さよなら「ポールさん」 | 馬の会長日記

馬の会長日記

「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

ガッビ~~~ン!!

バッグが壊れてしまいましたぁ・・・


今日は始発の新幹線で東京出張と朝早いのでもう寝ようと思ってます。

なので、まだ整理できてないこの3連休のお話ではなくて、
昨日の「車が調子悪い」つながりで、また壊れた話です。

ホント、ボクはよく壊れるなぁ~・・・

今回壊れたのは12年ほど使ってきた「ポール・スミス」のビジネスバッグです。

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別に「ポール・スミス」だからって高いやつじゃ無いんです。

社会人になって、やっぱりビジネスバッグっていうのが必要かなぁ・・・
なんて思って初めて買ったものなんです。

それまで、「ナイキ」とか「アディダス」とかのスポーツブランドを気にすることがあっても、
ファッションブランドなんてまるで興味なしのボクでした。

今も無いですが・・・


でも、社会人になったことだし無理してボクのファッション起源である「上野のアメ横」から、
ちょっと勇気を絞って「上野のマルイ」のメンズの階を訪れてみたのですよ。

ドキドキしましたよ・・・だって店員が話しかけてくるんですもん。

色々商品を手にしては、そのセールポイントを解説してくれるんです。
しかも丁寧に・・・


ここに並ぶほとんどの商品がアメ横に比べて高いってイメージがあるんですよ、ボクには。

これまでのボクの身の回りのものよりもいい商品なのもわかってますよ。

でも、いろいろ説明うけて「素晴らしい!」と思っても値段がかわからなければ
怖くて「じゃぁこれをください!」って言えないですよねぇ・・・

だから店員が近づくより先に値札を見ないと大変なことになってしまいますよ。


高いとわかっていれば店員が近づいてきても、他のところに行けばいいのですが、
「これ、いいなぁ・・・いくらだろう?」って思っている時に捕まると、

離れようにも離れられず「あ、あぁ・・・それはいいですねぇ・・・」と
本気でそう思って返事をしていながらも、値段が気になって気になってしょうがなく、
店員の隙を見て「値札なんか気にしてませんよ~」と仕草をしながら値札をチラ見したりします。

そしてそこで思ってたよりも高かった日にゃあ、
いきなり豹変して「高いのでいりません!!」・・・とはいえませんものねぇ。

そんなこと言ったら『チツ! 庶民のくせにマルイに来るなよ! アメ横に帰れよ!』
って思われるのが悔しいじゃないッスかぁ!

・・・大げさですが、当時のボクとってはそれぐらいマルイの敷居が高かったのですよ。

そんな思いで買ったこの「ポール・スミス」のビジネスバッグは
一見なんの特徴もないシンプルな感じなのですが、ファスナーをあける部分が
この様にドロップ型になっているのです。

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真面目なビジネスな感じでも、こういったチャーミングな「ポールさん」に一目ぼれをしてしまいましたぁ♪

しかも、中は遊び心たっぷりに派手なパープル、
まだ学生気分を引きずっていたボクにはピッタリでした。

さらにさらに、ビビっていた値段も、ナイロン製ってこともあって思ったほど高くなく、

『♪誰にも内緒で お出かけなのよ 何処に行こうかな~ ok! you got it!』

って、感じではじめてのファッションブランドのお買い物を無事終えることができたのです。

そんな出会い方をした「ポールさん」と共に、銀座で数年仕事をし、
転職した新潟でも共に毎日働いてきたのですよ。


そして、そんな12年間の思い出が詰まった「ポールさん」のチャックが
とうとう壊れてしまったのです。

実はこのファスナーが壊れたのは2度目。

1度目はお金をかけて修理したのですが、さすがにナイロン製だけあってファスナーだけでなく、
表面も擦り切れ、見た目もボロボロ・・・

とてもやり手のビジネスマンには見えません。

「ポール・スミス」さんも、これを見たら思わず「指パッチン」をしてくることでしょう。

って、それは「ポール」違いだぁ・・・

で、とうとうこの12年間付き合ってきたバッグとお別れをすることを決心しました。

さよなら「ポールさん」、ボクを立派な社会人にしてくれてありがとう・・・



今は、お付き合いのあるのはこのバッグだけでは無いのですが、
やっぱり、1つサヨナラしたら、もう一つ欲しくなりますよねぇ。

そこで、買ったのがこれです!

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「ニュー・ポールさ~ん!」

・・・って、同じかよっ!


結局、「ポールさん」のことが忘れられず、まったく同じシリーズのものを買ってしまいました。

過去を引きずる男って、女々しいですね。

でも、驚きだったのは12年経った今でも、このモデルが健在だったんですね。
あのファスナーのドロップもそのままです。

しかも、肩掛けのところは取り外し可能になり、ネジレも直せるように進化しています。

きっと、このモデルって価格も手が出やすいし、人気定番商品だったんでしょうねぇ。

・・・こうして、ボクと「ニュー・ポール」さんのビジネスライフが再び始まるのでした。

明日の出張も「ニュー・ポール」さんと行ってきまぁ~す♪



おしまい。





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・・・実は、気に入ったので同じドロップ型ファスナーの、
リュック型「ポールさん2号」も持っていたんですよ。

・・・おやすみなさいです。