思い出残そう過去の旅、2008年3月22日~25日の3泊4日で行った「四国4県制覇の旅」。
この日の午後はほとんどレンタカー「デミオ号」での移動の日。
雨も降っているので特に大きく扱う出来事も無いはずでした・・・

しかし、初日に買った「金毘羅さん」の御守りのご利益かも?
という、出来事が起こってしまいました!
まず、それを意識したのはこの日の15時過ぎです。
そう、日曜日のこの時間は競馬の時間です。
この日行われていた「阪神大賞典(GII)」の馬券を買っていたのですが、
なんと、馬連4,540円と3連複2,380円が見事的中したのです!
なんと、馬連4,540円と3連複2,380円が見事的中したのです!
ボクの競馬予想をご覧になっている方は驚いていただけると思いますが、
そんなに大きく当たることってボクには珍しい事ですよねぇ。
そんなに大きく当たることってボクには珍しい事ですよねぇ。
これも「金毘羅さん」のご利益ですよ、きっと・・・
と、思いましたが、これはまだ序章に過ぎませんでした。

国道33号の峠道を四万十川の支流などの豊かな自然を感じながら北上し、
3つ目の県、愛媛県の砥部町に入りました。
3つ目の県、愛媛県の砥部町に入りました。
砥部といえば陶磁器が有名の地で、
透き通るような白い肌に藍色の模様の呉須絵、
厚みがあり丈夫で長持ちすると言われているのが「砥部焼」の特徴です。
厚みがあり丈夫で長持ちすると言われているのが「砥部焼」の特徴です。
工房を見学したあと、湯のみ茶碗を1つお義婆ちゃんのお土産に買いました。

そして、いよいよ「松山城」が見下ろす「道後温泉」に行きますよ。
「道後温泉」と言えば三千年の歴史を誇る日本最古の温泉!
あの、聖徳太子や、小林一茶、夏目漱石などの歴史の教科書で見る方々や、
昭和天皇などをはじめ、天智天皇や天武天皇など多くの皇族方が来湯されているんです。
昭和天皇などをはじめ、天智天皇や天武天皇など多くの皇族方が来湯されているんです。
また、「源氏物語」や「坊っちゃん」にも書かれていてるほどで、
ここ愛媛県が「伊予の国」と呼ばれるのは「湯の国」が転じてなったと言われるほど。
ここ愛媛県が「伊予の国」と呼ばれるのは「湯の国」が転じてなったと言われるほど。
「道後温泉」と言えば「温泉好き」にとってまさに「聖地」なのです!
温泉好きのボクらにとって、ここはこの旅一番のメインイベントなのですよ~♪
まずは宿にチェックインして商店街のアーケードを足早に抜けると見えてきましたよ、「道後温泉本館」!

「道後温泉」を楽しみにしていて、ここに行かない人はいないと言える、
この温泉の象徴的な存在の日帰り共同浴場です。
この温泉の象徴的な存在の日帰り共同浴場です。
明治27年に建築されたこの風格のある「道後温泉本館」は
2009年のミシュランガイド日本編において2つ星に選定されたり、
2009年のミシュランガイド日本編において2つ星に選定されたり、
映画「千と千尋の神隠し」に登場する「油屋」のモデルになったと言われています。
この温泉好きの憧れの「道後温泉本館」には2種類の浴場があり、
1階にある大浴場を「神の湯」、小さい方を「霊の湯」と呼び、男女それぞれあります。
1階にある大浴場を「神の湯」、小さい方を「霊の湯」と呼び、男女それぞれあります。
基本、入浴だけを楽しむのであれば「神の湯」を入浴料のみ400円(大人)で入れるのですが、
ここははるばる愛媛までやって来たので、ちょっとした休憩のできるコースにしましょう♪

休憩のできるコースは3つあって、
1つは「神の湯」に入れて、2階の大広間で1時間の範囲で休憩もでき、
貸浴衣やお茶、おせんべいも付いてくる800円(大人)のコース。
貸浴衣やお茶、おせんべいも付いてくる800円(大人)のコース。
ボクらは、宿からタオルを持ってきたのでこのコースにしましたよ。
1,200円(大人)のコースではまた違う2階の部屋で、
もう一つの「霊の湯」に入ることができ、貸浴衣、お茶、せんべい、貸タオル、石けんが付いて、
さらには「又新殿」(ゆうしんでん)という皇室専用の湯殿をガイドさんつきで見学することができます。
もう一つの「霊の湯」に入ることができ、貸浴衣、お茶、せんべい、貸タオル、石けんが付いて、
さらには「又新殿」(ゆうしんでん)という皇室専用の湯殿をガイドさんつきで見学することができます。
ボクらは本来なら「又新殿」観覧料250円(大人)のところ、
ホテルで無料のチケットをもらっていたのでちょっと社会化見学をしちゃいました。
ホテルで無料のチケットをもらっていたのでちょっと社会化見学をしちゃいました。
浴槽は御影石の中でも最上級の庵治石が使用されているなど、
全てが皇室のためのハイグレードなつくりをしてあるそうで、
なんとも神聖で重々しい空気の流れる場所でした。
全てが皇室のためのハイグレードなつくりをしてあるそうで、
なんとも神聖で重々しい空気の流れる場所でした。
また、見学は「神の湯」利用の人でもできる、夏目漱石ゆかりの資料の置かれた3階の個室、
「坊っちゃんの間」もガイドつきで見学できました。
「坊っちゃんの間」もガイドつきで見学できました。
その並びの個室で休めることのできるのが最上級のコース。
「霊の湯」や「神の湯」に入浴できて、貸浴衣、お茶、坊っちゃん団子、
貸タオル、石けん付、もちろんガイドつきの見学もできて1,500円(大人)です。
貸タオル、石けん付、もちろんガイドつきの見学もできて1,500円(大人)です。

ボクの入った多くのお客さんで賑わう「神の湯」は、男湯が2つもあるんです。
そして、『坊っちゃん泳ぐべからず』という、小説「坊っちゃん」で
主人公が湯船で泳いで注意の張り紙をされたことにちなんだ木札は男湯だけで見られます。
主人公が湯船で泳いで注意の張り紙をされたことにちなんだ木札は男湯だけで見られます。
当然、「坊っちゃん」は男ですもんね。
特に泉質は珍しい訳ではないですが、アルカリ性単純泉の無色透明無味無臭の温泉は、
日本人の誰の肌にも合うやさしいなめらかなお湯で、
日本人の誰の肌にも合うやさしいなめらかなお湯で、
それが、古来より長く親しまれた理由なのかもしれませんね。
そんな、歴史とお湯と空間を堪能したのち、
ここから先はなぜボクがそんな行動をとったのかは覚えていません。
ここから先はなぜボクがそんな行動をとったのかは覚えていません。

ボクが電話をかけたのか? それとも向こうからか?
なぜか「道後温泉本館」を出る時に埼玉にいるはずのボクの親と電話していたのです。
これは、「金毘羅さん」の御守りのお導きだったのかなぁ?
・・・???
ちょっと話はそれますが、父親も定年を迎え、ボクや弟も一人立ちをし、
時間を手に入れた両親は解き放たれた鳥の様に、ここ数年国内旅行に行きまくっているんですよ。
時間を手に入れた両親は解き放たれた鳥の様に、ここ数年国内旅行に行きまくっているんですよ。
そして以前、実家に帰ったときに確かに言っていたんですよね。
『四国に行ったことが無いから今度行ってみたいなぁ』なんて・・・
それを聞いていたから「道後温泉本館」に入ったボクは、親に自慢しようと思って電話をかけたんだっけかなぁ?
てっきり、埼玉にいる母親のケータイ電話にかけているつもりで、
「今ボクら、四国にいるんだぁ♪」みたいな事をボクが言うと。
母親が『えっ? 私たちも四国に今日入ったのよ』と・・・
「はあ? え? なんで四国にいるの?」
『いや~、四国に行ったことなかったから行こうと思って、
今日ツアーを出発して、バスで「しまなみ海道」を渡ってきたのよ』
今日ツアーを出発して、バスで「しまなみ海道」を渡ってきたのよ』
「な? なぬ??? で、今何県にいるの?」
『ここは、愛媛県かな。 今、道後温泉のホテルに着いたところよ』
「な、な、な、なんですとぉぉぉぉ~~~~~~~~~~~~っ!!!!」
「ボクらも、道後温泉にまさに今いるんだよ! どこのホテルぅ?」
『え? ウソでしょ?! 「○○○ホテル」ってところよ』
「○○○ホテルって、あれれれれれれれっ!? この目の前に見えるヤツ?」
って、その名前のついたホテルは「道後温泉本館」のすぐ横にあり、
ボクは電話のつながったままそのホテルのフロントに行ってみると・・・
ボクは電話のつながったままそのホテルのフロントに行ってみると・・・
「あぁあああ! なんで、ここにいるのぉぉぉおお!?」
埼玉でもしばらく会っていない両親に、まさかこの四国の地で、約束も無しにバッタリ会うなんて、
偶然でもこんなことってあるもんですかぁ?
ここにいるのは「四国に行ったことがないから」という、まったくボクと同じ理由。
親子という血でつながっているからなんでしょうか?
意味分かりません。
もうパニックですよ・・・お互い。
やっぱり、何かの力によって引き寄せられたとしかボクには思えませんよ!
「金毘羅さん」の御守り・・・
そう、思わずにはいられない奇跡。
両親はツアーできたのでこの後、お風呂に入って食事を食べなきゃならないスケジュール。
ホテルのロビーで一緒に写真を撮って弟に送り、ちょっと話をしただけでまた別行動となりました。
ホテルのロビーで一緒に写真を撮って弟に送り、ちょっと話をしただけでまた別行動となりました。

ボクらはホテルに戻り美味しい料理も食べたんだろうし、宿の温泉も堪能したんだと思いますが、
今夜の出来事が強烈すぎて、2年前のことということもありあんまり記憶がありません。

夜の温泉街もブラブラしましたし、「道後温泉本館」の近くにある
「道後麦酒館」というお店で美味しい地ビールにも酔いました。
「道後麦酒館」というお店で美味しい地ビールにも酔いました。
写真が残っていたので、ちょっと思い出しました。

ただただ、この四国の旅で一番の思い出になってしまったのが、
まさか今夜の「両親との再会」だとは思いもしませんでしたよ。
まさか今夜の「両親との再会」だとは思いもしませんでしたよ。
いや~、ビックリです。
でも、「金毘羅さん」の御守りのお導きはこれだけじゃなかったんですよねぇ・・・
・・・つづく。