パリの午後は宮殿で | 馬の会長日記

馬の会長日記

「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

ボンジュール♪


過去の旅の記憶をたどる「過去旅ログ」。

相方の強い希望で「ドイツ」から始まった2006年6月18日(日)~26日(月)の
ヨーロッパ「新婚旅行」の記憶旅も、いよいよ残すところあと2日となりました。

「フランス」移動した2日目、6/24(土)の午前中は「パリ市内半日観光」を堪能しました。

「オペラ座」近くに戻ってきたボクらはまず、「パリ」を気取って
オープンカフェで優雅にランチを食べることにしました。

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そしてもちろん注文したのはフランスと言えば「フランスパン」!
・・・って、ちょっと安易ですかぁ?

フランスパンの「チキン・サンドウィッチ」&「チーズ&エッグ&トマト・サンドウィッチ」です。

本場のフランスパンは硬いのばっかりじゃないんですね。


そしてデザートとして、相方のリクエストで有名なフランスのお菓子「クリームブリュレ」です。

これは、1つ1,000円近くしたのですこし躊躇したのですが、せっかく「パリ」に来たんですもんね。

相方がよろこぶならと・・・

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・・・って、デカッ!!

「クレームブリュレ」ちょっとデカすぎませんかぁ?

20cmほどのお皿にタップリとありますよ!

自分のと2つたのもうと悩みましたが1つで充分でした。

ちなみに「クレームブリュレ」とはフランス語で「焦がしたプディング」という意味ですよ。

そのまんまですね。


で、飲み物ですが、フランスと言えばやっぱり「カフェ・オ・レ」ですね。

って言っても、簡単に言えば「珈琲牛乳」でどの国にも似たようなものはありますよねぇ。

イギリス発祥の「カフェ・ラッテ」、アメリカではエスプレッソとスチームミルクを使って「カフェラテ」、
注いだエスプレッソに、クリーム状に泡立てた牛乳を加えるイタリアの「カプチーノ」・・・

正確には入れ方も違いますが「フランス」では「カフェ・オ・レ」。

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そんな優雅なお昼のひと時を過ごしていたのですが、
なにせ大都会のオープンカフェなので、いろんな人が目の前を通ります。

通るだけならいいけど、いきなりボクらの目の前にちょっと危ない目の人が
お店で注文もせずに座ってしまいました。(写真のオジさんです)

ブツブツ何か言っていて、クスリでもやっているような・・・

おかげで優雅なパリのランチタイムのはずが、ちょっと緊張感のあるものに変わってしまいましたよ。

まあ、これも都会の「パリ」ならではの一面なのかもしれませんね。

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で、午後にはツアーでなく、自分たちの足で有名な観光地に行こうと思います。

それは、漫画「ベルサイユのばら」でも有名な、世界遺産でもある「ベルサイユ宮殿」です!

なんて、「ベルサイユのばら」は見たこと無いんですけどね・・・

地下鉄で「アンヴァリット駅」でRERのC線の「ベルサイユ・リヴ・ゴーシュ行」に乗り換えて終点まで行きます。

ここは、共通乗車キップのエリア外なので追加運賃が必要なのですが、
日本のように「乗り越し清算」というシステムがないので、予めキップを買っておきますよ。

で、なんの下調べもせずに、駅に着いたらすぐだと思ったのですが、
目の前にはそれらしきものは見えず、あったのかもしれませんが何の案内も見当たらず、

しかも、有名観光地なので人の流れがそっちに行くのかなぁ?と思ったけど、
意外とまばらで、ちょっと悩みましたよ。

お店の配置や道路などの街のつくりや、微弱な人の流れと、ボクの野性的な嗅覚のみでで・・・

っていうか、いつもの行き当たりバッタリで、5分ほどあるいたら見えてきました!

「ベルサイユ宮殿」!

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しかし、なんと!
駅前のさみしい人の流れとは打って変って、宮殿の左右にはスゴイ行列です!

やっぱりこの日は土曜日。
世界中から観光客が集まっているのですね。
チケットを買うのに並んで、さらに入場検査などの2つの列に並んでやっと入館ですよ。

どうやら1時間以上は並びそうな感じです。

ん~・・・マズい!

なんて、無計画だったんだろう・・・いつもそうですが・・・

実は夕方からこの旅行2回目のメインイベントを計画していたため、
遅くても18時頃にはホテルに戻りたかったのですよ。

さすがルイ14世が建造し、ルイ16世までのフランスが最も輝いていた
フランス絶対王政時代を象徴する「ベルサイユ宮殿」ですから、
ガイドを見ると広さも内容も半日で巡れるものじゃなかったぁ~

今、14時過ぎだから入ってもたいして見られないッス。

あぁ、失敗、失敗・・・


もう今回は外観を見て、列に並ばないで見られるところだけ行って、
中は次回、朝から来て巡ろう・・・今回の旅行ではあきらめますよ。

そう思って、宮殿の周りをフラフラしました。

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実は宮殿の中に入らなくても結構楽しめるのですよ。♪

その富と財産を象徴する広大な美しい庭園は、「アンドレ・ル・ノートル」によって造園され、バロック建築の代表作です。

こちらも全てを巡るにはチケットが必要で、徒歩で1時間以上はかかるみたいですが、
全景はバッチリ入口から見えて、軽く散歩もできました♪

この庭園は上空から見るとミッキーマウスの顔に見えるというので、
機会があったら「Google Earth」で見てみてくださいね。

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で、今度は「ベルサイユ宮殿」内にあるカフェで王宮気分で「カフェ・オ・レ」をたしなみました。

って、何とかの一つ覚えってヤツですね。


こうして、「ベルサイユ宮殿」の側面だけを楽しんだので帰ろうとしたら、
いきなりドイツ人の老夫婦がボクらにチケットを見せて話しかけてきました。

はて、なんだろう? お困り事かなぁ? それとも・・・

この2人が話せるのはドイツ語だけみたいなので英語のわかる相方でも何を言っているのかよくわかりません。

でも、偶然的にもボクらが前日まで過ごしていた国は「ドイツ」です!
5日間過ごしてきたのでなんとなくニュアンスならわかります。

最初、ボクらに入場チケットを売りつけようとしているのかなぁ?と思ったのですが、

どうやら違うみたいで、この入場チケットをボクらにくれるって言っているのがわかりました。

この入場券はその日に限り出入り自由なのですが、その老夫婦は『自分たちはもう帰らなければならないので、
ボクらにあげる』と言っているのです。

あぁ~、こんなところにまでぇ~・・・
なんて、ドイツ人って優しい人ばかりなんだぁ。

こんな見ず知らずのアジア人に通じない言葉でワザワザ話しかけて。

ホントこの旅でドイツの人の優しさっていうのはしっかりと染み込みましたよ♪

結局ボクらはチケットをもらっても、見ることが出来ないのですが、
せっかくの親切をお断りする「ドイツ語」も話せないし、素直に受け取り、

ボクの片言の「ドイツ語」で、昨日までドイツでW杯を見に行ってきたことを話し、
お礼の言葉を言って、入場口の方に向かって歩きました。

あくまでも入場口をめざす仕草だけですけどね。


せっかく入場チケットをいただいたのだから、入ればいいじゃん!

って、思うかもしれませんが、どうしても戻らなければならない
「2006 FIFAワールドカップ」ドイツ大会の観戦と並んでもう1つのメインイベントがあるんですよぉ。

残念ながら「ベルサイユ宮殿」はここまでで、またホテルにもどりまぁ~す。


オ フヴォワーフ♪ 


・・・つづく。