会津の懐かしい風景 | 馬の会長日記

馬の会長日記

「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

先日の11/23(月)は勤労感謝の日でしたね。

3連休の方も多かったと思いますが、普段ガンバって働いている方に、
またはそんな自分に、労いの時を過ごされたりしたんでしょうか?


この3連休、新潟は2日目だけは爽やかなお天気に恵まれたのですが、
ボクは訳あって出かけられず、最終日ぐらいはと、陽がさしたり、
雨が降ったりのハッキリしないお天気の中、思い切ってお隣の県、福島は南会津まで車を走らせました。

今回の目的はただ一つ!

以前から一度は行ってみたいと思っていたここです。

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国の重要伝統的建造物群保存区域に選定されている「大内宿」です。

いい感じでしょう♪

「大内宿」はかつて江戸時代に日光と会津若松をむすぶ会津西街道、
別名、下野街道の宿場として多くの人が訪れて賑わったところで、
今も宿からお土産屋さんや飲食店と形は変えても、ほぼ当時の姿のまま旅人を迎えてくれます。

この心地よい景色はまるで時間が止まってしまったような気がしますね。

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ここは最近たいへん人気の観光スポットで、連休や紅葉の時季は尋常じゃないほど混雑するんですよ。

以前、紅葉の時季にこの辺を通ったら、大内宿の駐車場に入るまで
4~5時間はかかるんじゃないかって思うほどの大渋滞を逆車線で見ました。

なので、連休でしたが、紅葉も終わり、お天気も優れない時で逆に良かったかもしれません。

念には念を入れて、渋滞するという表通りの国道121号を通らず、
裏道である、県道131号「大内宿こぶしライン」を通ってきましたよ。

表通りより長い峠道なので冬場はおすすめできませんが、いいシーズンの時はこちらからがおすすめです。

それに、駐車場も有料の近いところはあるのですが、
もう少し上に、「大内宿」まで歩いて3分位の無料駐車場があるんです。

ボクはそこに車をとめてのんびりと自然を堪能しながら歩きましたよ♪

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趣のある茅葺屋根が450mに渡り両側にほぼ均等に整然と並ぶのは、
敷地95坪、建坪40坪と決められていたからだそうです。

その建物の前には清流が流れる水路があって、ラムネや野菜などが冷やされていました。

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きっとこの水路は、雪深いこの地域では雪を捨てるために活躍すると思われます。

また、茅葺屋根ということで、これだけ建物が並んでいることもあり、
もしもの火事の時はすぐに対応出来るようになっているんでしょうね。

保存区域になって観光地として賑わってきたので、屋根を瓦から茅葺に戻す家も多かったそうですよ。

そして、それぞれの屋根の上にはこんなものが書いてあるのを発見しました。

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「水」。

火が起きないよう、村人たちの願いが込められているおまじないかなぁ?

村の中心には火の見櫓と鐘があり、ホントに火を恐れていたことが伝わってきましたよ。



お土産屋さんでは、工芸品見たり、地元の美味しいもんを口にしたりしましたぁ。

そこで驚いたのがこれ!

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どっかで見たことありますよねぇ!?


そうですよ、飛騨の「さるぼぼ」ですよ!

いいのぉ? これ・・・そのまんま?
これ、明らかに飛騨の影響受けてますよねぇ・・・

「さるぼぼ」だけじゃなく「兎ぼぼ」や「蛙ぼぼ」、「飛牛?ぼぼ」までいますよ。

会津には会津なりの伝統工芸、「赤ベコ」とか「起き上がり小法師」、「唐人凧」、「野沢張子」、
「中ノ沢こけし」とか会津には色々あるのになぁ・・・

ちょっとビックリですが、
もし、これがそれぞれ離れた土地で同じ考えのもと、
ほぼ同じものが生まれたとしたら、そりゃあ、そっちの方がビックリですよねぇ。


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あと、ここで買い食いしたのは、ビッ栗ついでに「焼き栗」です。

これは地元で採れた栗じゃないらしいのですが、モンブランなどに使うヨーロッパの栗で、
とても甘くて美味しかったですよぉ。

甘い香りに誘われてついつい誘われてしまいました・・・


さらに寒い時のボクらの定番「甘酒」です♪

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もちろん車なのでアルコールが入っていない事を確認しましたよ。

麹のつぶつぶが最後まで飲めないぐらいたくさん入っていました。

その他にも「栃もち」や「手焼きせんべい」、「ネギそば」、「漬け物」、「地酒の振る舞い」などなど、
絶対歩いているだけでは済みそうもない誘惑だらけの通りですよ。


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この集落の一番奥の山の中腹には「子安観音」や「三仏堂」、「正法寺」などがあり、
そこにみんな急な階段をのぼってお参りがてら、この「大内宿」を一望していました。

もちろんボクものぼり、しっかり写真を撮ってきましたよ。

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まるでタイムスリップしたかの様な古き日本の賑わいに、ゆったりと浸かった連休最終日。

また、次の日から新たな時代の賑わいをボクらがつくっていくんだと思った
勤労感謝の日の出来事でした・・・





! ・・・ん、こんな感じでキレイにまとめるのってダメ?

やっぱりボクの旅には欠かせないアレがないと落ち着かないッスよねぇ。
ちゃんとアレはおさえてきましたよ。

んじゃあ、つづきは書けたら明日ということで・・・