CMって面白い♪ | 馬の会長日記

馬の会長日記

「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

先日、1/16(土)に「新潟市民プラザ」で行われた
「2009 49th ACC CM FESTIVAL 入賞作品発表会」に行ってきました。

「ACC CM FESTIVAL」とは、1年間(今回は2008年7/1~2009年6/30まで)に放送されたTVCMやラジオCMで、
企業や制作会社などから応募があったものの中から審査し、表現の優れたCMを表彰しよういというものです。

その上位の作品が一挙に見られたり聞けたりできるんですよ。

毎年行ける時は行っているのですが、
あまりTVCMなどをまとめて見られる機会がないので毎回たいへん楽しみにしています。

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まず開演の14時からは、今回の審査員の一人、ラジオCMの巨匠、福本ゆみさんから講評がありました。

今回は広告業界人の審査員以外にも審査に加わってもらい、新しい視点を取り入れたり、

審査会で決定したグランプリの結果は公表せず、授賞式当日に上位受賞作品のTVCM10点とラジオCM3点は
ランキングカウントダウン方式で発表されたりと趣向を凝らしたそうです。


一方、作品はというやっぱり不景気なだけにCMにダイレクトに影響を受けてしまうのか?

例年に比べ表現には元気が無く、パロディーものが多かったそうですよ。
また実数的には応募数も1割減だったとか・・・

でも、はっきり言って見ごたえがありましたよ。

だって応募総数、TVCM1,675作品、ラジオCM700作品の中から選りすぐりのものばかりですもん♪

まあ、新潟と言う地方都市ですから、普段TVやラジオではお目にかかれない
ここで初めて見るCMもたくさんありましたけどね・・・



まずは、ラジオCMのブロンズ賞10作品、シルバー賞7作品、ゴールド賞2作品が流れ、
そして、ラジオCM部門の「ラジオ総務大臣賞 ACCグランプリ」は

パナソニック ナイトスチーマー「寝ても覚めても」でした。

 

【ラジオCM部門】ラジオ総務大臣賞 ACCグランプリ

パナソニック ナイトスチーマー「寝ても覚めても」120秒

(M)~

女:眠りにつくまで
  その人のことを考えていました。

  そんなに考えて、
  まだ考えることがあるのが不思議なくらい
  頭がいっぱいでした。
  でも、考え疲れたのでしょうか。
  いつのまにか、眠っていました。

  そして、目が覚めた瞬間にも、
  その人のことを想っていました。
  きっと、夢の中でも、会っていたのでしょう。

  寝ても、覚めても。
   寝ても、覚めても。

  この言葉を、美しい比喩だと、ずっと思っていました。
  本当のことだと、はじめて知りました。


NA:夜の間、あなたはただ恋をしていればいい。
  ナノイーで、寝ながらエステ。
  パナソニックナイトスチーマー、ナノケア。


これはやはり、講評をしてくれた福本ゆみさんの作品でした。

さすがです!

福本ゆみさんって、すごい女性の本質を言葉で描くのがうまいような気がします。

これまでのCMでの女性像って、「清く、美しく、健康的な」という
憧れの前向きなイメージでしか描かれていなかったのに。

悩んだり、怒ったり、泣いたりと、生活感のある人として見えてきた気がします。

福本ゆみさんの作るCMで、ボクはホントの女性の姿を知ったと言っても過言ではないかもしれません。



つづきまして10分の休憩を挟み、「TVCM部門」の上映がありました。

ブロンズ賞30作品、シルバー賞10作品が発表され、

そして、いよいよゴールド賞9作品と1位のクランプリの発表です!

「TVCM部門 ベスト10」は下記の通りです。

皆さんの知っているTVCMも上位に入っていると思いますよ。


【TVCM部門 ベスト10】

1位「ラジオ総務大臣賞 ACCグランプリ」
サントリーホールディングス BOSS「宇宙人ジョーンズシリーズ」
宇宙人ジョーンズ 地上の星篇、宇宙人ジョーンズ 屋台篇、
宇宙人ジョーンズ 知事篇、宇宙人ジョーンズ 刑事篇

2位
江崎グリコ アーモンドプレミオ、バンホーテンディアカカオ「OTONA GLICO」
再会篇、テスト篇、仕事&屋台(ライバル)篇、兄妹の今(兄の想い)篇

3位
相模ゴム工業 サガミオリジナル「LOVE DISTANCE」

4位
大和ハウス工業 ダイワハウス「なんでダイワハウス?」
ダイワハウスが言えない男篇、言えない男 新築祝い篇

5位
リクルート ホットペッパー「スヌーピーとカエラ」

6位
読売新聞 読売新聞「駅伝・お正月家族」
セキュリティー篇、映画篇、あたたかい家篇、お弁当篇

7位
富士ゼロックス 富士ゼロックス「Balloon」

8位
トヨタ自動車 オールトヨタ「こども店長」
登場篇、エコカーの減税篇、浦島太郎篇、ファッションショー篇

9位
小原歯車工業 小原歯車工業「きしむ人々」
キッチン篇、オフィス篇

10位
サントリーホールディングス プロテインウォーター「マッチョA」


10位の「♪細マッチョ ゴリマッチョ」はボクらも昨年の忘年会の出し物でやりました。

これは内緒のファンの方限定の記事でしたけどね。

8位の「こども店長」は昨年の流行語に選ばれていましたね。
やっぱり不況と言っても、まだ広告が流行を作り出す力はありました!

6位の「読売新聞」のCMは見たことなかったのですが、
「ソフトバンク」の例の家族(上戸彩はいなかった・・・)が読売新聞に
掲載してある広告について語るというもので、

こういった新聞という印刷広告媒体と、TVという電波広告媒体がコラボレーションして、
広告の大切さを伝えるというのはこれまでに無かったと思われる手法で、
さらに、国民的家族になりつつあの家族を使ったエンターテーメント性が
本家「ソフトバンク」のCMを抑えて光っていました。

多分オンエア期間が短かったせいでこの順位だと思いますが、
シリーズ化されていたらもっと上位にいったと思います。

ボクの中ではこれがグランプリかなぁ・・・?

4位の役所広司が「ダイワハウチュ」って言っちゃうCM。
これは広告賞を狙ってるなぁ・・・なんて思っちゃいまチた。

2位はとっても印象に残った「サザエさん一家のその後」を描いたCMでしたね。
なみ平とふねの孫タラちゃんが、小栗旬になるなんて・・・
タラちゃんまだ隔世遺伝はなく、頭髪はありました。

カツオは相変わらずのカツオで、とてもうれしくなっちゃいましたが、結局これって何のCMでしたっけ?


そして、1位のグランプリはやっとシリーズ3年目にしてグランプリに輝いた「宇宙人ジョーンズシリーズ」!

普通、シリーズものだと見慣れてくるので段々とパワーダウンしていっちゃったりするのですが、
これは年々力強くなっていっていますよよねぇ。

世の中のことを皮肉りながら映し出し、
やっぱり人間って素晴らしいと気付かせてくれるところがいいですよねぇ。

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最後にはパンフレットに書かれた数字で、新潟日報や県内各TV局のグッズが当たる、
「お楽しみプレゼント抽選会」がありましたが・・・

ボクはこんなところで運は使いませんよ~!



・・・15秒とか30秒とか、短い時間に企業の思いや制作者の思いがたくさん凝縮されたCM。

当たれば爆発的に流行を起こす可能性もあれば、
ハズレれば商品が売れないだけでなく会社がぶっ飛んでしまう可能性もあるCM。

そしてその時代を作ったり、ダイレクトに投影されているCM。

だからこそれだけにCMって面白かったりしますよね。

皆さんは好きなCMってありますか?