駅前に「七福神」が舞い降りる | 馬の会長日記

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「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

最近、開発が進んできた新潟駅前に、また新たな名所が誕生しましたぁ♪

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「新潟駅」の万代口を出て左側の万代シティにつづく道、
「弁天通り」に「七福神」の9つのモニュメントが現れましたよ。

モニュメントが9つなのは、7人(7神?)の「七福神」の他に、
このような集合した宝船のモニュメントがおよそ150mの通りの入り口と出口に
1つずつ設置されているからなんです。

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この高さ各1.6m位のブロンズ製のモニュメントは「弁天通商店街」の組合が、
地域の活性化を目指して国と市の補助を受けておよそ3500万円をかけて設置したそうなんですよ。

ドコの都市も郊外の大型ショッピングモールにお客が流れているので、
再び賑わいを取り戻すために必死です。


まずは新潟駅側から進むと、宝船のモニュメントの向かい側のこの「弁財天」が迎えてくれます。

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【弁財天】

「大河を司る女神。悪声を変じて美声に変える。
音楽、芸術を司る才知弁舌の神。商売繁盛、芸道富貴の福徳を授けてくれます。」
・・・と足元に書いてありますよ。

言うまでも無くこの「弁天通り」名前の由来になった神様なのですが、

なぜ弁天様なのかと言いますと、信濃川の中島のこの場所はかつて流作場と言われていました。

江戸時代に川の安泰や港の繁盛、当時流行った病の原因、ツツガムシ除けを祈念して、
大河の神様である「弁財天」の祠がこの場所に建立されたことが起源なんだそうです。


「弁財天」からちょっと歩いた向かいのラーメン屋の前には「寿老人」が微笑んでいます。

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【寿老人】

「白髪の老人の姿をした中国宋の時代の仙人の化身。人々に延命長寿の福徳を授けてくれます。」
全てのモニュメントの横には夜になると青いイルミネーションが輝き、
夜も賑やかな商店街を演出しています。


さらにその向かいには「毘沙門天」が勇ましい姿で立っています。

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【毘沙門天】

「三叉の槍をたずさえ、疾病や災難を除き、人々に富貴を与える守護神。
勇気授福の福徳を授けてくれます。」
この写真は11月6日に行われた除幕式直後のイベントの様子です。

会場ではオープニングセレモニーやミニライブ、
オリジナル七福神グッズの販売や、屋台でビール1杯100円で飲めたり、

「七福神」に扮した人ととジャンケン大会などなど行われ、
福を呼び込む新たなシンボル誕生に盛り上がっていました。


その「毘沙門天」から道路を1本渡った向かいのお寿司屋の前には「布袋」が笑ってます。

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【布袋】

「大きな袋をたずさえ、太鼓腹で常に笑顔の和尚様。清廉潔白、大気度量の福徳を授けてくれます。」
この「布袋様」もそうなのですが、よく見ると右手にはお賽銭がのっています。

胸元に手をかざしている「毘沙門天」や「寿老人」の上にものっていて、
さっそくこの可愛らしい神様にも、街の活性化のご利益の期待がかかっているのが分かります。


「布袋」からちょっと進んでみると、誰かに寒いといけないと
マフラーをかけてもらっている「大黒天」がいました。

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【大黒天】

「小槌と大きな袋で限りない財宝と糧食を人々に与える神様。有福蓄財の福徳を授けてくれます。」
この可愛らしい「七福神」のモニュメント・デザインは、
公募によって集められた約30点の作品の中から、日本アニメ・マンガ専門学校で
キャラクターデザインを学ぶ川原有貴さんという学生の作品が採用されたそうです。

七福神の集合像の背面にもその作者名が刻まれていて、この像がある限り永遠と残されていくんですね。

学生なのにスゴイですよねぇ~


「大黒天」からちょっと進んだ向かい側には、飛びっきりのエビス顔でお出迎えのこの方が・・・

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【恵比寿天】

「大漁追福、商売繁盛の神。いつも「えびす顔」で、笑顔愛敬、和顔愛語の福徳を授けてくれます。」
そういえば有名なマンガ家をたくさん育ててきた新潟の地には
この「弁天通り」の「七福神」像よりも前に、名物通りがありましたね。


繁華街、ふるまちモール5の「マンガストリート」には、新潟出身の水島新司が描いたマンガ、「ドカベン」などに登場する、
山田太郎や岩鬼正美、殿馬一人をはじめ、岩田鉄太郎、水原勇気、里中智、影浦安武の
7つの人気キャラクターブロンズ像が並んでいるのです。

新潟に訪れた県外の方は、この新しく出来た「弁天通り」と
「マンガストリート」を合わせてご覧いただくと充実感が得られると思います。

・・・たぶん。

そして最後の七福神、「福禄寿」が大きく手を広げて見送ってくれています。

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【福禄寿】

「幸福、俸禄、長寿の三徳を授ける道士様。
南極星の化身とも言われ、招徳人望の福徳を授けてくれます。」
『おさいふにも、おなかにも福を!』のスローガンで、

「新潟駅前弁天通商店街」は毎月第3月曜日に「弁天七福デー」と称して
「七福神」ののぼりが出ている協賛店でいろいろなサービスやイベントを企画する予定だそうです。

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近ごろ新潟市、特にこれまでの中心街では、老舗のデパートや親しまれたショッピングビルなどが
どんどん撤退していっています。

大きく賑やかな名所ではありませんが、
この様に少しでも昔からある商店街が元気になるのはやっぱりうれしいですね。

この駅前商店街に、福が舞い降りてきますように・・・