おしどりミルクケーキ | 馬の会長日記

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「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

先日のお義父さんの三回忌に山形の叔母さんがきたのですが、
その時に持ってきたご当地グルメのお土産がとっても懐かしく美味しかったので思わず調べちゃいました。

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「おしどりミルクケーキ」です。

この山形の名物が描かれているレトロなパッケージもいい味だしてるでしょ?

これは甘い練乳にカルシウムを加えて、板状にしたお菓子です。

1919年に山形県高畠町にある「日本製乳」という会社の商品なのですが、

この会社は「おしどり粉ミルク」という国産初の「粉ミルク」を生産したスゴイ会社なのです。

そして、粉ミルクの生産の際に出る副産物に加糖したところ、
美味しかったので商品化したのがこの「おしどりミルクケーキ」なんだそうです。

これを山形地区限定で売り出したのですが、いまや山形名産の土産菓子として全国に知られるようになり、

90年も変わらない懐かしい味として親しまれているんだそうですよ。

現在の「日本製乳」は「森永乳業」の子会社という関係だそうです。

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味は不二家のソフトキャンディー、ミルキーみたいな感じです・・・

って言っても、『ミルキーはママの味~♪』って歌っていたので、
『ママの味』って言われてもわかりませんよねぇ

とにかく、乳製品の大好きな人にはたまらない、濃いミルクの香りです。


食感はミルクケーキと言っても「カリカリ」っとして固く、
歯ごたえのあるクッキーのような飴のような感じで、口の中でほんのりとやさしく溶けていきます。

日持ちするのでお土産として最適なのですが、
あまり雑にあつかうと板状なので、割れやすいので注意が必要ですね。


現在ではその素朴な味が人気になり、定番のホワイトに加え様々な味がでています。

イチゴ、ヨーグルトや、チョコレート、コーヒー 、抹茶 、りんご、ブルーベリーや
山形名産のサクランボやラ・フランスの味など10種類もあるんです。

ちなみに、どの味も1袋に8~10本入りで210円。
味によって入っている数は違います。

今回ボクが食べたのは「ミルクケーキホワイト詰合せ 1箱48本入り」の1,050円のものです。

また、「ミルクケーキ」の姉妹品として最近出た「サクサクミルクチップ」は、
まろやかなミルク風味とサクサク食感を手作りで出したものらしいです。

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ちなみに「オシドリ」は山形県の県鳥なのですが、
山形県では県鳥を選ぶ当時、県民から投票をしてもらって決めたのです。

しかし、当時すでに「おしどり粉ミルク」などを出していた
「日本製乳」の社員が組織票を入れたという噂があります。

ま、それほど山形県に影響を与えた会社ってことですね。


今年の春に行ったモンテディオ山形戦への遠征で、山形ご当地グルメ調べて食べたつもりでしたが、

隣の県なのにまだまだ知らない美味しいもんがたくさんあるんですね。


おかげさまで来年もモンテディオ山形戦があることになりましたので、

山形遠征の際には勝利の戦利品として、
この生乳の風味と成分をそのまま固めカルシウムたっぷりで栄養満載、
そして、懐かしくて甘いお菓子「おしどりミルクケーキ」を買って帰りたいと思います。