J1リーグも早いもので第34節、とうとう最終戦になってしまいましたね。
試合開始直前から強い雨が降り出した東北電力ビッグスワンスタジアムで行われたのは、
今季の初戦のカードと同じ「アルビレックス新潟vsFC東京」です。
今季の初戦のカードと同じ「アルビレックス新潟vsFC東京」です。

第33節終了時にFC東京は5位でアルビは8位。
お互い優勝は無いけどFC東京は順位を上げればまだACL出場の可能性があるし、
我がアルビは離れているようですが、勝ち点は3差なので勝てば得失点差で逆転ができるのです。
そして、順位が7位以上であれば賞金が出るので、是が非でも勝ちたい。
そして、順位が7位以上であれば賞金が出るので、是が非でも勝ちたい。
お互いがいつも以上に勝ちが欲しい1戦なのです。

最終戦ということもあり、FC東京のサポーターの方々もたくさん来てくれています。
入場者数33,984人はこの日行われた試合の2番目に多い人数ですが、
優勝がかかっている「柏レイソルvs川崎フロンターレ」が
10,135人しか入ってないのにはちょっとビックリしました。
優勝がかかっている「柏レイソルvs川崎フロンターレ」が
10,135人しか入ってないのにはちょっとビックリしました。
・・・ところで、FC東京の『sexy football』ってどんなサッカーなんだろうか?

今節はアルビの大黒柱である勲が累積、ゲームメーカーであるマルシオや、
得点源の中心である大島がケガで、チームの状況としては最悪・・・
得点源の中心である大島がケガで、チームの状況としては最悪・・・
しかし、『共に闘う、共に羽ばたく。』を掲げ、出ている選手だけでなく全員一丸となって闘うことを誓い、
J1リーグ最終戦が全会場15:34に一斉にキックオフしました!
第1節では相手のホームで「4-1」とアルビにとって
初めての開幕戦白星をプレゼントしてくれたFC東京ですが、
シーズン中に自分たちのサッカーが確立され、ナビスコカップのチャンピオンにまでなった強豪で、
まったく別のチームだと思って気を引き締めて臨まねばなりません。
初めての開幕戦白星をプレゼントしてくれたFC東京ですが、
シーズン中に自分たちのサッカーが確立され、ナビスコカップのチャンピオンにまでなった強豪で、
まったく別のチームだと思って気を引き締めて臨まねばなりません。

・・・と、思っていた矢先の前半12分、FC東京の平山相太選手が落としたボールに
中村北斗選手にうまいこと反応され先制点を与えてしまいました。
中村北斗選手にうまいこと反応され先制点を与えてしまいました。
ん~今年のアルビの苦手なパターン・・・
先制を許して引かれた相手を崩せない。
先制を許して引かれた相手を崩せない。
立ち上がりが悪くなかっただけに、痛い1点でしたね。

鈴木淳監督率いるアルビレックス新潟のホーム戦はこの日で最後です。
その淳さんのためにも、負けることは許されませんよぉ。
雨足の強まる中ボクらサポーターもピッチの選手たちも攻めて攻めて攻めまくりました。
ガムシャラです、はっきり言ってへたくそです。
パスだって相手に贈るし、競り合って体をぶつけては吹っ飛ばされます。
パスだって相手に贈るし、競り合って体をぶつけては吹っ飛ばされます。
正直言ってプロの試合とは思えないほど技術的に最低に見えました。
「寒い、寒すぎる」
その試合内容にと雨風に心身共に冷えましたよ・・・

いくらつづけてもこれ以上ゴールには近づけないという雰囲気に会場全体が包まれていた時、
今季でこのチームを去ることが決定している2人が入りました。
今季でこのチームを去ることが決定している2人が入りました。
後半33分に千葉からディビッドソン 純マーカス。
後半38分には三門から松尾直人。
後半38分には三門から松尾直人。
この2人のビッグスワンでアルビとしてプレイする最後の試合という意気込みにかけてみたくなります。
そして、その祈りは試合終了間際にとどきました。

後半44分、松下のコーナーキックがゴール前でもつれたように見えたと思ったら、
FC東京側のオレンジゴールネットが揺れました。
FC東京側のオレンジゴールネットが揺れました。
ゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーール!!
土壇場で追いついたぁ!
でも、いったい誰がゴールしたかわからなかった・・・
なかなかいつもの「GOAL!」という画面の後に出てくる得点した選手の顔がスクリーンに映し出されない。
誰だ? 得点したのは?

松尾直人!!
その瞬間、ボクの目頭が熱くなったと共に、会場全体がこの寒さを忘れるほど熱くなっていきました!
まだ終わりじゃない!
もう一点!
あと一点だ!!
こんなにビッグスワンが一体になったのは何ヶ月ぶりかもしれない。
もしかして、ホームで勝てなかった原因は、忘れていたこれなのかもしれない。
もしかして、ホームで勝てなかった原因は、忘れていたこれなのかもしれない。
これが、東北電力ビッグスワンの力だったのではないでしょうか?
今季、アウェイで勝ち星を重ねたてこれたアルビが、ホームでは何が足りなかったのか?
今気づいた気がします。
今気づいた気がします。

松尾の最後のメッセージを受け取った1分後、
雰囲気の変わった会場に今年のJ1リーグを終える笛が鳴り響きました。
雰囲気の変わった会場に今年のJ1リーグを終える笛が鳴り響きました。
その瞬間、選手たちは水溜りになったピッチに足から崩れ落ちたのですが、
それは心情的なことではなく、体力的に限界を超えてしまった様に見えましたよ。
それは心情的なことではなく、体力的に限界を超えてしまった様に見えましたよ。
「あきらめの悪いサッカー」
これがアルビの本来の持ち味だったはずです。
結果「1-1」の追いついてのドローです。
天候も試合内容も最悪最低の最終戦がこの松尾の1点で救われた気がしました。

試合終了後にはJ1リーグ閉幕セレモニーが行われました。
これでホームでの鈴木アルビは終了です。
4年間一緒に闘ってきましたが、今季は初の首位にも立ち、
途中ACLという文字が目の前にちらつきいてワクワクさせてもらえました。
途中ACLという文字が目の前にちらつきいてワクワクさせてもらえました。
しかし結局、勝点50の8位という順位で賞金もあと一歩でもらえません。
思い返してみれば、今季は後一歩で勝ち点を逃した試合がいくつもありました。
悔しいけれどこの8位という順位は今の一歩足りないアルビにはふさわしいのかもしれません。
悔しいけれどこの8位という順位は今の一歩足りないアルビにはふさわしいのかもしれません。

「鈴木監督と歩んだ4年間忘れない。鈴木アルビFOREVER」
賛否両論ありましたが、鈴木アルビでいろいろ夢を見させていただきました。
昨年は残留争いにヒヤヒヤしましたが、3トップで攻撃力を増しての快進撃で首位を経験し、
後半はシステムを変え堅守で失点31はリーグで鹿島についで17位というチームになれました。
後半はシステムを変え堅守で失点31はリーグで鹿島についで17位というチームになれました。
あと、今年優勝した鹿島アントラーズに勝ち点を唯一1つも渡していないということも誇りです。
鹿島アントラーズの皆さま、リーグ3連覇の偉業、おめでとうございます♪
途中、不調の時期があったのに何だかんだ言って優勝しちゃうんだもんなぁ・・・スゴイっすよ。
途中、不調の時期があったのに何だかんだ言って優勝しちゃうんだもんなぁ・・・スゴイっすよ。

昔その鹿島に在籍していたウッチーからゴール裏でサポーターに挨拶がありました。
『元旦は、国立に行くぞ!』
そう、今年のホームでのアルビは終わりだけど、今年のアルビはまだ終わりじゃないんです。
天皇杯というタイトルを目指してまだまだ鈴木アルビは続きます。
人が減ってきたビッグスワンに「国立にいこう!」コールが響き渡りました。
人が減ってきたビッグスワンに「国立にいこう!」コールが響き渡りました。
次のアルビの天皇杯は準々決勝、12/12(土)にアウトソーシングスタジアム日本平で
「清水エスパルス」戦です!
「清水エスパルス」戦です!

最後にこれでビッグスワンとお別れする淳監督と、純マーカス、松尾、
ジェルソンコーチが胴上げされましたが、
まだまだ彼らにはあと3試合アルビにいてもらいましょう!
ジェルソンコーチが胴上げされましたが、
まだまだ彼らにはあと3試合アルビにいてもらいましょう!
今年のアルビレックス新潟はまだ終わらない。