飛騨川せせらぐ温泉街 | 馬の会長日記

馬の会長日記

「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

遅い夏休みに出かけた3泊4日「福井&岐阜旅行」の2泊目は、
この旅最大の目的「日本三名泉」の1つ「下呂温泉」に行き、

老舗の旅館「小川屋」さんで美味しいモンや、いいお湯を堪能しました。

そして、昨日の記事から少し時間を戻して、「小川屋」さんの夕飯でお腹いっぱいになったボクは、
身体を軽くしに夜の「下呂温泉街」に繰り出しました。

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真ん中に川が流れ、ガス灯が照らして金色にきらめく平日の温泉街は人もまばらで、とても神秘的でしたよ。

「下呂温泉」には無料ではいれる「足湯」が数ヶ所設けられていて、
まずは白鷺橋たもとの「旅館会館」1階にある足湯、「足湯の里 ゆあみ屋」に浸かりました。

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ここの館内ではショップやカフェもあるのですが、お店は21時までだったのでギリギリ閉まっていました。

ここにはお目当ての有名ご当地グルメもあるとリサーチ済みなので、明日もくることにしましょう。

足湯は24時間やっているのがうれしいですね。

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つづきまして「ゆあみ屋」から坂をのぼってすぐ並びにある
「下呂ロイヤルホテル雅亭」の前にある足湯「雅の足湯」に浸かりました。

湯船に浸かる蛙くんがかわいいですが、浮かんでいると聞いていた檜玉が無かったのはもう夜だからかなぁ?

でも、ここの足湯も24時間いつでも入れますよ。

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途中のお土産屋で今夜の入浴後のビールをゲット♪

源泉仕込み「下呂麦酒」です。

『霊峰御岳の麓、下呂市「湯屋温泉」の胃腸に良いと言われ飲用されている
炭酸源泉を仕込水に使用』と書いてありますねぇ。

「下呂温泉」マスコットの蛙くんと一緒にツーショット。

「下呂温泉」だから「ゲロ・・・ゲロゲロ」って訳で蛙くんです。



ちょっと温まったところで、「下呂大橋」を渡り、「下呂駅」の方に行ってみましょう!

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線路の下をくぐる通路は青い照明で照らされ、足元には淡い光が点々と・・・

まるで星空の上を歩く様なちょっとロマンチックな気分もありますが、
気持ちしだいであの青い空間に入っていくのはやや怖くも感じます。

ただこのような演出は人もまばらのちょっとさみしい温泉街から、
駅前に行けば何かがあると期待させてくれます。

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・・・と思ったけど、まったく逆でさらに静まりかえってました。

考えてみればそりゃそうだ。

演出は駅に到着したお客さんの温泉街に向かう道のりを盛り上げるためのものだとわかりました。

やっぱり21時過ぎから外に繰り出してもちょっと遅かったとあきらめ、
お腹の張りも落ち着いてきたので、「小川屋」さんに帰ってゆったりしましたよ。

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そして、「福井&岐阜旅行」の3日目の朝は結構強い雨音と共に訪れました。

残念ながら、昼間の「下呂温泉」は雨です・・・

しかし、せっかく念願の地にいるのだから傘をさしてでも散策しますよ!

そして、まず行ったのはこの「下呂温泉」の象徴ともいえる、
昔は益田川と呼ばれた「飛騨川」の川原にある「噴泉池」です。

ちょっと前までは垣根がなかった気がするんですが、最近たてたんですね。

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ボクも来たからには入ろうと思って水着とタオルをスタンバイしてました。

昔は違ったみたいですが、今は水着着用が義務づけられていると聞いてます。

無料ですが、脱衣場もなく混浴、近くの「下呂大橋」の上から
丸見えなのでちょっと女性は気が引けると思いますが・・・

行ってみるとこの雨の中、すでに男性の方が2人入っていましたよぉ。

って、なぬ??

水着なんてつけて無いじゃないかぁ! スッポンポンの丸出しですよ!


おいおいおい、これじゃあ水着着て入りづらいじゃなおのぉ。

っていうか、女性なんてこんな状態じゃ、この「下呂温泉」の名物すら見ることもできないですよねぇ。

相方なんか近づくことすら出来ませんでした。

ん~どうしようかなぁ? この開放感たっぷりの中で生まれたままの姿になるかぁ?

でも、相方も雨の中川原の入り口で立って待ってるし、浸かったらすぐ出なきゃなぁ・・・


と、悩んでいると数名の若者観光客が服のまま入ってきて、
ズボンの裾だけをまくり上げ、「足湯」要領で浸かり始めたのです。

な、なるほど! かしこい!

ボクもそれでちょっとだけ「噴泉池」に触れることができました。

ホントはちゃんと入りたかったのに、「水着着用」なのか?「スッポンポン」なのか?
統一して欲しかったですよ。

でも、どうやら来年の2月1日からは、水着を着用しないと捕まっちゃうみたいですけでね。

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浴場はしっかりと整備されていて、足場もしっかりしています。
それに24時間入れるのですが、しっかりと清掃もされているみたいですね。

湯口からはこんこんとお湯があふれ出ていて、そこにはコップも置いてあったのでちょっと飲んでみましたよ。

かすかな硫黄臭があるのですが、ほとんど普通の白湯です。

源泉掛け流しだし、下呂温泉街や山々に囲まれていて開放感たっぷりだし、

晴れていたら「飛騨川」の風と、せせらぎが気持ち良いんじゃないかなぁと思いました。

もし次回来る時があったら、今度はぜひ浸かって帰りたいです。

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その後、前日の夜は気付かなかったのですが、駅の方に向かう途中、線路脇にこんなのもありました。

セルフ方式の「温泉スタンド」が5つ並んでいました。

さすが湯量の豊富な「下呂温泉」ですね。

ポリタンクを車に積んだまま、ガソリンスタンドのようにホースを引っ張って購入するみたいです。

お湯は200リットル150円、300リットル200円と安いので、ボクが地元の人だったら利用したいくらいですよ。

単純泉の「下呂温泉」のお湯であれば、風呂釜も痛めないでしょうしね。

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昨夜は閑散とした「JR下呂駅」前も土曜日のこの日は宿泊客の到着で少しにぎわっていました。

夜と同じアングルで撮ってみましたが、なるべく人が写らないように撮ったので
にぎわいはあまり変わらないかなぁ・・・

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駅の前には白鷺のオブジェと、その民話が書かれた石碑がありました。

そこには・・・

むかしむかし

大地が 激しくゆれて

ぴたっと湯がとまり 村の人は

そりゃあ がっかりしたそうや

いくんちか たって

一羽の白鷺がくる日もくる日も

同じ河原に 舞いおりたそうや

ふしぎに思った村人が

近づいていったら

白鷺は空高く 飛んでいった

そのあとにはあついあつい湯が

湧いておったそうや

白鷺は 薬師さまやったと

それから千年 下呂の温泉は

いまも こんこんと出よる


・・・と記してありました。

「下呂温泉」は1000年もの歴史があるといわれていますが、

昔は現在の温泉街から少し離れた「湯ヶ峰」の山頂が湯元だったそうです。
しかし、その後この山が噴火したためそこからお湯が出なくなってしまったそうなのですが、

その後、今の飛騨川の河原で一羽の白鷺が傷口をいやす姿を村人が見て、
そこに湯口のあることに気付いたそうです。

そして、この白鷺は実は薬師如来の化身だったのではないかと思った村人は崇め、
今も「温泉寺」にお祭りしてあるんだそうです。

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そんな歴史ある「日本三名泉」の1つ、雨の降る「下呂温泉街」をブラブラしていますが、

旅といえばその土地の美味しいもんもありますよねぇ♪

この街にも有名なご当地グルメがありますので、それを食べにもう少し歩きたいと思います。

朝食、あんなに食べちゃったけど大丈夫かなぁ?


・・・つづく。