イタリア旅行記XXI「unoミラノ」 | 馬の会長日記

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「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

ボンジョルノォ~♪

イタリア旅行の6日目、けっこう雨が本降りになってきた4/19(日)の午後は、
「期待」と「不安」の狭間の中で最後のツアーの行程「ミラノ市内観光」をしています。


「期待」と「不安」、それは・・・

急遽チケットが手配できることになったイタリアサッカーリーグ「セリエA」の試合、
「ACミランvsトリノFC」を観戦することができかもしれない「期待」。

そのチケットをとるために現地イタリア人に渡してしまったパスポートが、
そまま戻ってこないかもしれないという「不安」。

その審判は今夜くだされるのです。

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そんな気持ちの中向かったのは、
イタリアオペラ界の最高峰とされるオペラ座の「スカラ座」です。

隣接する博物館にはこの「スカラ座」で初演したヴェルディ、プッチーニ、ドニゼッティなどの、
肖像画や楽譜、衣装などゆかりのものが展示されているのですが、

当然ボクはオペラとはまったく縁のない人生を歩んできたので、
まったくガイドさんの説明を聞いてもサッパリでした・・・

感じたのは、デスマスクや髭まで展示してある「ヴェルディ」は
この「スカラ座」にとって特に重要な存在であったことは確かみたいです。


・・・この日のスカラ座の舞台では公演をやっているので、舞台見学はできませんでしたが、
公演の無い明日なら見学できるとのことで、せっかくだからまた明日ここに訪れることにします。

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「スカラ座」の前の広場に出ると「マリーノ宮」をバックに4人の弟子を従えた
「レオナルド・ダ・ビンチ」の銅像が立っていました。

これまで旅してきた地のどこでも「ダ・ビンチ」の名は聞いてきましたが、
ここ「ミラノ」が一番深く関わりがあり、各地を転々としつつも
30~47歳までここを拠点に活動してきたようです。

「ミラノ」には世界的名画「最後の晩餐」がありますしね。


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その「レオナルド・ダ・ビンチ」像の左手側に行くと、
世界一美しいと言われるアーケード「ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世ガッレリア」があります。

って、長い名前!

イタリアの初代国王「ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世」からとった名だそうで、
いわゆるアーケード商店街です。

商店街って言っても、大理石のモザイクの床に、ガラス張りの屋根。

豪華で美しぃ♪
入っているお店は高級店ばかり。

グッチ、ルイ・ヴィトン、プラダの本店などなど、の高級ブランド店がひしめきます。

レストラン、カフェ、バーもあり、その中に庶民のボクでも見慣れたマークもありました。

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「マクドナルド」♪

この「ガッレリア」の中心部はガラスのドームになっていて、
そこから四方十字にガラスの屋根をのせた通路がのびるのですが、
その中心の4つ角にあるうちの1つのお店に、ボクらの「マクドナルド」があるんですよ。

スゲェよ! マクドナルド!

黒にゴールドの「m」マーク。

カッコイイ~♪

どうやら、このなかのお店の看板は黒に金で統一しなければならないみたいです。

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さすがファッションの発信地「ミラノ」!

何もかもオシャレで、スエット+サンダルの様な
「ドンキ・ホーテ」でよく見かけるスタイルなんかじゃとても買い物に行けませんよ。


こりゃ、東京ディズニーランドのワールドバザールもモデルにする訳だ・・・



あと、このアーケード内の床の中心付近に「牡牛のモザイク画」があります。

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この牛の股間にカカトをのせて「クルッ」と回転すると
幸せになれるとか、子宝に恵まれるとか、もう一度ここに戻って来れるとか言われているやつです。

観光客がたくさん「クルックルックルクル」回ってるもんだから、
もうこの牡牛の股間は大変なことになってます・・・

あまりにも消耗が激しいので以前一度、市が修理したんだとか。

も、もちろんボクも「クルッ」って回ってきましたよ。


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さすが、オシャレなだけあって、こんなところで社交ダンスまでしちゃうんですね。

人だかりができてましたよ。

・・・って、そりゃないか。 
TVの撮影だったみたいです。



「スカラ座」方面から真っ直ぐ「ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世ガッレリア」の
アーケードを200m位抜けると、そこはにはいきなりミラノの象徴、「ドゥオーモ」が目の前に・・・

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なんて贅沢・・・
見所が次から次へと現れる、これはまさに観光地の宝石箱や~♪

ミラノの「ドゥオーモ」は約500年の月日をかけて建てられた世界最大のゴシック建築です。

フィレンツェの「ドゥオーモ」が景色に溶け込んだ静寂な趣があったのに対し、

こちらは威圧的な重厚感と、研ぎ澄まされた気高さを感じます。

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中に入ると大きなステンドグラスが外光を取り込み幻想的でした。

広さはバチカンの「サン・ピエトロ大聖堂」に次いで2番目だそうです。

今日は日曜日でミサがある日なので入れないと思ってたんですが、午後だったので入れました。

けっこう真っ暗だったのですが、カメラを柵に置き、露出を上げ、タイマーでガンバって撮ってみました。

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その後、高いところが好きなボクはミラノの「ドゥオーモ」にものぼっちゃいました♪

こちらはエレベーターがついていたのですぐにミラノの市街が一望できます。
「ドゥオーモ」の右手側にはすぐ「ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世ガッレリア」の入り口がありますね。

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こちらは「ドゥオーモ広場」です。

晴れた日ならきっともっと素晴らしい景色に巡り合えたんだろうなぁ・・・

でも、もっとひどい雨になってたらのぼれなかったそうで、ギリギリの不幸中の幸いでしたね。

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この「ドゥオーモ」には天に向けて135本の尖塔があり、
それぞれ1つとして同じ表情の無い2245体の彫刻があります。

そして、この一番高い中心の位置に金のマリア像が輝いていて、
昔はこのマリア像より高い位地に建物を建ててはいけないとされたそうです。


つい先日知り合いがココに来たときは改修工事を行っていたせいで、
外観には工事用のネットがかかっていて、見た目は残念だったそうですが、

ボクらはまたもやラッキーで、改修工事が終わりピッカピカで、大理石が淡いピンクに透き通る外観でした。

逆にキレイすぎて新築みたいな感じもしましたが・・・

帰りはエレベーターじゃなくて階段で下りました・・・
っていうかエレベーターを探していたつもりが下りちゃったんですけどね。




さて、いよいよホテルにチェックインする時間が迫ってきました。
ホテルに行けば一応サッカーのチケットが手に入るという約束です。

豪華ディナー組も、サッカー観戦組もそれぞれ出発予定時刻まであと1時間です。

もう豪華ディナーの可能性はありませんが、

ボクらの手に憧れの「セリエA」のサッカー観戦チケットが手に入るか?

それとも、ボクらのパスポートがチケット屋のお兄ちゃんの手に渡るのか?

どちらにしても、それ以外の展開でも、すでにボクにとっては大事件です。

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「ミラノの街を見てきたマリア様、ボクの運命はどちらにかたむいているのでしょうか?」


次回この「イタリア旅行記」は、この旅行最大の展開を記すこととなります。

それでは次回クライマックスまで、チャオチャオ・・・