雪国の光のおもてなし

いや～、降りつづけてますねぇ、雪。

雪国新潟の本領発揮と言ったところでしょうか？

さすがに雪に慣れている新潟でも、今朝の交通網はマヒしてましたよ。

電車も遅れ、道路も大渋滞。

いつもバス通勤で30分のボクも、今日は1時間以上かかってしまいましたよ。

今も降りつづけていますが、どこまで積もっちゃうのでしょうね。

今日は写真の新潟駅万代口とは逆口の方のお話なのですが・・・

先週の金曜日、12/11に新潟駅南口のこの季節の風物詩、
けやき通りの「2009NIIGATA光のページェント」が点灯されました♪

それでさっそくこんな雪になる前の先週末に見てきましたよ。

新潟駅の南口は地元では駅南（えきなん）と呼ばれていて、ビッグスワンのある方面ですよ。

昨年もレポートしましたこの「NIIGATA光のページェント」は
今年で22回目を迎える定番イベントで、新潟の方はこの光の点灯があると、
『いよいよ年の瀬も迫ってきたねぇ』なんて思います。

駅に向かう道と垂直に交わるけやき通りの街路樹約200本を約26万個のイルミネーションで彩り、
光のアーチが車や歩行者を幻想Iな世界に誘いますよ。

写真は新潟駅を背にして右側を見た風景。

目の前にはお気に入りなケーキ屋さん、「アンレミュー」がありますね。

こちらは、ちょっと車通りの多い、駅を背にした左側の道です。

今回の「光のページェント」で消費される電力の約1/4は
バイオマス発電や風力発電などのクリーンなエネルギーでまかなっているそうですよ。

またここ最近、どこもイルミネーションの輝きは
電球から故障しにくく発熱の少ない省電力のLEDを使用してきていますよねぇ。

先日ご紹介しました「万代ロマンチックサーカス」もそうですが、
一昔前の派手で煌びやかなイルミネーションから、
地球と環境のことをテーマとしたものが多くなってきていますね。

この「光のページェント」も徐々にLED化をしてきているのですが、
近年開発が進み、様々な色が出せるようになってきたLEDの「ロウソク」色で統一し、
新潟らしい素朴でやさしくあたたかい光で包み込んでいるのです。

運転手さんはうっとりうっかりよそ見をしないように注意してくださいね。

こちらの通りは無国籍ダイニング居酒屋「楼蘭」も、
白いイルミネーションで着飾っているのが目立ちました。

ボクが撮影した日もボーナス後の週末だったことで、この不景気なのに多くの人が街に出ていましたよ。

もらってる人は、不景気関係無しにもらってますもんね。

また、カメラと三脚を持った人も多くいました。
ボクはこの時、三脚を持ってなかったのでちょっとブレていますが・・・

12/11（金）に行われた点灯式ではミニライブやサンタからプレゼント、人力での点灯イベントや
ホットワインやお汁粉などのあたたかい食べものが用意されていたそうです。

また、12月22日(火) 冬至の日の20時～22時はこのきらめきが全て消灯されるんですよ。

この日は全国各地でも一斉に電気が消灯され、「100万人のキャンドルナイト」という
省エネや平和、未来を考えるイベントが行われる日で、

新潟駅南中央広場では、アーティスト作のメインキャンドルや
手作りペットボトルキャンドルなど、約1500個のロウソクが新潟駅前に灯ります。

皆さんがお住まいのところでも「100万人のキャンドルナイト」のイベントがあるかもしれませんね。

さてさて、けやき通りの光のトンネルを上を見ながらゆっくり歩いていると
こんなかわいらしい光を見つけました。

「ハート型」のイルミネーションです。

「ハート・イルミネーション写真コンテスト」～けやきの小枝に幸せ見つけた！～

・・・と題して昨年もやっていた企画なんですが、

この「ハートのイルミネーション」の写真を撮って「光のページェント実行委員会」に送ると、
優秀作には賞品が出るそうですよ。

ぜひ、見に行かれた方はチャレンジしてみてくださいな。

『でも、「ハート」がどこにあるかは、秘密だよ。』・・・だそうです。

昨年は見つけられなかったんだよなぁ・・・

この「2009NIIGATA光のページェント」は来年の1/11日(月・祝)まで
毎日17時～24時20分に行われています。

なんで、24時20分という中途半端な時間までかと言いますと、
新潟駅着、新幹線の最終が23時51分着なのです。

終電で新潟に来られた方や、帰ってきた方をあたたかい光でお迎えしてからの消灯なんですね。

今日のように雪が降りそそぐこれからは、けやき通りの足下は真っ白なラインになり、
頭上にはキャンドルの灯火のようなトンネルがあたたかに包み込みます。

それは、きびしい雪国の終着駅にふさわしい、旅人へのおもてなしの光です。