函館の坂道とウマいもん | 馬の会長日記

馬の会長日記

「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

先日の6/19(土)・20(日)に、3年かかって馬券で貯めた旅費で、
念願の函館に上陸した競馬サークル「馬の会」の6名のオッさんたち。

さっそくリニューアルオープンしたばっかりの「函館競馬場」目指すと思いきや、
初日は優雅に函館市内観光♪

「函館山」絶景や「洋館」美しさに魅せられましたオッさんたちですが、

函館にはまだまだ美しい景色がありますよねぇ。

埼玉の平地で育ったボクは、坂道にもちょっと憧れがあるんですよ。
住むにはきっと色々と大変な事も多いのでしょうけど・・・

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最初に坂路調教で登ってきたこの「ニ十間坂」は先日も書きましたが、その名の通り道幅が二十間、
約36mもある坂道で、とっても北海道の雄大さを感じさせてくれる景観の良い坂道なのですが、

この頂上にはナゼか高さ3mほどもある巨大な「自由の女神像」がありました。

なんじゃ、こりゃ?

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「ニ十間坂の女神像」と名がついていたのですが、なんだかこの景観に不釣合いな気がしませんか?

これって夜になるとたいまつが赤く光りそうですねぇ・・・

こんな違和感あって存在感もあるので覚えているはずで、
たしか以前きたときには無かった様な気がするんですが・・・

きっと新しく設置されたものなんでしょう。

近くには国の重要文化財の「東本願寺別院」や美しい「カトリック元町教会」が建つというのに、
函館の人はこれでいいのでしょうかねぇ?




つづいて石畳が風情のある「大三坂」です。

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日本の道100にも選ばれるだけあって、さすが趣のある坂道ですよねぇ。

坂の両脇には季節を彩る木々と歴史的建造物が建ち並び、
歩道にあるガス灯の様な形をした街灯がまた一層雰囲気を引き立てます。

昔、坂の下に「大三印義兵衛」という人が営む宿があったことからこの名前がついたそうです。




そしてこちらは「大三坂」の上、「ハリストス正教会」と「聖ヨハネ教会」の間にある
比較的狭い石畳の美しい坂道「チャチャ登り」。

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「チャチャ」とはアイヌ語でお爺ちゃんの意味で、
腰を曲げて登るほど急な坂道から名付けられたのだそうですよ。

お爺ちゃん予備軍はすでに腰を曲げて登っております。

「馬の会」の皆さん、顔が見えちゃってるけど小さいからいいよねぇ?





さて、TVCMやドラマなどでよく見られる、函館の坂道の代表と言えばこの「八幡坂」ではないでしょうか?

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坂の下に函館の港が望める最高のロケーションで、
現役を引退した青函連絡船「摩周丸」が正面に見えるんですよ。

「坂道に港」・・・まさに埼玉県人の憧れの縮図です♪

この坂道は、やっぱり大人気で多くの観光客の撮影スポットになっていて、
ボクらも三脚を構えてみんなで写真を撮ろうと思っていたのですが、

先にボクら以上のオッさん20人ぐらいの軍団が集合写真を撮ろうとしてました。

その軍団は酔っ払ってそこでモタモタモタモタしているので、ボクらもなかなか撮れず、
待っている間にもその後にカップルやファミリーが後ろにならんでしまいましたよ。

この酔っ払ったオッさん軍団たちもきっと「函館競馬場」にやってきたに違いありません。

カップルやファミリーがステキな風景を撮影しようと順番待ちをする中、
20人のオッさん軍団の後に、また6人ものオッさん軍団・・・

何だかとっても周りからとっても冷たい視線を感じてしまいました。




「冷たい」と言えばこんな道もありました。

通称「ソフトクリーム通り」と呼ばれる「八幡坂」の上あたりの道。

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ここは「函館山ロープウェイ」から「洋館」などの観光名所が建ち並ぶ通りなので、
観光客もたくさんいて賑わっているのですが、
さらにソフトクリーム屋さんから「函館朝市」顔負けの激しい呼び込みがあります。

どうやらここはソフトクリーム屋が3軒建ち並ぶ激戦区で、
各店「ソフトクリームの割引券」などを配布して自分のお店を必死に宣伝しているのです。

ボクらは「無料クーポン券」で食べられるはずだった「函館朝市」でのソフトクリームを食べ逃しているので、

とりあえず、「ソフトクリームの割引券」をもらった、比較的その時空いていた
2軒目のお店「宇須岸の館」に入りましたよ。

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「ソフトクリームの割引券」でバニラ(280円)が250円に!

大沼にある山川牛乳の搾りたてを使用した、とっても濃い味わいのソフトクリーム。

オッさん6人でソフトクリームをペロペロペロペロ・・・ウマっ♪

こんな汚い絵面、このお店の営業妨害にならないだろうか?と思いますが、勢いのあった勧誘の割には、
お店の人はとっても親切であたたかく、お土産に函館の景色が切り絵で描かれたポストカードをくれました。

そんなうれしいお店の人の心遣いの中、仲間の一人が『いらね』って言って、
ポストカードを置いて行こうとしたので、それはシカっておきましたが・・・

「宇須岸の館」
北海道函館市元町13-4
電話:0138-23-3581
営業時間:8時~18時半



また、この「ソフトクリーム通り」には、他にもお土産屋さんも多く、こんなものもゲットしちゃいました♪

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「活裂焼烏賊」という裂きイカですよ。

函館と言えばイカが有名ですが、なんでこんな観光の最中に裂きイカを買ってしまったかと言いますと・・・

一口試食で食べさせてもらったら、これが「ウマ~~~~~いっ♪」

ビックリしましたよ、この裂きイカの固定観念を覆した、モッチモッチの食感♪

例えて言うなら一夜干しの様な半生な感じです。

110gで1,000円とちょいと高いのですが、あまりのウマさに衝動買い、
そして帰ってきてからネットで調べてしまいましたよ♪


どうやら、歯の弱いご年配の方からの要望で造られたそうで、平成20年7月から販売され、
今やご年配の方にとどまらず、その食感に魅せられて再び買いに来る方も多いそうですよ。

でも、本来のこの食感は出来たてのみでしか味わえないそうで、
ぜひ、函館に訪れた時にはこの元町の直営店でゲットしたい一品ですね。

お土産やお取り寄せでは充分ホントの味わいを味わえないのがちょっと残念なのですが、
この「活裂焼烏賊」、絶対きますよ!

「活裂焼烏賊」直売2号店
北海道函館市元町13-2
電話:0138-22-3333
営業時間:9時~17時


・・・と、偶然的にも自分たちの舌で見つけた絶品グルメを夜のおつまみにゲットできたボクらは、
ここレンガ調のタイル敷かれているキレイな「元町公園」で、しばし港を眺めながらもの思いにふけり、
「函館山」を「基坂」からおりました。

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ちなみに「元町公園」は江戸時代から奉行所がおかれ、
また、明治以後は開拓使の支庁や函館県の県庁、北海道庁函館支庁、大正以後は渡島支庁などがあり、
北海道の道南の行政の中心となっていた大事な場所だったそうです。

周りには、たくさんの像や記念碑などもありましたよ。


さてさて、ボクも含めて歴史にはまったく疎いオッさん6人は、
「旧イギリス領事館」(見学料金:大人 300円)を横目に通り過ぎましたが、

なぜか下った先のこの緑の建物「相馬株式会社」には興味を示して写真を撮りまくっていました。

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不動産や倉庫業で財をなした「相馬哲平」の社屋に何かを感じ、
ギャンブラーとしてあやかりたいってことなんでしょうか?

この行動はボクでも謎でした。

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そして、このウィニングホールこと「北島三郎記念館」の横を通りかかった時に
偶然的にも観光バスが停まり、そこからゴージャスなオバさま達が続々と降りてきてましたよ。

なぜかボクらはその流れについて行ってしまい、記念館の方のあたたかく迎えられてしまいましたが、
さすがに入場料:大人1500円も払って入館するほどサブちゃんファンでも無いので、
お土産売り場だけ見て撤収しましたよ。

いったいこのオッたちはウロウロ何をやってるんでしょうかねぇ?



実は昔、平成19年1月までこの場所には「GLAY記念館」も併設されていんですよねぇ。

プチ「GLAY」ファンのボクとしては、閉館してしまって残念ですよ。

函館出身の「GLAY」のプロモーションビデオには先ほどご紹介した
「ソフトクリーム屋」や「八幡坂」なども出てくるんですよねぇ~


「馬の会」の仲間に、「昔ここ、GLAY記念館だったんだよねぇ~」って言ったら、

『あ、グレイって、あの宇宙人の?』

という答えが返ってきました・・・




という、なんだかチグハグなオッさん6人の「函館珍遊記」はまた次回へとつづく・・・