蒸し暑い日がつづきますねぇ~
早くカラッと眩しい季節がきて欲しいもんですが、
こんな時になると街の中華料理屋にはこのような貼り紙が目につくようになります。
こんな時になると街の中華料理屋にはこのような貼り紙が目につくようになります。
『冷やし中華はじめました』
もう「冷やし中華」は俳句の季語にもなりそうなほどの夏の定番メニューですが、
実はそれを無視して、新潟市には1年中「冷やし中華」が味わえるお店があるんですよ。
実はそれを無視して、新潟市には1年中「冷やし中華」が味わえるお店があるんですよ。

今回ご紹介するのは「大江戸」県庁前店。
新潟市には東大畑に本店があるのですが、駐車場に困らない県庁前店がオススメですよ。
本家は秋田市山王の市役所の裏手にある有名ラーメン店で、
ここの味に魅せられたご主人が「大江戸」のノレンを分けてもらったのだそうです。
ここの味に魅せられたご主人が「大江戸」のノレンを分けてもらったのだそうです。
中に入ると絵に描いたような昭和の中華屋って感じで、
このパイプイスや壁に掛かっている額や熊手など、なんだか懐かしさを感じますよ。
このパイプイスや壁に掛かっている額や熊手など、なんだか懐かしさを感じますよ。

入口の正面に見える厨房からはオジさん、オバちゃんの活気が溢れていて、
見ているとほとんどの常連さんは席に着く前に注文をしていました。
見ているとほとんどの常連さんは席に着く前に注文をしていました。
平日のお昼時にになると、県庁も近いこともあるのか?
サラリーマンの忙しい社員食堂の様な雰囲気もありますので、
サラリーマンの忙しい社員食堂の様な雰囲気もありますので、
決してのんびりとランチタイムを過ごせる空間でヘありません。
メニューは醤油ラーメンと味噌ラーメン、それらのチャーシューメン、
塩と味噌のタンメン、焼きそば、そして冷し中華があります。
塩と味噌のタンメン、焼きそば、そして冷し中華があります。
各メニューとも並盛り、大盛り、特盛りが選択できるんですが、
これが「並」でも結構ボリュームがありますので、初めての方はお腹が減っていても要注意です!
これが「並」でも結構ボリュームがありますので、初めての方はお腹が減っていても要注意です!
秋田の「大江戸」は普通に醤油ラーメンが有名みたいですが、
ここラーメン激戦区の新潟の「大江戸」では「焼きそば」と「冷し中華」が注目されています。
ここラーメン激戦区の新潟の「大江戸」では「焼きそば」と「冷し中華」が注目されています。

で、ボクが注文したのはその「冷やし中華」、サイズは「大」(890円)。
ちなみに「並」は780円、「特」は990円です。
ちなみに「並」は780円、「特」は990円です。
オバちゃんに『「辛味噌」つけますかぁ?』と聞かれたので、もちろん「お願いします!」と答えました!
だって、この「辛味噌」と呼ばれるものがここ「大江戸」の特徴なんですもん。
普通、「冷やし中華」と言えば黄色い「和からし」が定番だったりしますが、
ここでは秋田の本家から完璧に受け継いだ「辛味噌」を味わうのです。
ここでは秋田の本家から完璧に受け継いだ「辛味噌」を味わうのです。
ジャジャジャ~ン♪ これが「大江戸」の「冷やし中華」です!

なかなか、今回はいい感じで盛ってありますねぇ~
時にはかなり無造作に豪快に具が暴れている時もありますよ。
さ~て、何からツッ込みましょうかねぇ?
まず、目立っているのはこの黒く太く刻んである「味付け海苔」!?
えっ!?「味つけ」?
食べたときにここが最初に驚くポイントです。
そして、今や「トロトロ系チャーシュー」が人気の時代の中、
懐かしく、噛み応えのある硬い「パッサリ系チャーシュー」が刻まれています。
懐かしく、噛み応えのある硬い「パッサリ系チャーシュー」が刻まれています。
昔、チャーシューと言えばみんなこれでしたよねぇ?
ん~これはクセになる♪
また、夏には欠かせないキュウリの細切り、柔らかめのメンマ、
麺のアクセントにうれしい茹でモヤシ、味のアクセントに紅生姜、彩り美しく錦糸玉子。
麺のアクセントにうれしい茹でモヤシ、味のアクセントに紅生姜、彩り美しく錦糸玉子。
そして、皿のフチにはご自慢の「辛味噌」がのっています。

さらに麺も特徴的! ほ、細っ!
食べなれた「冷やし中華」のものよりワンランク細く、軽く縮れていてやや硬め。
これはラーメンの麺と共用しているみたいで、新潟市民には「屋台系醤油ラーメン」で
親しみのある黄色いタイプですが、「冷やし中華」では珍しいですね。
親しみのある黄色いタイプですが、「冷やし中華」では珍しいですね。
そしてそれ以上に驚きなのが、つゆ! 黒っ!?
東北地方ではこの様な真っ黒な醤油の色際立ったスープが特徴だったりしますよねぇ。
だけど一見、味が濃くてしょっぱそうなのですが、食べてみるとそうでもなく、
普通のものより若干甘めでまろやかです。
普通のものより若干甘めでまろやかです。
逆に「冷やし中華」の特徴である酸味もちょっと少なく、
ビジュアルのインパクトアル出会いからなのか、ややパンチが足りない気はします。
ビジュアルのインパクトアル出会いからなのか、ややパンチが足りない気はします。
そこで!
ご自慢の「辛味噌」の登場です♪
ニラや唐辛子など、7種類の素材を加えた秘伝の薬味が、一気に味わいをスパイシーに変えてくれます!
か、辛っ!?
あまりにも変り過ぎちゃうので、最初はそのままで、そして徐々に和えていったほうが良さそうですよ。
それに、辛いのが苦手な方は、最初に恥ずかしがらず、『「辛味噌」はいりません』って言いましょうねぇ。
また、『足りない!』という勇者は、テーブルの上に置いてあるモノで追加してください。
なかなかこの「辛味噌」のじゃじゃ馬っぷりはコントロールが難しいので、うまくシンクロさせてくださいね。
また、『酸味をもっとくれ!』って方は、気兼ねなくテーブルの酢を加えましょう!
これはお店もオススメしているので、店員の視線は気にしなくて大丈夫です。
さらに、実はこのお店には「冷やし中華」と双璧を構える名物がもう1品あるんですよ。
それが、この「焼きそば」です!

よくある中華料理屋では、餡かけ焼きそばだったり、カタ焼きそばが有名なお店は耳にしたりしますが、
これはまさにソース焼きそば。
お祭りの縁日で食べることの多いあの味を求めて、ここ「大江戸」にはソース焼きそばファンが集まります。
ちょっと混雑時には時間がかかってしまうのが玉に瑕・・・
価格設定は「冷やし中華」とまったく同じ、さらにあの太く刻んだ「味付け海苔」や、
細い麺も不動のスタメンですよ。
細い麺も不動のスタメンですよ。
あとはキャべツ、モヤシ、タマネギ、紅生姜、豚肉などなど・・・
ただこの細くて長い麺は、絡まっちゃってなかなか引き出しにくいので、
スープの無い「焼きそば」にはちょっと向いてないかなぁ、と思っちゃいました。
スープの無い「焼きそば」にはちょっと向いてないかなぁ、と思っちゃいました。
また、冷やし中華にもついてきますが、「焼きそば」にはさらにこの真っ黒なスープが必需!
焼きそばがノドに詰まりそうになった時に命を助けてくれ、
さらには口の中でそれぞれの味わいを尊重し合い、新しいハーモニーを生み出します♪
さらには口の中でそれぞれの味わいを尊重し合い、新しいハーモニーを生み出します♪
味はラーメンのスープと同じなのかなぁ?
またホウレン草などの青菜と、このあんまり刻めてないネギが親近感あるでしょ?
懐かしの昭和の趣と活気があり、「冷やし中華」がいつの季節も食べられるお店「大江戸」。
汗ばむ季節にさっぱり「冷やし中華」か?
それとも、夏祭りの縁日気分で「焼きそば」か?
これからの季節はさらに悩むかもしれませんね。
ごちそうさまでしたぁ~♪
「大江戸」県庁前店 新潟県新潟市中央区出来島2-13-38 電話:025-280-9060 営業時間:10時半~15時、17時~21時(日曜は10時30分~21時) 定休日:第3火曜日