旬の味のおもてなし | 馬の会長日記

馬の会長日記

「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

先日はお義婆ちゃんの件では、ファンの方にたくさんのあたたかい言葉や
アドバイスをいただきましてたいへん励みになりました。

ありがとうございました。

まだこの先どのようになるか分からない様態ですし、
これからのことを色々考えていかなくてはいけない状況ですが、
下を向いていてもお義婆ちゃんの様態が良くなるわけではないので、
あとはお医者さんを信じていつもどおり、元気な「のみ」でいきたいと思います!

また状況が変わり次第この場を借りましてご報告いたしますね。


ってことで、前回の記事 からちょっと間があいてしまいましたが、

先週末の5/22(土)23(日)にしばらく行けないことになりそうな夫婦2人きりの旅行として、
自然豊かな五頭山麓の山のふところにある「村杉温泉」に行ってきましたぁ♪

そして、その時にお世話になったのが妊婦さんに優しい温泉宿として有名な「角屋旅館」です。

その心遣いは先日もすこし書き記しましたが、
その他にもいろいろ「やさしさ」を感じられるところがたくさんあったので
またここに旅の記録をしていきたいと思います。

またちょっと長くなってしまいますが、この記事が解禁の時がきましたら
たくさんの妊婦さんにお伝えしたいので、お付き合いいただけましたら幸いです。

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歩くだけで免疫力がつく「ラドン」が漂う小さな街「村杉温泉街」を散策し、
再び「角屋旅館」に戻ってきたボクらは、まず玄関を入ってすぐの囲炉裏で一息つきました。

クラシックが流れあたたかな空間を包みます。

そこからは流れてないと思いますが、奥にはアンティークな50年以上昔の
真空管ラジオが置かれていましたよ。

美味しい清流で煎れたお茶飲みながら、自由に食べられる新潟名物の米菓をつまみました。

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「ヤベッ! あんまりつまみ食いすると、美味しい夕飯が食べられなくなっちゃうよぉ」

夕方になり、他のお客さんの姿も見えてきましたよ。

あぁ・・・ホントにボクら以外にも妊婦さんが泊まっているんだね。

おっと、こうしちゃいられない!

1泊10組限定の宿とは言え、貸切風呂は全部で4つ、
いつでも予約無しに入ることが出来るのですが、夕飯前に風呂に入っておきたい!

急げ~!

で、運良く今度は露天風呂の「竹ばやしの湯」が空いていました。

見てくださいよ。

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・・・って、どこ見てんのよ~~~!!

ボクの入浴シーンじゃなて、この新緑の木漏れ日、鳥のさえずり、風のささやき、
そんな「五頭山麓」優しい自然に囲まれた露天風呂。

身体にいい「ラドン」だけでなく、マイナスイオンもたくさん吸収できて癒されましたぁ~♪

これで、お風呂は4つのウチ2つ制覇です!

さてさてお待ちかね、いよいよ夕飯の時間です。

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この「角屋旅館」料理別のプランは11種も用意してあるのですが、
その中でボクらがたのんだのは「旬野菜料理+ステーキつきプラン」。

旬の採れたて自家製野菜を中心に、約20種類の自然の恵みを堪能できるコースなのです。

「角屋旅館」では自分の畑を持っていて、安心な野菜を育てるために、
自ら畑を耕し、種をまき、毎日畑から旬の野菜を収穫しているのです。

なので、季節によって食べられる食材は大きく変わりますが、新鮮な野菜はとっても味が濃いのですよ。

そのため、お料理はすべて薄味で、すこしもの足りない気もしちゃうのですが、
しっかりと後から素材そのものが持つ味わいが湧き出てきます。

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残念ながらメニュー表が無かったので1つ1つの料理の紹介はできませんが、
どれも身体に優しそうなメニュー・・・

妊婦さんにだけでなく、普段食べすぎのボクにも健康的ですよねぇ。

そして「旬で採れたて」と言えば自家栽培野菜だけではありません。

言うまでも無く新潟は海の幸の宝庫!
お造りや魚料理には新潟漁港で水揚げされたばかりの海の幸を
魚市場から新鮮なまま毎朝仕入れているのです。

「採れたて」「獲れたて」っていうだけでも栄養も美味しさも格別ですよねぇ。

新鮮な「山の幸」、「海の幸」がいつでもたくさん楽しめるって時が、
ボクが新潟にきて一番良かったと感じる時ですよ。

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またこの、黒毛和牛のステーキがめちゃめちゃ旨かったぁ~♪

噛むと肉汁と共に旨みがジュンジュワァ~~っと

この「Aランク」の霜降り黒毛和牛というのは新潟県では
なかなか手に入りにくいとても高価なものらしいですよ。

なので産地は山形、福島、栃木産の和牛となるそうなのですが、
上質で極上なサーロインを入手しやすくするために産地はピンポイント指定して仕入れないそうです。

これを、地元の蔵元で天然酵母で醸造した醤油を使った「特製のにんにく醤油」や、
日本海の海水と海草をじっくり煮詰めたヨード分豊富なまろやかな味わいの古代塩「藻塩」、
または素材の味をフレッシュに引き立てる「レモン汁」をかけていただきました♪

これ、最高です!

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さらに、山菜と並んでふんだんに使われていたこの季節の贅沢「たけのこ」は、
もともと畑だったと言う栄養分がタップリの竹林から料理で使う量だけ朝掘ってきたものらしく、

無くなり次第終了という年によっては貴重な味わいになるそうですよ。

さらに、この地域は名水の湧くところであると言うことを忘れてはいけません。

ここ「角屋旅館」の敷地内でも「銀蔵清水」という屋号を取った水が湧き出ていて、
この清水が全ての料理の味を活かしていると言っても過言ではありません。

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その中でも、いちばん水が大切だと言えるのは「ごはん」かもしれませんね。

もちろん五頭山の麓の土地の清らかな天然水で育てた自家栽培のコシヒカリが
味の良い米であることは間違いないのですが、

その直前に精米したお米を「軟水」である「銀蔵清水」で炊くと、
甘くふっくらモチモチしたごはんが炊きあがるそうです。

やっぱり日本の料理には野菜やお米を軟らかくする効果のある「軟水」がいいですね。
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また、新鮮で、安心で、美味しいだけでなく、「角屋旅館」の料理には、
地球にもやさしい気遣いがあるのです。

手間がかかると思われる、11種もある料理プランや、料理の細かい追加オプションがあるのは、
好き嫌いがある方に、食事を残さずしてほしいということかららしいです。

って、何でも食べちゃうボクらにはあまり関係ないですけどね。

また、見た目を華やかにするための食べられない飾りは極力使用せず、
あるとしても畑や庭からとってきたものだそうです。

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さらには、使い捨て紙おしぼりを使用せず、
割りばしの使用をやめて若狭塗りで有名な三角の塗り箸を導入したり、

野菜の茎や皮なども無駄のないように丁寧に調理して美味しく食べられるようにし、
使用済みの天ぷら油はバイオディーゼル燃料として再生利用しているなどなど・・・

まさに、身体に美味しいだけでなく、地球にも美味しいお料理でした。

ごちそうさまでしたぁ~♪

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身体の中から癒された後はすこし休んで、もう一度身体の中を癒されにラジウム温泉へ!

3つ目に入った貸切風呂は最もラジウム温泉の効果を引き出せるという「里の湯」です。

ラジウム温泉の効能はあまり高い湯温だと失われしまうと言われているので、
お湯の温度を他のところより数度低い39℃とぬるめに設定し、

さらに、最初に入った「庵の湯」と同じく、空気上に霧で噴出しています。

そして、その効果を高めるために浴室を小さく、天井を低くし、窓も開けずに入るのです。

ぬるめのお湯だからこそ長く浸かっていられ、妊婦さんだけでなく、
ボクもラジウム温泉の効果をしっかりと吸収しましたよ♪

そして、残りの貸切風呂はあと1つだったのですが、「里の湯」からあがると丁度空いていたので、

せっかくだからハシゴしちゃいました!

はい! 埼玉県深谷市にお住まいの男性会社員の方より熱烈なリクエストをいただきましたので、
前回に引き続きボクの入浴シーンをお楽しみください。

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ここは「村杉石の湯」。

村杉温泉の地中から掘り出した花崗岩、村杉石のを使った浴槽で、
ラジウム温泉浴と岩盤浴が同時にできるというのが売りです。

・・・が、夜だったので明かりに集まってくる虫たちも多く、
自然の情緒タップリの露天風呂には昼間に入るのがいいかもしれませんね。

これで貸切風呂、4つ制覇したどぉ~!

いや~、身体の中から外からリフレッシュしたので、あとは寝るだけです。

眠るときにも妊婦さんにはこんな気遣いがありました。

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妊婦さんはお腹が大きくなってくると寝る時も一苦労っていいますよねぇ。
上を向いても横になってもおなかが落ち着かないそうですね。

そんな時にうれしいのが、妊婦さん4名限定で無料で貸し出してくれる「抱き枕」。

パウダービーズで肌触りも良く、からだにやさしくフィットして、
妊婦さんじゃなくても朝までグッスリ眠れそうです。

まあ、相方は妊娠8ヶ月なので借りてみましたが、そんなに寝るのに苦労している訳ではないみたいです。

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あと、妊婦さんにだけでなく、ボクらにもうれしい「選べる枕」のサービスもありますよ。

部屋に標準である「健康枕」も通気性や弾力性を考えたオーダーメイドで、
自分でも高さ調節ができる優れものらしいのですが、

この「健康枕」が合わない人のために、いつでも取り替えられるようにフロントではなく、
お風呂の近くの廊下の棚に、8種類の枕が用意されていました。

早いもの勝ちですでに1つは無くなっていましたが、通気性のいいパイプ枕や、
低反発枕など様々などがありましたが、ボクは高級ホテル風のフンワリ枕で寝させてもらいましたよ♪

妊婦さんに優しい「角屋旅館」と言われていますが、
ボクや地球にも充分美味しく、優しい温泉宿で、快適な睡眠に誘われました・・・

おやすみなさ~い♪

・・・次の日につづく。