったらしく『まつり』と書いたのぼりがいたるところに立ってましたが、
「師匠」はそののぼりを見て『あった~! 釣具屋!!』とナゼかテンションが上がっています。

あのぉ・・・「師匠」? 釣りはつりでも『ま・つり』なんですけどぉ・・・

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そんなアホな釣り人3人は、いつもボクがここで釣りをする時にお世話になる、
「新川漁港」入口の「友平釣具店」で「アオイソメ」と「冷凍オキアミブロック」をゲットです!

この日の日差しは眩しいですが、風があって心地いい過ごしやすい日でした。

海の向こうには、大佐渡、小佐渡がくっきり見えますね。

風があると投げた糸が流されていって、混んでいる堤防だとやりにくいのですが、

ここは新川の河口脇の五十嵐浜からのびる堤防で、
左右を堤防で囲まれている船にとっては狭い漁港内の波はとっても穏やかです。

しかも、この近くのボクのよく行く釣り場、「関屋分水」付近や「新潟西港」付近は
アクセスも良いせいで家族連れも多く混み合うので、この「新川漁港」はなかなか釣りをしやすい環境ですよ。

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海の向こうには、大都会「新潟」の街並みが見えますねぇ~

この影は「釣り師のみ」の闘う姿!

普段、コンクリートジャングルの中でビジネスマンのボクは、今日はこの大海原を相手に闘います!

竿は各自、二刀流。

1本はジェット天秤に2本針に「アオイソメ」をつけての遠投です。

相方と釣りに来る時はこの、生きた「アオイソメ」の釣りが出来ないからね、ここぞとばかりにね。

ここの底は根がかりしない砂地なハズなので狙いはキスやハゼ、運が良ければヒラメってとこかなぁ・・・?

なんて、思ったら「がお君」の竿が大きくしなりましたぁ!

・・・って、ぜんぜんしなってないですけどね・・・

でも、待望の1匹目は「がお君」です!

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『メゴチ』です!

ヌルヌルしていますよ~

よくキス釣りなどでは狙ったものと違ったものが釣れてしまう「外道」と呼ばれるものですが、
今回は特に何かをターゲットにしている訳ではないのでこれでOKです♪

だって本気でキスを狙うなら二刀流にせず、
こっちの竿を投げっぱなしじゃなくて動かさなきゃならいはずですもん。


で、ジェット天秤を投げっぱなしにしておいて、もう一方の竿で何をやっているかと言いますと・・・

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「冷凍オキアミブロック」を解凍し、足元にまくと・・・ほらほら寄って来る、寄って来る♪

そうです! 「サビキ釣り」です!

カゴに「オキアミ」を詰め込んで海中で上下させ、回遊魚を誘い込み、
その下に仕掛けた約6本ほど疑似餌の付いた針を間違えて魚がパクっと食いつく釣り。

生きた餌も、難しいアクションも必要としない気軽に出来るファミリーフィッシングの定番ですね。

しかし、群れの魚を狙うので、釣れる時にはスゴい騒ぎですよぉ~

はい! 「師匠」の竿、4匹同時にフィッシュオン!

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「国生さより」「石川さより」「岩井さより」「吉永さより」などなど・・・
『サヨリ』の大群がやってきましたよ~♪

スーパーなどでは高級魚ですが、こんなに大量です。

って、細く突き出た下アゴの長さを入れても20cmほどの小物ですけどね。
小さな「サヨリ」は「鉛筆」と呼ばれちゃうんですけどね・・・

ピッカピカに光ってキレイ魚ですが、もしアナタが『サヨリの様な人ですね』って言われたら、
ホメ言葉ではないですよ。

それは「サヨリ」を捌いてみると明白・・・「サヨリ」お腹の中は黒いのです。


さてさてボクはと言いますと、最初に釣れたのはコレ!

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ち、ちぃっちゃ!

『マメ鯵』です。

側面にギザギザの「ぜいご」もしっかりあり、この小ささでも確かに「鯵」です。

この「サヨリ」の大群の中から、「鯵」を釣る方が難しいって感じですが、「サビキ釣り」定番魚ですよねぇ♪

「鯵」は食べると美味しいですしねぇ~
『おいしくて参ってしまう魚』だから「魚参」って書くっていう話があるほどですもん。

でも、こんな大きさで、味わかるかなぁ?


それにしても、色んな種類の魚に出会えるので海は楽しいですねぇ~♪
最初に釣った魚が3人とも違うんですもん。

いったい何種類の魚が釣れるんでしょうねぇ?

こうなったら『五目釣り』に挑戦です!

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次に釣れたのはサビキに「フグ」 これで四目!

釣れたとたんプク~~~って膨れてキャワイイ~♪

キーホルダーとして、カバンに着けたいぐらいです。

でも、さすがに「フグ」は食べられないので「キャッチ&リリース」です。

海に逃がすと、風船がしぼんで行くようにシュルルル~と逃げていきました。

「さよなら~、大きくなったら料亭でお会いしましょう~」



つづいて投げ釣りの方で釣れたのはなんと!

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『シーバス』です!

よくボクらもルアーで狙うことがあるんですが、新川の河口も近いからなのかなぁ?
「アオイソメ」で底を狙っても釣れるんですね。

やっぱり、この大きさでも「シーバス」は引きが違いますね。

って、一般的には「スズキ」って言う方が馴染みがあると思いますが、
「スズキ」は出世魚なので、関東ではこの程度の大きさ30cmくらいまでは「セイゴ」って呼ぶんですよねぇ・・・

ちなみに、もうちょい大きく40~60cmくらいになると「フッコ」、
それ以上になってやっと「スズキ」を釣ったって言えるんですよ。

まあ、「シーバス」で「五目釣り」達成ってことで、満足、満足。


って、ここで終わらないのが魚の宝庫である新潟の海!

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六目目はターゲットとて頭にあった『マハゼ』です!

「堤防釣りではハゼに始まり、ハゼで終わる」という人がいるほどポピュラーな魚ですね。

なかなかスーパーなどでは見かけませんが、天ぷらにしたら絶品♪


そしてそのスーパー等で「黒目鯛」という名で売られるのを七目目でサビキにフィッシュオン!

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このまっ黒な魚は「ベージョ」です・・・

あ、ボクらがそう呼んでいるだけで、『メジナ』ですよ。

昔「横浜マリノス」にいた「メジナベージョ選手」からそう呼ばれるようになりました。

昔はみんな発足時のJリーグには興味があったから、
「メジナベージョ選手」もメジャーだったってことですよねぇ・・・

それにしても当時のマリノスはメジナベージョ、ビスコンティ、ディアスと
当時の日本人には驚きのスーパープレイを見せてくれた人ばかりがそろってましたね。

って、まったく釣りとは関係ありませんが・・・


「メジナ」が「黒目鯛」と呼ばれているならこんな魚も投げ釣りで掛かりました!

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なんと『黒鯛』・・・の子どもです。

あ、この写真、比較対照物が無いから70cmぐらいあったことにしておいていいですかぁ?

磯釣り師の最大のロマンとなることの多い、通称「チヌ」ですよ。

あぁ、魚拓とっておけば良かったかなぁ?

って、手のひらサイズなんですけどね・・・

でも、小さくても「鯛」!

これで以上、全部で「八目釣り」となりましたぁ~!

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小さくてすぐリリースしたものや、「フグ」や「メジナ」等すぐ逃がしたものもありますが、

約3時間半で70匹位釣ったかなぁ・・・

この大量の魚を、漁から港に帰ってきた漁船にくっついてきているカモメが空から狙っています。

ホントは家に持って帰って食べようと思ったんですが、
今ご存知の通りウチはノンキに魚を捌いている状況でもないので、そのカモメに全部あげてしまいました。

まあ、コレが自然の摂理。

カモメもよろこんでくれたので、魚の命も無駄にならず良かったです。

なんだかんだ、ちょっと釣りをするはずが、色んな種類が釣れるのでついつい面白くて
日本海のキレイな夕日が見られる時間までやってしまいましたよ。

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「師匠」が言ってたので気付きましたが、『やっぱり太平洋側とこっちで釣れる魚と種類が違うから面白い』って。

そう言えば向こうで釣りをしていたらいつも確実に釣れる魚がいないなぁ?

それは『念仏鯛』。

『鯛が釣れるなんていいじゃん♪』ってお思いでしょうが、
なかなかその赤い「念仏鯛」は、別の魚を釣ろうとしてもジャマをしにくるんですよ。

ヒドい時には、糸をたらしたとたん「念仏鯛」。 場所を変えても「念仏鯛」。 深さを変えても「念仏鯛」。

引きがあっても先に赤いものが掛かっているのが見えた瞬間、ガッカリする人が多いでしょう。

ホントブツブツ念仏を唱えたくなってしまい、もうこうなったら釣りにならない時があるほどです。

それが無いのがいいですねぇ♪

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この夕日に映し出された3人のシルエット、絵になるでしょう♪

はぁ~、いい時間を過ごしたなぁ~ 日本海の恵みに感謝、感謝です。

この夏、ボクは海が近くにあるのに1度も海には入りませんでしたが、
こうしてボクらは終わり行く夏の海を満喫しました。