ついに11連休だった方のゴールデンウィークも終わって、本格的に始動となりましたね。
今年のゴールデンウィークは遠くには行かず、新潟県内での~んびりと過ごしましたが、
5/4(火)には春の陽気に誘われてちょっと近場までドライブに出かけましたよ♪
5/4(火)には春の陽気に誘われてちょっと近場までドライブに出かけましたよ♪
それはいつも走りなれた、新潟市から福島方面に向かう「阿賀野川沿いコース」。
新潟のドライブで「シーサイドライン」と並んでボクの好きなコースです♪

阿賀野川沿いの山々にはまだ、山桜が咲いていてかわいく所々をピンクに染めていました。
そんな川沿いを走るだけでも気持ちいいのですが、とりあえず折り返し地点を決めないと、
何だか達成感もないと思い、ここを目標に走っていきました。
何だか達成感もないと思い、ここを目標に走っていきました。

「JR津川駅」です。
ちょっと見た目は冴えない寂しい駅ですが、つい前日までは「狐の嫁入り」というお祭りがやっていて、
たくさんの人で賑わったと思います。
たくさんの人で賑わったと思います。
で、せっかく「津川」まで来るんだったら、そのお祭りを見に行った方がいいかなぁ?
とも思ったのですが、以前見に行ったこともあったし、
とも思ったのですが、以前見に行ったこともあったし、
そんなに人ごみの中に入りたい気分でもなかったので、あえてずらしたんです。
で、素朴さ取り戻した「JR津川駅」を折り返し地点の目標にした訳は・・・

入場料を払って、この味のある車両を撮って来ました♪
磐越西線の「キハ47-522」です!
「撮り鉄ちゃん」気分ですよ。
・・・って、ボクまったく鉄ちゃんじゃないので、間違っていたらスミマセン。
前の顔がこんな感じなのに、もう半分の車両は「キハ48-523」で顔が違うんですよ。

いやいや、これも哀愁ただよう車両ですが、ホントにボク電車に詳しくないので、
これ以上は何も語れませんよ。
これ以上は何も語れませんよ。
鉄道ファンの方ゴメンなさ~い。
で実は、ボクがこの駅で待っていたのは、ファンじゃなくても
その美しさに惹かれるこのお方に会いたかったからです!
その美しさに惹かれるこのお方に会いたかったからです!
ポーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!
っという汽笛と共にやってきましたよぉ♪

「SLばんえつ物語」号!
カッコイイっすよねぇ~♪ 美人ですよねぇ♪
実は初めて見たんですけどね・・・
この「SLばんえつ物語」号は磐越西線を「水の都」新潟から「鉄道のまち」新津を経由して、
美しい阿賀野川沿いを走り、福島県に入ると、ラーメンの街「喜多方」を通って「城下町」会津若松まで、
126kmの道のりを3時間半かけて7両編成の客車を牽引する蒸気機関車なのです。
美しい阿賀野川沿いを走り、福島県に入ると、ラーメンの街「喜多方」を通って「城下町」会津若松まで、
126kmの道のりを3時間半かけて7両編成の客車を牽引する蒸気機関車なのです。

そして、「SLばんえつ物語」を力強く牽引するのがこの「C57 180」。
D51は「デゴイチ」、C62は「シロクニ」と呼ばれるように、「C57」は「シゴナナ」と呼ばれ、
そのスマートで美しいスタイルから「貴婦人」とも呼ばれているんです。
そのスマートで美しいスタイルから「貴婦人」とも呼ばれているんです。
美しい自然の中を走る「貴婦人」は、ボクが言葉にあらわすまでも無く優美だと想像できますよねぇ。

客車は全部で7両あって、そのうち真ん中の4号車は大きな窓から
阿賀野川の雄大な景色が堪能できる展望車となっています。
阿賀野川の雄大な景色が堪能できる展望車となっています。
「森と水とロマンの鉄道」というふうに呼ばれているその自然を堪能できる象徴として、
飯豊山などに生息する「オコジョ」をモデルとしたエンブレムが描かれていますよ。
飯豊山などに生息する「オコジョ」をモデルとしたエンブレムが描かれていますよ。
車内には赤い丸型郵便ポストが設置してあって、ハガキを投函すると
「SLばんえつ物語」号オリジナルの消印で郵送されるんです。
「SLばんえつ物語」号オリジナルの消印で郵送されるんです。
これってうれしいですよねぇ♪
また、オリジナルグッズやSLの客車エンブレムをデザインした地ビール、
特製のお弁当などが販売されているので、乗ったときには絶対ゲットしたいですね。
特製のお弁当などが販売されているので、乗ったときには絶対ゲットしたいですね。

「SLばんえつ物語」号は全席指定席の快速列車ですので、
指定席料金、大人510円、子供250円が普通乗車券の他に必要ですので要注意。
指定席料金、大人510円、子供250円が普通乗車券の他に必要ですので要注意。
運転日はほぼ、毎週土日や祝日に1日に1往復運行されていて、
新潟から会津若松までは、新潟駅→新津駅→五泉駅→咲花駅→三川駅→津川駅→日出谷駅→野沢駅→
山都駅→喜多方駅→塩川駅→会津若松駅の10の駅に停車しながら走ります。
山都駅→喜多方駅→塩川駅→会津若松駅の10の駅に停車しながら走ります。
そして帰りは塩川駅を抜かした9の駅に停車していくのですが、
なぜ、ボクがこの「津川駅」を選んだのか? それには理由があるんですよ。

それは、この「津川駅」では給水作業や点検などで15分も停車するんですよ。
言うまでもなく蒸気機関車の動力源は電気でなくて「水」と「石炭」ですもんね。
新潟~会津若松間を走行すと10tの水と3tもの石炭を消費するらしいので、
県境の峠を越えてきたり、越える前にはやっぱり停まって腹ごしらえをしなきゃですよね。
県境の峠を越えてきたり、越える前にはやっぱり停まって腹ごしらえをしなきゃですよね。
走っている電車を一発勝負で撮りなれてないボクにとっては、停まっていれば撮り放題ッス。
ホントは自然の中を激走しているほうが優雅でいい写真が撮れるんでしょうけど、
ド初心者撮り鉄ちゃんなので、許してください。
ド初心者撮り鉄ちゃんなので、許してください。
素人なりにガンバって、こんなアングルも撮ってみました。

停まっているにしては迫力は出たんじゃないでしょうか?
駅のホームで待っている時にはほとんど写真を撮ろうとしている人はいなかったので、
ほとんど独り占めで撮れると思ったのですが、ちょっと考えが甘かったです。
ほとんど独り占めで撮れると思ったのですが、ちょっと考えが甘かったです。
「SLばんえつ物語」号がホームに到着したとたん、客車からたくさんの人が降りてきましたよ!
考えてみればそうですよねぇ。
乗っている人たちは車窓から美しい景色は見てきたと思いますが、
この「貴婦人」の美しい姿をほとんど見ていないんですもんね。
この「貴婦人」の美しい姿をほとんど見ていないんですもんね。
この15分の停車時間がシャッターチャンスですよねぇ。
たくさんのお子さん達が機関室に入れてもらってそこから顔を出し、写真を撮るのに行列が出来ていましたよ。
いいなぁ、いい思い出ですよねぇ。
たぶん乗客のお子さんたちだけのサービスですよねぇ・・・
たぶん乗客のお子さんたちだけのサービスですよねぇ・・・
で、ボクはあるていど間近で写真を撮ったことに満足し、
今度は少し先まわりして走っている「貴婦人」の姿を見たいと「津川駅」後にしました。
今度は少し先まわりして走っている「貴婦人」の姿を見たいと「津川駅」後にしました。
きたきた~着ましたよ!
ここは一発勝負です。
パシャリ!

まあ、「津川駅」からほとんど離れていない駐車場からの風景ですから、周りの景色は選べませんでしたよ。
それにしてもスゴイ黒煙ですよねぇ~
ここの線路沿いの近くにも民家があったのですが、その家はたいへんですね。
また、今はクーラーとかがあるからいいけど、昔は夏なんか暑くても、
窓を開けたら煙が入ってきてしまうから、快適とは言えなかったでしょうね。
窓を開けたら煙が入ってきてしまうから、快適とは言えなかったでしょうね。
この「C57 180」は実際昭和12年に全国各地で活躍した標準的な「C57」系旅客用蒸気機関車で、
全部で201両造られたうちの「180」番目という意味らしいです。
全部で201両造られたうちの「180」番目という意味らしいです。
この車両は現役を引退してから30年の間、鉄道の町「新津」の「新津第一小学校」の庭に大切に保存され、
子ども達や街の人々に親しまれていました。
子ども達や街の人々に親しまれていました。
それが大宮工場にて改良後、平成11年に「SLばんえつ物語」号として
再び息を吹き返し再び走ることになったのです。
再び息を吹き返し再び走ることになったのです。
現役に復帰した「C57 180」は偶然的にも「新津第一小学校」の横を通過します。
その時「C57 180」は自分を大切にしてくれた人たちに、
感謝のよろこびを表すようにすこし長めの汽笛を鳴らすそうですよ。
感謝のよろこびを表すようにすこし長めの汽笛を鳴らすそうですよ。
そんな、「SLばんえつ物語」号が新潟に向かって走って行った後、
ボクも新潟市方面に向かって帰りましたが、途中の三川駅で追い越しまた途中の鉄橋で併走しました。
ボクも新潟市方面に向かって帰りましたが、途中の三川駅で追い越しまた途中の鉄橋で併走しました。

その時、助手席で相方が撮ってくれた写真です。
もうちょっとボクの車の車高が高かったらベストショットなのになぁと思いながら、
鉄橋を渡るときに「貴婦人」が『ピーーーーーー!』と汽笛を鳴らしたので、
ボクもクラクションを鳴らし別れを告げました。
ボクもクラクションを鳴らし別れを告げました。
ゴールデンウィークのドライブの帰り道、夕陽に照らされた5/4(火)の景色は少し煙で霞んでいました。