グーテン ターク♪ 改め、ボンジュール♪
過去の旅の記憶をたどる「過去旅ログ」第2弾は、相方の記憶もたよりながら、
2006年6月18日(日)~26日(月)に行ってきたヨーロッパ「新婚旅行」の記憶の旅をしております。
2006年6月18日(日)~26日(月)に行ってきたヨーロッパ「新婚旅行」の記憶の旅をしております。
「ドイツ」の西の街「メンヒェングラートバッハ」に宿泊しているボクらは、
到着して3日目の6/21に早くも自力で高速列車「タリス」に乗り、ドイツを脱出しました。
到着して3日目の6/21に早くも自力で高速列車「タリス」に乗り、ドイツを脱出しました。

向かったのは「グラン・プラス」の近く、「イロ・サクレ地区」。
ここはヨーロッパの中でも屈指の「食い倒れ横丁」などと呼ばれ、
「ブッシェール通り」を中心にシーフードやエスニックのレストランが軒を連ねる食の通りです。
「ブッシェール通り」を中心にシーフードやエスニックのレストランが軒を連ねる食の通りです。
一歩通りに入ると昼夜問わずたくさんの観光客で賑わって活気を感じられるそうですが、
実は右から左から聞こえてくるほとんどの声は客引きの声だったりします。
実は右から左から聞こえてくるほとんどの声は客引きの声だったりします。
時には日本語も聞こえてきて、警戒心無しにお店の中に入って値段も確認せずに
「特別メニュー」や「セットメニュー」などを注文すると、
膨大な金額を請求される「ボッタクリ・レストラン」が多いそうです。
「特別メニュー」や「セットメニュー」などを注文すると、
膨大な金額を請求される「ボッタクリ・レストラン」が多いそうです。
ヨーロッパ随一の食の通りとしても有名なのですが、悪名高い通りでもあるので
初めて行く方は要注意ですよ!
初めて行く方は要注意ですよ!
ツアーガイドもいないボクらはそんなことも知らずに、
「シェ・レオン(chezLEON)」というお店に入りました。
「シェ・レオン(chezLEON)」というお店に入りました。

でもボクらはこの「シェ・レオン」に不安はありませんでしたよ。
なぜならここは「ブリュッセル」に以前住んでいたという後輩推薦のお店で、
この危険地域のレストラン中でも、数少ない良心的なお店だと教えてくれたんです。
この危険地域のレストラン中でも、数少ない良心的なお店だと教えてくれたんです。
旅行のガイドブックにも乗っていて、フランスにも支店をいくつか構える信頼できそうなお店で、
その本店のここは1日に1tものムール貝が消費されるほどの人気店なんだそうです。
その本店のここは1日に1tものムール貝が消費されるほどの人気店なんだそうです。
まだ、16時頃で時間も早いってことで、いつもは混んでいるようなのですが、ほぼ貸切り状態でした。
ラッキー♪
外観は貫禄があって高級そうな感じですが、日本で言うファミレスみたいなところで、
中に入ると意外とカジュアルで落ち着きますよ。
中に入ると意外とカジュアルで落ち着きますよ。
ここは「ムール貝」をバケツいっぱい出すことで有名なので、
もちろんボクらも注文したのは「ムール貝」。
もちろんボクらも注文したのは「ムール貝」。

でも、バケツいっぱいどころか、日本ではサイゼリアとかのパエリアに
1個か2個しか入っていない「ムール貝」しか食べたことも無いし、
1個か2個しか入っていない「ムール貝」しか食べたことも無いし、
とりあえずホーロー鍋にたっぷりと入った「ムール貝の白ワイン蒸し」と「フリッツ」(ポテトフライ)、
「小海老のサラダ」にお店オリジナル「ベルギー」ビール1杯がついたセット、
「小海老のサラダ」にお店オリジナル「ベルギー」ビール1杯がついたセット、
そして「生ガキ」とベルギービールをもう一杯を注文しました。
それでも、こんなに盛りだくさん! おどろきですよ。
「ムール貝の白ワイン蒸し」はパセリやタマネギ、セロリなどが入った香り深いスープと一緒で
「ムール貝」にも臭みはなくとってもジューシーでこの量でも意外とペロリアンでした。
「ムール貝」にも臭みはなくとってもジューシーでこの量でも意外とペロリアンでした。
「ムール貝」の旬は冬でこの時季のはちょっと小ブリらしいのですが、
もともとそんなに食べたことないのでぜんぜん気になりませんでしたし、大満足です。
もともとそんなに食べたことないのでぜんぜん気になりませんでしたし、大満足です。
オリジナルビールもコクのあるビールで美味しかったのですが、
「ムール貝」のコクと、さっぱりした「生がき」にベルギービールがすすむ、すすむ♪
「ムール貝」のコクと、さっぱりした「生がき」にベルギービールがすすむ、すすむ♪
追加で「アルケン・マース(ALKEN-MAES)」と「グリムベルゲン(GRIMBERGEN)」を注文しました。

今日は半日で何杯のんでるんだろう・・・?
思えばこれがのちに起こるトラブルのもとだったのかもしれません・・・
思えばこれがのちに起こるトラブルのもとだったのかもしれません・・・
「アルケン・マース」はベルギーのあちこちでこのマークの看板を見かけるほどメジャーな、
ベルギー第2位のビールメーカーのもの。
ベルギー第2位のビールメーカーのもの。
泡立ちがよくホップの香りも高いのですが、料理のジャマをしない
スッキリとした味わいでこの「ムール貝」にピッタリでしたよ。
スッキリとした味わいでこの「ムール貝」にピッタリでしたよ。
また「グリムベルゲン」も今は「マース社」が製造しているらしいのですが、
もともとは修道院で造られていて、ラベルにも描かれている不死鳥の紋章は
過去にその修道院が4度も略奪され、そのたびに不死鳥のように再起したという歴史が刻まれているそうです。
もともとは修道院で造られていて、ラベルにも描かれている不死鳥の紋章は
過去にその修道院が4度も略奪され、そのたびに不死鳥のように再起したという歴史が刻まれているそうです。
色はこげ茶色で甘酸っぱい香りがし泡はきめ細かくソフトですが、
味わいはちょっと苦みに癖があり、甘味と酸味と苦味が複雑に絡まった初めて味わう珍しいビールでした。
味わいはちょっと苦みに癖があり、甘味と酸味と苦味が複雑に絡まった初めて味わう珍しいビールでした。
いや~、美味しかった、酔っ払った、満足だったぁ♪
店員のオジさんはとても親切で写真も撮ってくれましたし、この悪名高い「イロ・サクレ地区」も、
ここ「シェ・レオン」は例外でしたよ。
ここ「シェ・レオン」は例外でしたよ。
ごちそうさまでしたぁ~♪
さ~て、もういい気分ですし18時も過ぎましたし、
予約していた「タリス」で軽快に「ドイツ」に帰りましょうかねぇ。
予約していた「タリス」で軽快に「ドイツ」に帰りましょうかねぇ。
「タリス」は「ブリュッセル南駅」をたしか「18:32分発」だったからあと20分。
ここ「ブリュッセル中央駅」から行きと同様地下鉄に乗っていけば10分なのでピッタリだな。
・・・ボクらは2人共疑う余地も無くそう思い込んでいたのですが、
もう一度キップを念のため確認してみたら、あれれぇっ!?
もう一度キップを念のため確認してみたら、あれれぇっ!?
え?ウソ!?
「タリス」の出発時間、「18:32分発」じゃなくて「18:23分発」じゃあんかぁ~~~っ!
あと、10分しかないよぉ!!
ヤッベ~っ! 勘違いしていたぁ!
もう電車に乗ってる時間なんか無い、タクシーだ、タクシーをさがせ!!
慌てて「ブリュッセル中央駅」の周りを探しても、タクシーもタクシー乗り場も見当たらない・・・
大通りに出て、走っているタクシーをつかまえようと思っても走ってない。
あわわわわわわわわわわ・・・あと5分、絶対にもう間に合わない。
ん~こうなったら「ブリュッセル中央駅」の窓口で出発時間前に「タリス」をキャンセルして、
別の帰り方を探してもらおう・・・
別の帰り方を探してもらおう・・・
・・・あぁ、情け無い・・・ツアーガイドもいない2人きりの「新婚旅行」。
ボクがしっかりと電車の時間を把握して相方をナビゲートしなきゃいけないはずなのに、
駅の窓口で相方が渾身の英語で交渉しています。
駅の窓口で相方が渾身の英語で交渉しています。
ボクは何も出来ずに横に立っているだけ。
結局、キャンセル料も取られ、乗り換えもあるけど来たときとは違うルートで帰れることがわかりました。
「ブリュッセル中央駅」からインターシティ(IC)に乗ってベルギーのはずれ「リエージュ」へ。
そこで各駅停車(stoptrein)に乗り換えて「アーヘン」へ。
あとは行きと同じで「デュッセルドルフ」でまた乗り換えて「メンヒェングラートバッハ」まで帰れます。
行きのオシャレな列車とは違いますし、乗り換えもあり、時間もかかってしまうことになりましたが、
なんとか宿のある所まで帰れるはずです。
なんとか宿のある所まで帰れるはずです。
ふ~、いやいや酔っ払ったせいなのか? 一時はどうなるかと思いましたが、一気に酔いが醒めましたよ。

こうして、世界遺産であり、世界で最も美しい広場「グラン・プラス」や「小便小僧&少女」と出会い、
ベルギービール、ベルギーワッフル、ベルギーチョコレート、ムール貝などのご当地の味を堪能した、
始めてのベルギーの旅は無事終わる・・・はずでしたが・・・
ベルギービール、ベルギーワッフル、ベルギーチョコレート、ムール貝などのご当地の味を堪能した、
始めてのベルギーの旅は無事終わる・・・はずでしたが・・・
・・・このあとさらに起こる事を書くつもりで書き始めたんですが、
今日はちょっともう遅くなってしまったので、つづきは次回にすることにします。
今日はちょっともう遅くなってしまったので、つづきは次回にすることにします。
ひっぱってしまってスミマセン。
では、オ フヴォワーフ♪
・・・つづく。