海鮮家「葱ぼうず」、そして・・・ | 馬の会長日記

馬の会長日記

「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

9/4(土)、東京から遊びに来た友人2人、「師匠」&「がお君」と新潟競馬場で夏競馬を満喫したその後は
一度家まで車を置きに帰って、新潟駅前の居酒屋まで電車でGO!です♪

新潟駅までは数駅しかないのですが、その間に偶然的にも車窓からは打ち上げ花火は見られるし、
さらに新潟駅に到着すると『ポ~~~~~~~~~~~~~~~~ッ!』と、
「SLばんえつ物語」号こと「貴婦人」が出迎えてくれるし、

まるで新潟に来た2人を歓迎しているようなおもてなしがありましたよ。

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昼間、競馬場に集まれなかった競馬サークル「馬の会」新潟厩舎の仲間も合流して、
夜の楽しい宴のはじまり、はじまり~♪

今回、飲み会の会場となったのは新潟駅南口から徒歩30秒の海鮮家「葱ぼうず」です。

新潟の旬の食材が食べられる人気店で、県内の方はもちろん、県外から来られたお客さんにもオススメ。

なんたって新幹線出発の時間5分前までお店にいても、ダッシュで乗れば間に合う距離ですもん。

でも、やっぱり人気店なのでいつも混んでいて、平日でも予約無しに行くと入れないこともよくあります。

なので、今回は早くからこの日の予定は決まっていたので、
2ヶ月も前からメンバーがコース料理を予約していましたよ。

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わ~♪豪華ですねぇ~ 

東京から来た友人もいきなりテーブルの上にのっていた旬彩にビックリです。

色とりどりの前菜と、鯛やイカ、新潟では南蛮海老と呼ぶ甘海老、サザエなどなどの「お造り6点桶盛り」、
そして「村上牛ロースの朴葉味噌焼」など、新潟県人にとっても豪華な顔合わせ。

今回、予約していたコースは「葱ぼうず」7周年特別プラン、5,000円の2時間飲み放題コースです。

この海鮮家「葱ぼうず」は決して手の込んだ料理はありません。

その代わり、地元でとれた旬の食材の味を楽しむのに最高な居酒屋です。

よく『創作料理』っていうのを出すオシャレな居酒屋ってあるじゃないですかぁ?

ボクは常々思っていたんですよねぇ。

「創作しなくていいよぉ!!」って、

だって、新潟はそのままで美味しい食材がたくさんあるじゃないですかぁ♪

さあさあ、新潟の旬の味を存分に楽しみましょう!

カンパ~~~イ♪


そして、宴がはじまってすぐ、一堂は次に出てきた料理にしばしフリーズ・・・

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な・・・なにぃ!? 今度は「活あわびの踊り焼き」ですかぁ!?

『スゲ~~~! こんなの東京で食べたら1万円コースですよぉ! 新潟スゲ~!』と、東京からきた2人は興奮。

ハ・ハ・ハ・・・新潟ではこんなもん毎日食べてますよぉ(ウソ)。
とボクらも冷静を装います。


恐るべし、海鮮家「葱ぼうず」。

やっぱり人気店なのがうなずけます。

ここはコースだけではなくて、何を食べようか迷うほどの、新潟沖、佐渡沖で獲れた豊富な海鮮はもちろん、
季節の変わり目がハッキリしている新潟の大地で育まれた野菜やお米、そして肉類。

清らかな水を使って醸し出された日本酒をはじめとする酔いの雫。

新潟淡麗、茶豆、のどぐろ、のっぺ、鮭、油揚げ、おぼろ豆腐、こしひかりなどなど・・・
ホントに目移りするメニューの数々がそろっているんですよ。

そして、それらがのっている器にもこだわりを感じます。

大事ですよねぇ、器。

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ひゃ~、今度は「本タラバ蟹の磯蒸し」ですかぁ!

贅沢極まりないですねぇ♪



しかし、ここのいいところはお料理だけでは無いんですよ。

店内はまるで古民家を改築した様なあたたかいつくり。

入口の大きな暖簾をくぐると、冬場は席が空くのを待っているお客さんが暖をとれるように火鉢が置いてあります。

ボクも以前順番待ちをしたことがあるのですが、
その時は一人一杯のグラスビールをサービスしてくれた思い出もありますよ。


今回ボクらは頭をくぐって入る小さな入口から、靴を脱いで完全個室に上がりました。
掘りごたつ席になっているので、足も楽チンでいいですね。

ここはその他、大きなお座敷や半個室まであり、どこも純和風で落ち着いた雰囲気。

予約しだいで4名~最大60名までの大宴会も可能ですが、
職人が魚を捌くところを臨場感たっぷりに見られるカウンターに1人で座ってもいい時間を過ごせます。


料理やお酒だけでなく、あたたかいおもてなし、そしてあたたかい内装。

味、人、空間・・・全てが美味しく身に染み込んできますねぇ。

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いや~こんないい気分の中でやっぱり日本酒を飲まないとですよねぇ♪

飲み放題の冷酒は長岡の酒久須美酒造の「清泉(雪)」。

いや~・・・酔っぱらってきたなぁ~♪


ここ「葱ぼうず」は県央地区を中心に展開していた居酒屋「よね蔵」のグループ店。

新潟市内では「葱ぼうず」が人気のため、新潟駅の万代口方面に「いかの墨」ができ、
古町の「海老の髭」というお店ができました。

正確にはそれぞれでメニューは違いますが、そのテイストはほぼ同じ。
ボクもたまに「いかの墨」は利用してますよ。

このお料理の豪華さを考えれば高くはないのですが、そんなには安いお店でもないので
それほど頻繁には行けませんが・・・



むふぅ・・・あぁ、いい気分になってきましたよぉ、ニャハハハ~♪

さすがに、東京から来た2人は朝早く出発してきているので、コックリ、コックリ・・・

それを横目で見ていたボクですが、ボクもこの辺から意識が遠のいていきました。

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「天ぷらの盛り合わせ」と、何か魚が炊き込まれている「釜戸で炊いた土鍋ごはん」、
そして最後には「杏仁豆腐」を食べた記憶はあるのですが、

毎晩の2~3時間ごとに息子の鳴き声で目を覚ましてしまう寝不足の日々がつづいているので、
さすがにボクもこの心地よい空間に眠ってしまいました。

さっきまで、「師匠」が合コンの場で寝てしまったことを笑っていたのに、とんだ失態です。


突然「馬の会」新潟厩舎の人に起こされて、『はい、最後「馬の会」会長から一言』ってフラれたのですが、
何をしゃべったのか覚えてなく、最後、言われるがままに

「よ~~~~~~~~~お! パン!」と一本締めをしてました。

でもね、飲み放題のラストオーダーの時間まではしっかりと、ちゃっかりと起きていたんですよ。

いや~ホント、贅沢な味と、心地良い空間と、あたたかいサービスと、気の知れた仲間と、
最高に気持ちの良いお酒が飲めましたぁ♪



ごちそうさまでしたぁ~♪

海鮮家「葱ぼうず」

新潟県新潟市中央区笹口1-10-1
電話:025-240-6363
営業時間:17時~24時(LO23時)


・・・と、ここで終われば最高の1日で終わるのですが、最後オチがありました。

「馬の会」のほかのメンバーと新潟駅でわかれたボクと「師匠」と「がお君」の3人は、
行きと同じくJR越後線に乗り込んで我が家まで帰ろうとしました。

我が家の最寄りの駅は、ここから10分ぐらい数駅行ったところ。

行きに乗った駅でもあるので、ボクじゃなくても降りる駅はわかっています。

しかし、3人でウトウトしている状態なので、
座ったら寝てしまい乗り過ごしてしまう危険性あると思い、「師匠」だけは立っていたのです。

案の定、座ってしまったボクと「がお君」は夢の中に誘われてしまいましたよ。

・・・そしてしばらくし、「師匠」の声で起こされました!

『しまったぁ! 乗り過ごしたぁ~!』

え!? 「師匠」、立っていたのに寝ていたのぉ? よく眠れるなぁ・・・

って事より、わぁあ~ 30分近く寝てたじゃん! 降りなきゃ!

慌ててボクらは電車を降りましたが、辺りは真っ暗・・・

「ここ、どこ?」

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「越後曽根駅!!」・・・って、どこ? 初めて聞くぞ?

隣の駅は「巻駅」って書いてある。

ガビ~~~~ン!

どやらかろうじて新潟市内のようですが、新潟駅から数駅でいいところを10駅も来てしまいました。

当然この時間ですからもう新潟市街地に向かう電車はありません。

以前、「師匠」は東京の中央線で東京方面から乗って寝過ごし、
終点の「高尾駅」から一晩かけて自分の家のある「国立」まで歩いて帰ったという伝説の持ち主。

しかし、その頃は20代。

田舎の1駅って離れているんですよねぇ~
こんなヘベレケオヤジにそんな体力はありません。

ここは20代の頃に無かった、財力にものを言わせましょう!

とか言いつつも渋々仕方無しにタクシーに乗り込み、暗い田んぼ道の中を永遠と家まで帰りましたよ。

結局、タクシー代は深夜割り増しもあり、約6,000円。

新潟駅からタクシーで帰っていても、2~3,000円で済むのになぁ・・・

唯一の救いは3人で割り勘が出来たこと。

はぁ~大失敗。


トホホホ・・・お酒の力って怖いですねぇ。