新潟印度化計画8 欧風カレー食堂「JIZI」 | 馬の会長日記

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「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

「新潟印度化計画」・・・

カレー粉消費量はいつも鳥取県と1、2を争うほどの上位で、
上越市ではカレーライスにぴったり合うカレー専用のお米、
「華麗舞」(カレー米)を開発をするほどカレー好きな県、
新潟にはカレー専門店が続々と登場しています。

世界的に見てもインドに次いで日本が世界第2位になっているってことは
もうまさに『新潟を印度に! しーてしまえっ! 』
と、大槻ケンヂ率いる筋肉少女帯が提唱するのも時間の問題です。


そんな新潟のカレー専門店を紹介してきた「新潟印度化計画」の書庫ですが、
しばらく更新してなかったのはカレー屋さんに行かなくなった訳ではないんです。

ボクのカレー屋さんに通うペースはまったく衰えてはいないのですが、ちょっと新規開拓を怠っていました。

そして、今回も実は新規開拓ではなく、昔っからボクも「ここのカレー、美味しいなぁ♪」なんて思っていて、

結構ラジオのパーソナリティーとかも絶賛していたので割と有名になっていたお店なのですが、

実はコレまでの「インド、ネパール、パキスタン等」の料理専門店ではなかったので、
この書庫でのご紹介を躊躇していて今となってしまいました。


でも、カレー専門店には間違いないので、いいか!

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今回紹介するのは、すっかり有名店になってしまった欧風カレー食堂「JIZI」(ジジ)です♪

って「欧風カレー」ってナンでしょうかねぇ? 

いや、印度料理専門店とは違うのでナンは無いんですけどぉ。

「欧風」って、「ヨーロッパっぽい」ってことですよねぇ?

ドコの国のこと言っているんでしょうねぇ?

なんだかそれがナゾで今まで記事にしてこなかったのですが、美味しいカレーなら ま、いいか!

カレー粉を消費しているってことで『印度化計画』の定義にしよう!



で、「JIZI」は新潟駅の万代口から左、八千代橋方面に向かい、最初の信号を越えてすぐ右側に見えますよ。

ちょっと奥まっているのでわかりにくいかも・・・

あと、車いく場合は新潟駅からだと一方通行を逆走することになるので、グルッとまわってきた方が良さそうです。

でも駐車場は2台しかないで、契約駐車場に停めれば100円分のサービス券がもらえますよ。

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ボクは勤め先の近くなのでいつも平日のランチに訪れるのですが、
4人席のテーブルが2つと、2人席テーブル2つ、カウンター席4つしかない小さなお店で、
しかもご夫婦2人だけでやっているようで、いつも満席のことが多いです。

でも暖色系でまとめられた店内には自然光がとっても明るく照らし、
このご夫婦のあたたかいお人柄が表れている気がします。

もちろんこのご夫婦はヨーロッパの方でもないですよ。

生粋の新潟県民みたいです。

実はこのご主人は『いつかは故郷の新潟でカレー専門店を持ちたい!』
という夢を抱き、1999年に東京の日本橋で「カレー屋台」を開業したんです。

そしてビジネスマンのランチで人気が出て口コミで火がつき、
各曜日ごとのお昼にいろいろなビジネス街に場所を変えて営業しはじめると、
たちまちどの場所でも行列になるほどに成長したらしいのです。

そうして2002年、惜しまれつつも「カレー屋台」での営業を終了し、
予定よりも早い3年で念願のマイ・ショップが持てることとなり、
それがここ欧風カレー食堂「JIZI」なのですよ。

そんな2人の夫婦の情熱がタップリ溶け込んだ絶品カレーが食べられるんですねぇ。

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普段は「10種類のカレー」がありますが、ランチメニューは「4種類のカレー」に
「スープ」か「サラダ」がついて全品850円です。

両方つけたい場合は1,000円で出来ますよ。

だいたいランチカレーは、ボクのオススメ「チキンカレー」、
香辛料と香味野菜でじっくり煮込んだ「ビーフカレー」、
ソーセージとポテトが入った「ジャーマンカレー」の3つの定番に、
あとはその時のメニューがあったりします。

今回は旬な野菜にチーズをプラスした「夏野菜とチーズのカレー」でした。


また、そのカレーにさらにトッピングする人も多く、
「8種類のトッピング」が用意されています。

その中で人気なのは「ふわとろオムレツ」(200円)をライスにのせたり、
「チーズ(ゴーダチーズ)」(150円)をカレーにのせてまろやかに、
「アーモンドスライス」(50円)も香ばしくなっていいですよ。

ちなみにカレーライスの「大盛りは」100円増しですが、
「少なめ」にすると50円引きになるのは小食の方でもうれしいですね。

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そしてそんな中からボクが食べたのはいつもシンプルに、
トッピング無しの「チキンカレー」&「サラダ」のセットです。

まずは「サラダ」が先に出てきましたが、
ボクはいつもカレーの合間に食べたいので、ちょっと食べずにガマンします。

セットについてきた「サラダ」にしてはしっかりとボリュームがあってうれしいですねぇ♪
この上にのっているシリアルみたいなのもカリカリした食感で美味しいんだよなぁ。



それから、この付け合せに出てくるのは福神漬でもらっきょうでもなくて、
小瓶に入ったピクルスと香味野菜を刻んでマスタードシード等と合わせた「スイートレリッシュ」。

ちょっと甘味のある酢漬けです。

カレーにピクルスっていうのも「欧風」だからかもしれませんね。

これがボクは大好きで、ボクはいつも出された小瓶1つ使い果たしてしまいますよ。
「JIZI」オリジナルなのだそうですが、探して「カルディ」で似たようなのは見つけましたぁ。


さあ、いよいよ銀のポッドに入った「JIZI」の「欧風カレー」を食べてみましょう!

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っと、その前にテーブルには食べ方が書いてありますのでよく読んで。


「最も美味しく食べていただくには・・・」

カレースプーン1本だけで直接カレーのルウをすくい、
ひと口ずつライスと合わせながらお召し上がり下さい。


・・・だそうです。

昔はポッドからライスにかける専用のスプーンがあったのですが、
ひと口ずつ食べるのに、持ち帰るのは面倒ですからちょっと変更があったみたいです。

もちろん、最初に全部かけて食べてもいいのですが、ここはオススメ通り食べましょう。


さて、ライスにトロ~~~~リと・・・

実はこのライス、ただのライスではなく少量のバターとローリエなどの
香草と一緒に炊き込んであるこだわりライスなのです。

そのライスとカレーをひと口分、適量まぜてをほおばると・・・

ん~、甘ぁい・・・

これは、たまねぎなどの野菜の甘さか? それともクリームかはちみつか?

とにかく最初に感じるのは濃厚な甘さです。


しかし、しだいに辛さが追いかけてきて、じんわりと汗をかきますよ。

このまろやかな口当たりと奥深く後から間接的に香る芳醇なスパイス。


この深みは絶対ご家庭では出せませんねぇ。

さすが仕込から仕上がりまで、一週間丁寧にじっくりと煮込んでいるだけはありますよ。


そして、唯一の具である大きめで香ばしいチキンは、
オリーブオイルで炒めているらしく濃厚のカレーとマッチしているのに、
そのジューシーな甘味がしっかりと主張もしています。



ここまでこの夫婦がこだわったカレーを遠くのファンもぜひすぐ食べたいという声もあがり、
今では「ネット通販」をやっているそうで、どこでも「冷凍真空パック」 でこの味が体験できるそうです。

「カレー屋台」から始まり、故郷で小さな店を構え、さらには全国へと・・・夫婦の夢は広がりつづけています。


ボクはスパイシーで香辛料の香りが直接的に刺激するバリバリな本格印度カレーも大好きなんですが、
こういった、奥が深く後から後から旨みや辛味などが溢れてくるようなカレーも大好きです♪

って、結局ボクはカレーが好きだ、ってことになりますが、カレー好きな人はもちろん!

苦手な方もぜひ一度「JIZI」の欧風カレーを味わってみてくださいな。

きっとカレーへの固定観念がひっくり返されること間違いなしですよ。


ごちそうさまでしたぁ~♪

欧風カレー食堂「JIZI」(ジジ)

新潟市中央区南万代町13-2-3 ラ・プラージ1F
電話:025-241-1989
営業時間:(火~金)11時半~14時半、17時半~21時
     (土・日・祝)11時半~15時、17時半~21時(日曜のみLO20時45分)
定休日:月曜日
(月曜日が「祝日」にあたる場合は通常営業)