「高知県旅行記」はりまや橋と日曜市篇 | 馬の会長日記

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「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

思い出残そう過去の旅、2008年3月22日~25日の3泊4日で行った「四国4県制覇の旅」は
2日目の朝を高知で迎えました。

お天気はあいにくの雨模様・・・

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さっそく高知駅前から路面電車「土佐電気鉄道」に乗って出かけましょう。

って、高知駅前を散策するだけなので、歩いてもいいのですが、
路面電車ってなんだか趣があっていいですよねぇ~♪

雨ってこともあり、通称「土電」に乗ってみたかったんですよ。

高知駅を出発して南下する「桟橋線」と、後免町に向かう線「後免線」とは、
あの有名な「はりまや橋」で合流しますが、

その「後免線」の車体にはひらがなで「ごめん」・・・と書いているのが愛らしかったです。

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いったん「はりまや橋」で降りて、この映画のタイトルにもなり、
「よさこい」の歌詞でも有名な朱塗りの趣のある太鼓橋で記念撮影です。

って言っても、道路の端っこにひっそりとあり、今ではここに橋がかかっていなくても不便ではなく、
観光名所としての役目しかしていない感じですね。

なんとなく、札幌の時計台的な感じもしましたが・・・

実はこの橋はつい1998年に人工的に作った水路に、江戸時代の時のものを再現して
かけられた新しいものなんですよ。

そこにある「はりまや橋公園」では、9時から21時の間の正時によさこいのメロディが流れるからくり時計や、
ここを舞台にした「五台山竹林寺の僧、純信とお馬の恋物語」のモニュメントがあり、

きっと晴れた日には地元の方のいこいの場になっているんでしょうね。



つづいて再び「土電」に乗り向かった先はこちらです!

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日本100名城の1つ「高知城」!

廃城令や戦争の空襲から逃れ、当時の姿を残す国の重要文化財です。

ボクはあまり歴史には詳しくないですが、土佐藩初代藩主の「山内一豊」によって着工され、
掛川城の天守を模して造ったということです。

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敷地内は公園となっていて、その山内一豊の銅像が凛々しくたっていましたよ。

戦国時代には「大高坂城」と呼ばれたと記してありますが、
実は「おおたかさ」と読むか「おおたかさか」かは定かではないんです。

そこから、江戸時代に「河中山城」(こうちやまじょう)と改名されて、
さらに度重なる水害を嫌い「河中」という字を「高智山城」と改名、

そこから略されて「高知城」となったのです。

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よって、町の名前、県の名前「高知」はこのお城の名からつけられてんです。

高知にある城だから「高知城」ではなかったんですねぇ。

お城から県の名前がついてしまうなんて面城い・・・いや面白いですよねぇ。

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またここ高知の出身でもあり、自由民権運動の主導者として知られる板垣退助の銅像もありました。


さてさて、歴史の観光のあとはお腹も空いてきますよねぇ?

ってボクだけ?

実はここ高知にこの2日目、日曜日にやってきたのは訳があったのです!

それは、約300年も前からつづく高知のもう一つの有名な観光、
高知城前の道「追手筋」で毎週日曜日に「日曜市」が行われるからなのです!

日曜市は朝市ではなく日の出から日没まで開かれる終日市で、
ヤシの木が並ぶ道沿いにたくさんのお店が並ぶのです。

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これは高知の名物でたいようのマキバオーの好物でもある「土佐文旦」ですが、

普段あまり見られない様々な果実や野菜、四方竹や草花などの植木、
しらすや干物とかの海産物など、高知県の特産品はもちろん、

手作りのお餅や甘酒、レモン水、うどん、薬草茶、漬け物、
さらには日用品から骨董品や衣類まで、多種多様の物が所狭しと並んでいます。

高知の名産特産はここに行けば一挙に手に入るかもしれませんが、
観光客だけではなく、地元の方も日常的に利用されているみたいですね。

ボクは名物「アイスクリン」や、サツマイモのてんぷら「いも天」を食べながら、
「ひやしあめ」を飲んだりしましたよ。

あいにくの雨で、あまり賑わった活気溢れる写真は残ってなかったのですが、
お店の人が話す土佐弁を身近に感じられる、こころ温まるひと時でした。


ちなみに高知の街路市は「日曜市」が最も出店数が多いのですが、
月曜を除いた各曜日にも各街路で開催されているんですよ。

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その「日曜市」の連なるお店の合間には平成浪漫商店街「ひろめ市場」という、
60以上ものお店が集まる屋台村みたいな室内スペースもあります。

ここも、高知の名産・特産・盛りだくさんですよ♪

インドカレー屋さんまであってバラエティにとんでます。

この土佐名物「芋けんぴ」の山盛りは、ここの象徴的な存在ですよぉ。

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各お店で買ったものはお土産として持ち帰るのでもいいのですが、
中央のスペースにテーブルとイスが置いてあるので、そこで買ったものを食べることが出来るのです。

そう、まるでショッピングモールの「フードコート」ですね。

でもお酒も置いてあるので、日曜の午前中からいい気分で
宴会ムードになっている方々もいらっしゃいますので、その辺は気になさらずに。

ボクもこのあと車での移動がなけれな飲んでいたのですが・・・

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写真を見ても食べたものを思い出せないのですが、高知の珍しいもんばかりだった気がします。

「焼きさば寿司」「きびなご」「うつぼのたたき」「鯨のユッケ」「鯨のさえずり(舌)」だったかなぁ・・・?

ごめんなさい・・・なにせ2年前なので味までは忘れてしまいましたが、
新鮮な土佐の素材を満喫できて大満足でしたよ。

高級な料理店とかに入らず地元の味がその場で気軽に、隅から隅まで味わえるなんて最高です♪


ちなみに「ひろめ市場」の開いている時間は日曜日は7時~23時、それ以外は8時~23時となっていますが、
各お店の営業時間というのもありますので目的を持って行かれる方はご注意を。
                  
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もちろん、お土産もたくさん買いましたよ♪

って、食べ物ばかりですけどね・・・


大きな柑橘系の果実は菅原文太・・・いや「土佐文旦」。

土佐の春を告げる味覚です。

黄色の皮は硬く中の白皮も厚いので、ナイフで切れ目を入れてから剥いていきます。

中の実はグレープフルーツの様な色をしていますが、そこまで酸味や苦味は強くなく、
名前に似合わず上品な味です。


そして、小さな柑橘系は「小夏」です。

時季的には「土佐文旦」のちょっと後なのですが、
ラッキーなことにそのどちらも味わえることができましたぁ♪

もしかして、ここからあの「金毘羅さん」の御守りのご利益が始まったのかなぁ?

「小夏」は小さな夏みかんのことなのかなぁ?
と思ったのですが、味も食べ方もまったく別物でした。

食べ方は、リンゴの皮を剥くように、レモン色の外皮をナイフで剥き、
他の柑橘系では食べない白皮がついたまま食べやすく切り分けます。

スポンジの様な白皮の食感と、ほとんどツブツブを感じさせない果実は
見た目の想像よりも甘くとっても瑞々しかったです。

この「土佐文旦」と「小夏」、めちゃめちゃ美味しかったんで、
もっとこっちでも安く流通してくれるといいんだけどなぁ・・・


それと、真っ赤なにんじんは日本でも栽培量の数少ない東洋系にんじんの「金時にんじん」です。

普段ボクらが目にするオレンジ色のにんじんは西洋系にんじんなんですよ。

栽培の難しさから生産量が減少してしまった東洋系にんじんなのですが、
「金時にんじん」はとっても柔らかで甘みも強く、カロチンを豊富に含んでいるといわれているんです。

あの独特のにんじん臭さも少ないので、にんじん嫌いのお子さんに試してみてはいかがでしょう?


あとは高知を代表するお菓子「芋けんぴ」、いわゆるサツマイモ芋の「かりんとう」ですが、
いろんな味があって、黒ごま、塩、塩ニンニク、コーヒーなどなどありまして、
ボクは「ゆず芋けんぴ」を買いました。


これだけのお土産はレンタカーに積まずに、新潟まで宅急便で送りました。
家に帰ってから、このダンボールを開けるのがまた楽しみなんですよねぇ♪


さてさて、土佐の旅はたくさんの美味しいもんに囲まれてとっても名残惜しいのですが、
次の県に行かなければならない時間になってしまいました。


そして、次の場所で「金毘羅さん」の御守りパワーが炸裂!

あんな出来事があるなんて、まったく想像していませんでしたぁ!

いったい、何が起こるのか? 次回のお楽しみ~

って、皆さんにとっては大した出来事ではないかも知れませんが・・・



・・・つづく。