ちょっと遅い夏休みに出かけた3泊4日「福井&岐阜旅行」、2日目のでお昼ごはんは、
「岐阜県」ほぼ中央の清流と名水の城下町「郡上八幡」で食べたいと思います。
「岐阜県」ほぼ中央の清流と名水の城下町「郡上八幡」で食べたいと思います。

おっと、いきなり「名水百選」の第一号「宗祇水」で煎れたお茶に幸運の茶柱が!
こんな縁起よくはじまった今日の昼食はどこでしょう?
ここは、明治13年、郡上八幡で初めて鰻料理屋を創業した老舗「吉田屋 美濃錦」です。

そこから汲み上げた清らかな水の中で、仕入れた愛知県の三河一色産のうなぎを
餌を与えず2~3日泳がせるそうなんです。
餌を与えず2~3日泳がせるそうなんです。
すると身が締まり、臭みが全くなくなるんだそうです。

そんなお店と聞いてきたので楽しみにしていましたが、
まず最初、お店に入る前に駐車場がわからなかったので店員さんに聞くと、
まず最初、お店に入る前に駐車場がわからなかったので店員さんに聞くと、
『その辺に停めてください』とぶっきらぼうに言うので、疑問に思いながらも、もろ宿の入り口に停めたのです。
いざお店に入っても店員さんから席への誘導や接客もしないし、
笑顔もないのでちょっと感じ悪いと思っちゃいました。
笑顔もないのでちょっと感じ悪いと思っちゃいました。
まぁ、いつも並んでいるそうなので、スムーズに駐車も入店も出来たことに
ラッキーだと思わなきゃ、せっかくの旅がもったいない。
ラッキーだと思わなきゃ、せっかくの旅がもったいない。

で、ボクが食べたのは「うなぎ丼」(1700円)です。
お新香と肝すいがついています。
一口食べると、んん~! うなぎの身はフワッフワトロ~リ♪
そして皮はパリッパリ!で香ばしい♪
そして皮はパリッパリ!で香ばしい♪
「ウマい! 美味過ぎる」
風が語りかけましたぁ!
少し濃い味のタレも好き好きはあるとは思いますが、尾張な感じがしていい!
実は、相方はあまりうなぎの独特の臭みが得意じゃないのですが、
ごはんと別になった「うなぎ長焼き」(1700円)をペロリと食べていましたよ。
ごはんと別になった「うなぎ長焼き」(1700円)をペロリと食べていましたよ。
たしかにうなぎの臭みもなく、身も肉厚で素材も良質だと思うのですが、
それだけではなく、割いたうなぎを強火で一気にパリッと焼き上げて風味を封じ込める尾張式の焼き方や、
120年の間変えることなく受け継がれてきたという秘伝のタレの調合は、
まさに神業なんじゃないかと思いましたよ。
まさに神業なんじゃないかと思いましたよ。
そんな、ヒマをもてあました神々の技だと思えば、あの接客態度もかわいいもんです。
少しマイナス点があっても挽回できる・・・そんなに気持ちが豊かになるほど美味しかったんです。
これってスゴいことですよねぇ。
吉田屋 美濃錦 (よしだや みのきん) 岐阜県郡上市八幡町殿町160 郡上八幡の宿 吉田屋 電話:0575-67-0001 営業:11時~14時、16時~20時
美味しいうなぎを食べた後は、やっぱりスウィーツが食べたくなっちゃいますよねぇ。
車を1日500円で停められる駐車場に移し、次にボクが行ったのは・・・

「かぼちゃのがっこう」八幡店です。
ここのお店は、過疎化と高齢化が進み、農家が手入れできない
荒れていくいっぽうの耕作地をなんとか出来ないかと思い、
小さな畑を借りて耕すところからはじまったお店だそうなのです。
荒れていくいっぽうの耕作地をなんとか出来ないかと思い、
小さな畑を借りて耕すところからはじまったお店だそうなのです。
そして、自家栽培でかぼちゃなどの野菜づくりを始めてから4年経った
平成19年にこの場所にあった築100年ほどの古民家を改築して
自家生野菜で作った商品の販売専門店として「かぼちゃのがっこう 八幡店」をオープンさせたのです。
平成19年にこの場所にあった築100年ほどの古民家を改築して
自家生野菜で作った商品の販売専門店として「かぼちゃのがっこう 八幡店」をオープンさせたのです。
そして、そんなお店で食べたのはこれ!

「かぼちゃソフト」(300円)
濃厚だけど甘すぎず、身体に良さそうなとっても素朴な味わいでした♪
その他、自家栽培による野菜をつかったパン、ケーキ、ジャム、お団子などもありましたよ。
「かぼちゃのがっこう」八幡店 岐阜県郡上市八幡町殿町12-24 電話:0575-65-5073 営業:10時~18時(冬期、土曜日以外は10時~17時)
さてさて、次の美味しいもんを求めてボクの足が向かったのは・・・

ここは創業明治20年の伝統の味を受け継ぐお菓子屋さんです。
お菓子といっても主に「肉桂玉」専門店です。
「肉桂玉」って何だかわかりますかぁ?
肉ってつくこの辺の名物はやっぱり「飛騨牛」だったりしますよねぇ・・・
で、ここはお菓子屋さんなので、玉と言えば飴玉です。
そうです、ここは「飛騨牛飴玉」専門店!
・・・な訳ないじゃないですかぁ!
「肉桂」と書いて少年隊の「錦織一清」・・・いや「ニッキ」、「シナモン」の飴玉専門店なんですねぇ。

上質のざらめの砂糖を使った「肉桂玉」(にっきだま)と、
沖縄産の黒砂糖をつかった「黒肉桂」(くろにっき)がメインです。
沖縄産の黒砂糖をつかった「黒肉桂」(くろにっき)がメインです。
もちろん着色料や保存料は一切使っていないませんよ。
試食があったので「黒肉桂」を一粒パクリ。
スタバでよくカフェラテにかけるあのお馴染みの「シナモン」の風味、
もしくは昔懐かしい駄菓子屋で味わった「ニッキ」の素朴な香り。
もしくは昔懐かしい駄菓子屋で味わった「ニッキ」の素朴な香り。
懐かしくもオシャレな気分にさせてくれる不思議な味わいは、
通の方なら口の中に含みながらコーヒーを飲むのが郡上流とおすすめされています。
通の方なら口の中に含みながらコーヒーを飲むのが郡上流とおすすめされています。
ぜひお試しください。
お土産に「黒肉桂」を1缶(150g入缶 525円)買っていくことにしました。
肉桂玉「桜間見屋」 岐阜県郡上市八幡町本町862 電話:0575-65-4131 営業:8時半~20時(冬期、土曜日以外は10時~17時) 定休日:水曜日
また、しばらく歩いていると「やなか水のこみち」の入り口でこんな涼しげな光景に出会うことができました。

なにやら名水の中に色とりどりのお猪口がいっぱい冷やしてあるぞ。
これは「水まんじゅう」と言うそうです。
見た目だけでも涼しそうなデザート♪
見た目だけでも涼しそうなデザート♪
種類はいろいろあり「抹茶」と「柚子あん」(各150円)をたのみましたよ。

お猪口に直接口をつけてそのまま一気に吸って、チュルリンコ!
良質のくず粉作られたのどごしまろやかなお餅を、冷えた名水と一緒に流し込む。
そして、口の中で水風船が弾けるような感じで、中から甘いあんが飛び出てくる、
そんな幸せは真夏の黄色い太陽の下で再び味わいたいと思いました♪
そんな幸せは真夏の黄色い太陽の下で再び味わいたいと思いました♪

150円と「うなぎ丼」の1/10以下のお値段にもかかわらず、
どちらも同じように名水に育まれた「郡上八幡」の味を堪能できました。
どちらも同じように名水に育まれた「郡上八幡」の味を堪能できました。
水まんじゅう「やなか屋本舗」 郡上市八幡町新町959-2 電話:0575-65-6002 営業:9時~16時 定休日:火曜日
ホント、『1つの街でどれだけ食べ歩いているんだぁ!』って思われそうですが、最後に1つ。
やっぱり、ここで買いたいのは名水そのものですよねぇ。

「郡上の天然水」(150円)、「郡上八幡の湧水」(150円)に加え、
名物「郡上おどり」のシルエットがラベルに描かれた「郡上八幡天然水サイダー」(200円)も買いました。
この「地サイダー」はやっぱり美味しい気がします。
炭酸の甘めの味は、あじのあるラベルの通り昔懐かしい味でしたよ。
炭酸の甘めの味は、あじのあるラベルの通り昔懐かしい味でしたよ。
・・・清流と名水に育まれた「郡上八幡」の美味しいもんを食べたら、身体の中も清らかになった気がします。
ごちそうさまでした~♪
お腹も膨れたことだし、もうちょっとだけ腹ごなしに「郡上八幡」を散策しますね。
次行く場所はここ、「郡上八幡の湧水」と「地サイダー」の間から見える場所ですよ。
・・・つづく。